アルバート・フィッシュが起こした殺人事件
事件が起こったのはアメリカ、1910年~1934年で被害者は400人を超えていると言われています。
アルバート・フィッシュは殺人事件を起こす前には自分好みの男児を強姦した罪で何度か逮捕をされ1903年には重窃盗罪で1年半服役してました。アルバート・フィッシュの連続殺人はその後から始まっています。
アルバート・フィッシュが起こした殺人事件は誘拐、拷問、強姦、殺人、尿、血、排せつ物さえ食し、究極は遺体を食べるという行為をしています。猟奇的殺人事件はアルバート・フィッシュの生い立ちや性癖からくるものではないかと言われています。
| 被害者(年齢) | 発生日 | 事件内容 |
|---|---|---|
| トーマス・ケッデン♂(19歳) | 1910年 | トーマスを小屋に連れこみ、2週間かけて拷問し最後は体を縛り付け、男性器を切り落とされた状態で発見。 |
| フランシス・マクドネル♂(8歳) | 1924年 | 行方不明になった時点で「グレーの髭の人物」の目撃あり。少年はサスペンダで絞殺され、暴行の後があり、木に吊るされた状態で発見される。 |
| ビリー・ガフニー♂(4歳) | 1927年 | 拉致、監禁し、すぐには殺さず、強姦、拷問を繰り返す。鞭で血が流れるほど尻を叩き、鼻を耳はそぎ落とされ、眼球はくりぬかれ、口は裂かれていた。最後に遺体をパーツごとに解体し、遺体は持ち去られている。 |
| グレース・パッド♀(10歳) | 1928年 | 家族と親しくなり、連れ出し、裸にし、絞殺しバラバラにした。 |
アルバート・フィッシュ逮捕後の供述
・19歳 トーマス・ケッデン「拷問に苦しむ顔が見たかった」ので殺害した。
・8歳 フランシス・マクドネル「犯行当時、男性器を切り落とそうとしたが人が来たので逃げた」
・4歳 ビリー・ガフニー「死んでから体から流れる血を飲んだ」
「解体した遺体はお気に入り部位は持ち帰り、それ以外は袋に詰めて湖に捨てた」
「お気に入りの部位は4日間かけて調理して食した。
「少年の肉はローストターキーの肉などよりもはるかにうまかった」と話しています。
・10歳 グレース・バッドについては当初の標的は兄のエドワードだったようです。
食べられた 少女 グレース・バッド殺害の経緯
あるきっかけでアルバート・フィッシュは偽名を使いグレースの家族と親しくなります。当初、殺害の目標は家族と知り合うきっかけだったグレースの兄のエドワードでしたが、途中から標的をグレースに変更しています。
家族とすっかり親しくなったアルバート・フィッシュはある日、家族の了承を得てグレースを連れ出すことに成功しています。そして空き家へ連れ込み絞殺してしまいます。
グレースの遺体はビリーの時と同じようにアルバート・フィッシュによってバラバラにされ、その肉”を持ち帰り、調理さし、9日間にわたり食されたと言ことです。
その間、アルバート・フィッシュは性的興奮状態にあったということです。
そしてアルバート・フィッシュはこれだけでは飽き足らず、その後も異常行動を起こすことににありますがこれが逮捕の決め手にもなりました。
被害者家族に送った想像を絶する手紙の内容
送り主の名前も何もないものでしたが、この手紙の主がグレースを殺害したことに間違いないとグレーズの母は確信します。グレーズの母がピンと来たのは手紙の中に記されていた犯人と家族しか知らない「カッテージチーズ」だったということです。
手紙の送り主がカッテージチーズとイチゴを持ってグレースの家に来たことを日付も記載し、書かれていました。その主が当時偽名を使っていましたが、アルバート・フィッシュだとすぐ特定できてしまったわけです。
そしてグレース誘拐、殺害の捜査で警察も動きます。手紙に使っていた刻印に示されていたNYPCBA(ニューヨーク個人運転手組合)からアルバート・フィッシュにたどり着き逮捕となります。
事件の背景にある生い立ちと性癖
写真を見る限り一見、品格のある紳士的な雰囲気で身なりもとてもきちっとしているアルバート・フィッシュが人の肉を食べて性的興奮を得るというその異常な性癖の持ち主だと誰が思うでしょうか。
残虐極まりない鬼畜を生み出したか?その背景にはアルバート・フィッシュの生い立ちからも影響されているのではないかと注目されました。
精神疾患患者の家系に生まれる
アルバート・フィッシュの家系は代々精神疾患患者が多いということです。母は幻覚症状があり、兄弟は12人いるが精神疾患があったようです。父も躁うつ病だったということです。
父の死で5歳で孤児院へ
アルバート・フィッシュ5歳の時、父が80歳で亡くなり、孤児院で過ごすことになります。この孤児院では指導という名のもと、”鞭”が使われていました。
この”鞭”による指導がその後のアルバート・フィッシュに性癖として快感をもたらすことになります。この鞭の指導が彼のサドマゾの嗜好を植え付けてしまったもしくはその様な環境で育ててしまったということの様です。
この孤児院が具体的な性癖のきっかけになったということでしょうか。確かに尻を出して鞭で打たれている間、性的興奮を感じていたようです。
アルバート・フィッシュ自身がこの頃のことを『自分だけは鞭打ちを楽しみにしていた』と話しています。
性癖の目覚め
アルバート・フィッシュが孤児院から退院し、また母のもとで暮らすようになります。そしてアルバート・フィッシュ12歳の時に同世代という郵便局配達の少年と同性愛関係になります。
この時に飲尿、そして排泄物を食べるなどの行為を覚え、好む様になったようです。
孤児院時代に鞭で叩かれて苦しんでいる様子を見るのが好きだったり、また20歳前後の年齢の時に多くの少年をレイプしていたと話しています。
このことから彼の性癖をまとめると、アルバート・フィッシュの中にサディズムとマゾヒズムの両方が存在し、小児性愛障害、糞尿性愛の傾向にあり、その究極が人肉を食す行為に繋がっていると思われます。
ちなみに、アルバート・フィッシュは28歳の時に結婚して6人の子供がります。父親としてのアルバート・フィッシュは子供たちに虐待などすることはなかったようです。
が、時々、釘がたくさん飛び出ている板で尻を叩くように頼んだことがあったと子供たちの証言があります。
のちに離婚していますが、離婚後もたびたび父のもとに遊びに来る子供たちに対してもその様に頼んだこともあったということです。
自分の性癖を家族に隠してはいなかったということでしょうか。
アルバート・フィッシュが多くの殺人事件で起訴され裁判になりますが、アルバート・フィッシュの犯行の異常さから精神異常が争点となりました。
アルバート・フィッシュの最期
アルバート・フィッシュもモデルの一人「羊たちの沈黙」
まとめ
異常な性癖が起こした事件だったのか、精神異常者だから起こした事件だったのか、いつの時代にも起こりうる事件なのか、これまでに調べたシリアルキラーの中でも史上最悪な事件でした。
