アルバート・フィッシュの家系は代々精神疾患患者が多いということです。母は幻覚症状があり、兄弟は12人いるが精神疾患があったようです。父も躁うつ病だったということです。
父の死で5歳で孤児院へ
アルバート・フィッシュ5歳の時、父が80歳で亡くなり、孤児院で過ごすことになります。この孤児院では指導という名のもと、”鞭”が使われていました。
この”鞭”による指導がその後のアルバート・フィッシュに性癖として快感をもたらすことになります。この鞭の指導が彼のサドマゾの嗜好を植え付けてしまったもしくはその様な環境で育ててしまったということの様です。
この孤児院が具体的な性癖のきっかけになったということでしょうか。確かに尻を出して鞭で打たれている間、性的興奮を感じていたようです。
アルバート・フィッシュ自身がこの頃のことを『自分だけは鞭打ちを楽しみにしていた』と話しています。
性癖の目覚め
アルバート・フィッシュが孤児院から退院し、また母のもとで暮らすようになります。そしてアルバート・フィッシュ12歳の時に同世代という郵便局配達の少年と同性愛関係になります。
この時に飲尿、そして排泄物を食べるなどの行為を覚え、好む様になったようです。
孤児院時代に鞭で叩かれて苦しんでいる様子を見るのが好きだったり、また20歳前後の年齢の時に多くの少年をレイプしていたと話しています。
このことから彼の性癖をまとめると、アルバート・フィッシュの中にサディズムとマゾヒズムの両方が存在し、小児性愛障害、糞尿性愛の傾向にあり、その究極が人肉を食す行為に繋がっていると思われます。
ちなみに、アルバート・フィッシュは28歳の時に結婚して6人の子供がります。父親としてのアルバート・フィッシュは子供たちに虐待などすることはなかったようです。
が、時々、釘がたくさん飛び出ている板で尻を叩くように頼んだことがあったと子供たちの証言があります。
のちに離婚していますが、離婚後もたびたび父のもとに遊びに来る子供たちに対してもその様に頼んだこともあったということです。
自分の性癖を家族に隠してはいなかったということでしょうか。
アルバート・フィッシュが多くの殺人事件で起訴され裁判になりますが、アルバート・フィッシュの犯行の異常さから精神異常が争点となりました。
アルバート・フィッシュの最期
アルバート・フィッシュもモデルの一人「羊たちの沈黙」
まとめ
異常な性癖が起こした事件だったのか、精神異常者だから起こした事件だったのか、いつの時代にも起こりうる事件なのか、これまでに調べたシリアルキラーの中でも史上最悪な事件でした。
