『でたとこプリンセス』とは?
『でたとこプリンセス』
OVA版『でたとこプリンセス』
今回の記事では、こちらOVA版『でたとこプリンセス』の内容を主に振り返っていきます。
OVA版『でたとこプリンセス』の本編動画・ストーリー
物語の舞台は魔法の国ソーサランドで、主人公はこの国の王女ラビア―――。
ここで生まれ育った者は、15歳の成人の儀を迎えると自分の適正に沿う魔法が使えるようになり、ラビアはあらゆる魔法の効果を無効化させる”魔性消去”という絶大なチカラを持っていました。しかし、精神的には子供のような幼さを残していて、わがままなうえにトラブルメーカー。その魔法を暴発させては周囲を困らせていました。
Vol.1 かわいい娘にはムリヤリ旅させろ
周囲に迷惑をかけてばかりのラビアのことを見かねた王妃サファイヤは、近場の湖で鍛え直そうと、強制的に相手をどこかに瞬間移動させてしまう魔法を発動させます。しかし、サファイヤは湖の名前を間違えてしまい、ラビアは家来共々に遠い地に飛ばされてしまうのでした…
Vol.2 プリンの森の決闘
ラビア一行が魔法の国ソーサランドに帰る道中、プリンの実がみのる森に辿り着きました。プリンはこの地の名産品になっていて現地の住民は森を大切にしていましたが、こんにゃくを愛するこんにゃく村長はこの状況を憂い、両者は対立を繰り返して…
Vol.3 恐怖の健康三兄弟
魔法の国ソーサランドに帰るまでの道中、ラビアたちは健康三兄弟と呼ばれる存在が支配する街に辿り着きました。住民たちは健康三兄弟の魔力によって、自分自身の意思に関係なく筋トレに明け暮れる毎日。そして、街の敷地に踏み込んだラビアたちにも魔力が働き、強制的に筋トレに巻き込まれてしまうのでした…
OVA版『でたとこプリンセス』の魅力とは?
不死身の傭兵と言われコハク、教育係のじい、この二人の家来もことごとくラビアの横暴さに巻き込まれてしまい、あまりに扱いが可哀そうなのも笑えてきますよ。
ラビアたちの旅を影から見守る、ダイヤ国王やサファイヤ王妃といった存在も微笑ましいですね。それぞれ正体を隠していて、
ダイヤ国王は野球選手
サファイヤ王妃は美少女仮面
このような格好をしているのも見逃せないポイント。
ハイ・ファンタジーといった世界観の作品ながら、そういった背景には似つかわしくないコスプレを披露していて、それぞれ『ドカベン』『美少女仮面ポワトリン』をモチーフにしたパロディだと思われます。
こうしたユーモアも、OVA版『でたとこプリンセス』の面白いところです。
ラビアの声を演じているのは…
惣流・アスカ・ラングレー /『新世紀エヴァンゲリオン』
こちらのキャラクターを演じたことでもお馴染みの宮村優子さん。このアスカも我が道を突っ走るわがままタイプといえますよね。そういった部分では両者のキャラクターが重なる部分も大きいと思います。
どちらも、世の中に登場した時期といった観点でもほとんど同じですよね。
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『でたとこプリンセス』
OVA版『でたとこプリンセス』のまとめ
わがまま全開の王女ラビアの暴走ぶりが面白いOVA版『でたとこプリンセス』。
そして、ラビアの周囲を取り巻く登場人物もユニークで個性的なキャラクターばかり。終始、繰り広げられるドタバタ劇は見ていて飽きないし、あまりの扱いの酷さに笑えてしまう場面も少なくありません。
ラビアを演じる声優・宮村優子さんの仕事ぶりも見逃せないポイントです。『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーを思い浮かべてしまい、それぞれキャラクターの印象が重なるのも面白いです。記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になってみてくださいね。