シリアルキラー!ヘンリー・リー・ルーカスを虐待し続けた母親との関係が驚愕で最悪の真相

シリアルキラー!ヘンリー・リー・ルーカスを虐待し続けた母親との関係が驚愕で最悪の真相

アメリカを震撼させたシリアルキラーの一人のヘンリー・リー・ルーカスが犯行に及んだとされる期間は1960年~1983年。長きにわたり繰り返された殺人。この殺人鬼が生まれた背景に毒親の存在がありました。ここではシリアルキラー、ヘンリー・リー・ルーカスと母親・ヴィオラとの関係に注目しまとめていきます。


ヘンリー・リー・ルーカスとは?

ヘンリー・リー・ルーカスは、映画『羊たちの沈黙』『ハンニバル』の
レクター博士のモデルとなったと言われているシリアルキラーの一人です。

映画の中のレクター博士は「人食いで極めて冷酷な殺人鬼」と言われていますが
ヘンリー・リー・ルーカスは「虚偽の自白の常習犯」「病的な虚言癖の持ち主」と言われていました。

生い立ち

ヘンリー・リー・ルーカスは1936年8月23日、11人兄弟の末子としてバージニア州ブラックスバーグで生まれます。ヘンリーの母親は女の子が欲しかったが生まれてきたヘンリーが男の子だったために絶望したようです。

ヘンリーは10歳の時に兄弟ケンカで左目を失明しています。
ヘンリーは”普通ではない両親”の元に生まれています。この家庭環境がのちにシリアルキラー・ヘンリー・リー・ルーカスの原点になっているのは間違いないと思われます。

父親 母親
アンダーソン ヴィオラ
元鉄道員 12歳の頃から売春婦
マゾヒスト ネグレクト家事放棄、DV
アルコール中毒 アルコール中毒

父親のアンダーソンは酔っ払って線路に落ちた際に列車に轢かれ両足切断し「ノーレッグス」呼ばれていたそうです。

ヴィオラはヘンリーが男の子として生まれてきたことで絶望したということですが、その理由はもし女の子だったら売春婦として働かせるつもりだったというので普通の親ではないことがこれだけでもわかります。



http://gandalfnet.com/2019/03/28/post-12855/

ヘンリー・リー・ルーカス母親との関係

 驚愕の虐待エピソード①

母のヴィオラは時に客や自分のボーイフレンドを家に呼んでは自分たちの”行為”を家族に見せていたこともあったということです。時にヴィオラは客から特別に金をとって幼いヘンリーに女装させてそんなヘンリーの目の前で”行為"に及ぶこともあったようです。

 驚愕の虐待エピソード②

母のヴィオラはヘンリーに女装させ学校に行かせていたこともあり、学校から苦情が来ても言うことを聞かず結局、裁判所から「女装禁止令」が出されたと言います。この女装に関しては、ヘンリに男女、どちらの客も“とれるよう”そうしていたようです。

女装したヘンリーを「ヘンリエッタ」と呼び、バカにしていたところ、ある時ヘンリーが口答えをします。すると、母のヴィオラはヘンリーの頭の皮がめくれて骨が見えるほど殴ったとか...。

そして当然ながら病院には連れて行こうとしません。その時、ヴィオラのボーイフレンドが警察を恐れて病院に連れて行きます。ヘンリーはその時、昏睡状態で丸一日、意識を失っていたということです。もはや、動物以下の扱いという状況です。

驚愕の虐待エピソード③

究極はラバが欲しいというヘンリーに飼ってくれたことがあったとか、優しい一面もあったのかと思いきや.....。ヘンリーは友達の様にラバと仲良くなり大切にしていたところ、母のヴィオラはヘンリーの目の前でラバを銃で撃ち殺してしまいます。

最初からその様にするためにラバを買い与えていたという心底いかれた母親でした。


どんなふうに虐待されて育てられてきたかでもわかる様にヘンリーは”普通”の一般的な家庭も知らず、何が正しいのかも知る余地のない劣悪な家庭環境にいました。

ヘンリーはのちに子供の頃の記憶を聞かれ「投げつけられる」「殴られる」「女の子の恰好をさせられた」「母親と見知らぬ男との”行為”を眺めていた」そんな記憶しかないと話していたようです。

母親の残虐行為

ヘンリーが昔の記憶をたどるときに真っ先に出てくるシーンがあると言います。それは母親・ヴィオラが客の足をピストルで打ち抜き、母親は笑い声を上げその様子はもはや狂気の沙汰か地獄絵図か!?という状況..。そしてその客は血を流した足を引きずり、ヘンリーの首をしめてきたと言います。もうどんな状況か現実にあった話なのかもわからなくなりそうです。

また夫のアンダーソンに対しても極寒の日、車いすに乗ったままのアンダーソンを外に引きずり出し放置したと言います。そしてアンダーソンは肺炎になり亡くなったということです。

どちらにしてもこのよう家庭環境でそんな親の元に生まれたヘンリーが人としてまともに成長していくとは思えません。

ヘンリー・リー・ルーカスの人間性と犯罪行脚

ヘンリーは初めて愛した女性「ステラ」との将来に向けて、初めてまっとうな人生を歩もうとしたことがあります。が!この時、母・ヴィオラがやってきて「お前は死ぬまで私の奴隷なんだよ!」とののしられ絶望させられます。

