愛されなかった結末
のちにメアリーは弱いものをイジメては快楽に感じる異常ぶりを逮捕後に語っています。また子供らしい一面として逮捕されたときに女性警察官に「ママは私を嫌っているの」といい、女性警察官が「そんなことないわよ」というと寂しそうに「じゃどうして私を置いて行っちゃうの?」と言っていたそうです。
やはり、親からの愛情が欲しかったんですね。生まれたときからサイコパスだったわけじゃないということです。幼児期の愛情がどれだけ人間形成に大事か....。
多くのサイコパス、シリアルキラーはその生い立ちに大きな問題があり、大きく影響されています。メアリーもまさにその一人だったということです。
メアリー・ベルの裁判~判決
裁判が始まると最初の殺人では当初、殺人の証拠がなく事故死とされていたことでメアリーとノーマは相手に罪のなすり合いをし無実を主張します。
供述を変え裁判を混乱させます。またメアリーの母親も裁判中に大声を上げるなどヒステリック状態になり裁判を妨害してしまいます。裁かれているのが11歳の少女...それだけでも異常な光景ですが、それ以上にメアリーを取り巻くものすべてが異常な状態だったとも言えるでしょう。
裁判の結果はノーマは”無罪”、保護観察処分、メアリーは2人の殺人の罪で有罪になりました。精神科医が「11歳とは思えないほど、彼女は賢いが危険である」と話しています・
メアリーは収容施設で精神治療を受けという形での懲役刑が科されます。
収監~脱獄
収容されていた期間は10年余りで1980年に釈放されます。
が、1977年にメアリーはもう一人の囚人と脱獄したことがあります。3日後には再び逮捕され収監されるのですが、のちにメアリーの妊娠が判明します。
脱獄をして、その後の生活を考えてもしかすると、母親の様に体を売り、お金を得ていたのかもしれません。その時メアリーは20歳になったころです。メアリーは獄中で娘を出産します。
その後、1980年5月14日にメアリーは釈放され、すでに22歳になっていました。
メアリーベルのその後
メアリー・ベルは自伝「魂の叫び」を出版します。
この本の中では、自分の生い立ちについて母親に愛されず、虐待され育ったことなど記されていると言います。
メアリーは2021年で64歳になっています。現在もイギリスで暮らし、孫もいるということですが、彼女が幼い頃に母親から受けた様々なことは現在でも解離性離脱障害などの精神疾患として残り、悩まされている様です。
それだけ彼女の生い立ちや受けた悪い影響は大きかった、重かったということです。
まとめ
メアリーが11歳の誕生日を迎える前日、1968年5月25日に起こった殺人という最悪の行為はメアリーがこの世に生まれたその瞬間からそうなるべきして起こったことだったかもしれません。
第二のメアリー・ベルをこの世に生まれないことを願うだけです。
