ビバリーヒルズ高校白書 / 青春白書とは

ティーンドラマの伝説!

【ブランドン役】ジェイソン・プリーストリー

ミネアポリスから家族で上流家庭が多く住むビバリーヒルズに引っ越してきた中流家庭の主人公ブランドン・ウォルシュを演じたジェイソン・プリーストリー (Jason Priestley)は、1969年8月28日生まれカナダ出身の俳優です。90年代に社会現象を巻き起こしたビバヒル人気の立役者で、当時その甘いルックスからアイドル的な人気を誇りました。1998年、役の固定イメージがつくことを嫌い主演でありながらシーズン9の序盤に番組を降板。しかしエグゼクティブプロデューサーとしては2000年の番組終了時まで残り、裏方として仲間たちを支えました。

車好きで一時期モータースポーツに没頭。ですが練習中の大事故により、約3ヵ月間の入院生活と過酷なリハビリを経験しました。以降ドライバーは引退し、オーナーとしてチーム運営に参加。リハビリ後には、日本でも放送されたテレビドラマ『トゥルー・コーリング』にレギュラー出演し元気な姿を見せました。また近年は俳優業のみならず、監督としても活躍しており、ビバヒルのスピンオフ『新ビバリーヒルズ青春白書』では第18話の監督を担当しています。
【ブレンダ役】シャナン・ドハーティー

ブランドンの双子の妹ブレンダ・ウォルシュを演じたシャナン・ドハーティー(Shannen Doherty)は、1971年4月12日生まれ、テネシー州メンフィス出身、カリフォルニア州ロサンゼルス育ちの女優です。10歳で芸能界入りし、ドラマ『大草原の小さな家』にジェニー・ワイルダー役で出演。「ビバリーヒルズ」シリーズが大ヒットしたことで一躍全米のスターに!しかし共演者との不仲が噂され、メインキャストでありながら第4シリーズで降板しました。特に人気が高いキャラクターだっただけに、今なお根強いブレンダファンは多い。

その後、ビバヒルの制作会社社長アーロン・スペリングと和解したことでドラマ『チャームド〜魔女3姉妹〜』の主演に抜擢されます。しかし同作品も好評を博し、人気シリーズとなったにもかかわらず、再び共演者との不仲が原因で降板。いつしか"トラブルメーカー"との異名を持つまでに・・。
2015年乳がんであることを告白。2017年に一度は治療を完了するも2020年、再発したことを明かしています。演技力に定評があるシャノンですから、健康な身体を取り戻して、再び女優としてのカムバックを期待したいですね。
【ディラン役】ルーク・ペリー

父親の遺産を相続して大富豪になるも波乱の人生を送るディラン・マッケイを演じたルーク・ペリー(Luke" Perry)は、1966年10月11日生まれ、オハイオ州マンスフィールド出身、フレデリックタウン育ちの俳優です。ビバヒル人気を牽引した1人で、特にブランドン役のジェイソンとは女性人気を二分しました。シーズン6の中盤で降板してからは映画作品を中心に活動を行ない、シーズン9より再び番組へ復帰。ケリー、ディラン、ブレンダの三角関係はいまだに論争が巻き起こるほど人気の高いファン永遠のテーマです!

近年はドラマ『リバーデイル』(Netflix)のフレッド・アンドリュース役でもお馴染みでしたが、2019年2月27日に自宅で重度の脳卒中を発症し、緊急搬送されるも意識が戻らないまま、5日後の3月4日に52歳という若さでこの世を去りました。

遺作となったのはレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)。私生活では元妻との間に1男1女をもうけており、長男ジャックは「ジャングルボーイ」という名のリングネームを持つプロレスラーです。
【ケリー役】ジェニー・ガース

異性にモテモテの美女ケリー・テイラーを演じたジェニー・ガース(Jennie Garth)は、1972年4月3日生まれ、イリノイ州出身、アリゾナ育ちの女優です。15歳の時ミス・ティーン・アリゾナに出場したことがきっかけでスカウトされ芸能界入り。「ビバリーヒルズ」シリーズの大ヒットで一躍全米の人気者となりました。ケリーはブレンダと人気を二分し、恋愛面ではディランとブランドンの狭間で気持ちが揺れるなど、常に視聴者の議論の的となった華やかな役柄でしたね。ビバヒルには全シーズン出演しています。