ヴィオラは何度もヘンリーを連れ戻そうとヘンリーの元に来ていたようです。この時、ヘンリーの恋人・ステラもヴィオラに罵倒され侮辱されることになります。そしてこの家族との関わりは自分には無理だと、ステラはヘンリーの元を去ってしまいます。

これまでもヴィオラに「悪魔から生まれた生き物だ」「お前も悪魔なんだ。腐ったろくでなしとして生きろ」などと罵られてきた人生だった。

従うしかなかった自分の人生に又屈してしまうのか...。しかしある時、ヴィオラがほうきでヘンリーの頭を殴りつけると、気づいたらヘンリーはナイフでヴィオラの首を切り裂いてしまいます。

二度目の殺人は自分の母親でした。

相棒との出会いで殺人行脚スタート

そしてお互いが自分の殺人について自慢し合うような仲になっていき、その後の殺人行脚になっていったということです。
オーティスと知り合い、姪のベッキーと恋仲になったヘンリー。一時的に仕事にも就き、安定した時期を過ごしますが、最終的にベッキーも殺害しています。

ヘンリーは1983年6月銃火器違法所持の容疑で逮捕されその後に殺人の自白をしていきます。そしてヘンリーの最期は2001年3月12日獄中で心不全のため亡くなっているということです。



ヘンリー・リー・ルーカス実話が映画に

余談ですが『ヘンリー』の監督:ジョン・マクノートン氏は1993年の映画でロバート・デニーロ『恋に落ちたら…』の監督も務めています。

まとめ

シリアルキラー・ヘンリー・リールーカスの生まれた環境と残虐な母親の元での生活が彼の人生を決めてしまったというべき事件に他ならない....そんな感想を持ちました。やはりこの世の中で一番怖いものは「人」「人間」なのか、それでも一番愛し愛されるのも「人」ではないかと思いました。

関連するキーワード


アメリカ 事件 1983年

関連する投稿


“竹やぶの大金”を思い出す!群馬県前橋市のごみ集積所で現金約600万円が発見される!!

“竹やぶの大金”を思い出す!群馬県前橋市のごみ集積所で現金約600万円が発見される!!

7月8日、群馬県前橋市の住宅街にあるごみ集積所で約600万円の現金が見つかったことが公表され、SNSなどで大きな話題となっています。


あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

80〜90年代に流行した「ポロ・ラルフローレン」が再び人気を集めている。ラルフ ローレンは、あの頃を思い出す、ニューヨークをテーマにした映像を発表した。また、ニューヨーク・ヤンキースとのコラボレーションによるジャケットやミドルエッジ世代が着こなせるアイテムやコーディネートなども紹介していく。


【1983年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1983年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

洋楽の邦題というと、最近は原題をそのままカタカナにすることがほとんどですが、1980年代は日本語を使って新たな邦題を作るのが一種の慣例でした。中には、原題と違いすぎて不可解なものもあり、アーティストから苦情があったことも!? 今回は、約40年前の1983年の洋楽の中から、原題と異なる邦題7選をご紹介します。


「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

2000年代にブレイクした軍隊式ワークアウト「ビリーズ・ブートキャンプ」の隊長ビリー・ブランクスは、実は軍隊の隊長ではなく、空手のチャンピオンだった。彼の子供の頃からの障害や70~90年代の空手家としての活躍。ブランクスの結婚と離婚、日本人女性との再婚について触れていく。そして、現在68歳のビリー・ブランクスの活動や画像を紹介。


「世界の何だコレ!?ミステリー」6月12日放送分は『豊田商事・巨額詐欺事件』特集!!

「世界の何だコレ!?ミステリー」6月12日放送分は『豊田商事・巨額詐欺事件』特集!!

フジテレビ系列で放送中の「世界の何だコレ!?ミステリー」6月12日19:00~放送分にて、『世界の何だコレ!?ミステリーSP【豊田商事・巨額詐欺事件/世界の仰天ナゾ映像】』と題し、1985年に発生した巨額詐欺「豊田商事事件」が特集されることが明らかとなりました。


最新の投稿


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


吉田沙保里  強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

吉田沙保里 強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

公式戦333勝15敗。その中には206連勝を含み、勝率95%。 世界選手権13回優勝、オリンピック金メダル3コ(3連覇)+銀メダル1コ、ギネス世界記録認定、国民栄誉賞、強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子。


消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

昭和から平成にかけて、全国各地で親しまれていた回転寿司チェーンの数々。家族の外食、旅先の楽しみ、地元の定番──いつしか姿を消したあの寿司屋は、なぜ消え、どこへ行ったのか。本記事では、現在は閉店・消滅した地域密着型の回転寿司チェーンを、当時の特徴やSNSの証言とともに記録として振り返る。


【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

昭和の歌謡曲には、現代ではお蔵入りしてもおかしくないほど、ありえないシチュエーションを描いた詞が数多くあります。その中には、残酷な人物像や露骨な情景描写もあり、思わず笑ってしまうような歌詞もありました。今回は、筆者の独断と偏見で、歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲を5曲ご紹介します。