近年は日本でもNHKで放送されたテレビドラマ『恋するマンハッタン』のバレリー役としても知られています。私生活では、1994年にミュージシャンのダニエル・クラークと結婚するも1996年に離婚。2001年には俳優のピーター・ファシネリと再婚し3人の娘を儲けましたが、2012年再び離婚しました。2015年には現在の夫である俳優のデイヴ・エイブラムスと再々婚しています。
【スティーブ役】アイアン・ジーリング

有名女優を母に持つ明るくひょうきんな好青年スティーブ・サンダースを演じたアイアン・ジーリング(Ian Ziering)は、1964年3月30日生まれ、ニュージャージー州ニューアーク出身、ウエストオレンジ育ちの俳優です。ビバヒルに全シリーズ出演し、番組終了後もテレビや映画を中心に活躍。2006年には短編映画『Man vs. Monday』を監督し、Ft. Lauderdale Film Festivalで観客賞を受賞したほか、同年映画『Stripped Down』でもMonaco Film Festival最優秀主演男優賞を受賞しました。
また2013年に主演したテレビ映画『シャークネード』がカルト的な人気を獲得しシリーズ化。2018年まで全6作品が制作されました。私生活では、1997年に女優やモデルとして活動していたニッキー・シーラーと結婚しましたが、2002年に離婚。現在は再婚し、2人の子供がいます。
【アンドレア役】ガブリエル・カーテリス
同級生でブランドンの新聞部の同僚アンドレア・ザッカーマンを演じたガブリエル・カーテリス(Gabrielle Carteris)は、1961年1月2日生まれ、アリゾナ州スコッツデール出身、サンフランシスコ育ちの女優です。アンドレアが大学在学中に妊娠し、学生結婚後ビバリーヒルズを離れるというストーリー展開からレギュラー出演は『ビバリーヒルズ青春白書』のシーズン5が最後でした。しかしその後も不定期ではありますが、何度か番組に登場し、視聴者をホッとさせました。
私生活では、1992年に株式仲介人と結婚し2人の娘がいます。ビバヒル卒業後もコンスタントに女優業を続けており、2016年からは映画俳優組合(SAG)の会長も務めている模様です。
【ドナ役】トリ・スペリング

厳格なカトリックの家庭で育ち、結婚まで処女を守ることを固く心に誓っているドナ・マーティンを演じたトリ・スペリング(Tori Spelling)は、1973年5月16日生まれロサンゼルス出身の女優です。父親は『刑事スタスキー&ハッチ』や『チャーリーズ・エンジェル』『探偵ハート&ハート』など多数のヒット作を世に送りだした70年~80年代を代表する名プロデューサーで、制作会社「スペリング・テレビジョン」の代表でもあったアーロン・スペリング。
「ビバリーヒルズ」シリーズも父アーロンの制作会社が手掛けた作品でした。ビバヒルには全シリーズ出演し、番組終了後は主な活動の場を自主制作系の映画へと移行しています。私生活では、1度離婚を経験した後、俳優のディーン・マクダーモットと2006年に再婚。2人の間には現在5人の子供がいます。ビバヒルでも親友を演じたケリー役のジェニーとは実生活でも大親友!
【デビッド役】ブライアン・オースティン・グリーン

ブランドンたちよりも1学年下の弟分的な存在で、飛び級しみんなと一緒に卒業したDJ志望のデビッド・シルバーを演じたブライアン・オースティン・グリーン(Brian Austin Green)は、1973年7月15日生まれカリフォルニア州ロサンゼルス市ヴァン・ナイズ地区出身の俳優です。子役出身で元々はミュージシャン志望でしたが、同役で大ブレイク!ビバヒルに全シリーズ出演し、番組終了後は主にテレビドラマを中心に活動しています。『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』では重要な役どころを演じました。
私生活では、一時期ビバヒル共演者のティファニー=アンバー・ティッセンと付き合っていましたが半年ほどで別れ、またかつてのビバヒル共演者ヴァネッサ・マーシルとの間には子供を1人儲けるも結婚には至らず。2010年には女優のミーガン・フォックスと結婚し、3人の子供を儲けましたが2019年末、約10年の結婚生活にピリオドを打ちました。