伝説的ロックバンドBOØWYがヴィジュアル系へ与えた影響・系譜を辿る!! Part3

伝説的ロックバンドBOØWYがヴィジュアル系へ与えた影響・系譜を辿る!! Part3

伝説的ロックバンドであるBOØWY。 彼らがロックの関係性をネクストステージに導き、ビートロックと呼ばれる海外にはない日本オリジナルの スタイルを確立し、その影響力は音楽業界へと轟きました。 それは例にもれずヴィジュアル系にも絶大的な影響をもたらしていきました。 そして、ビートロックの血筋を引き継いで音楽シーンをにぎわせていったのです。 今回は、ビートロックとヴィジュアル系の王道と系譜について語っていきたいと思います!


ヴィジュアル系の王道とはBOØWYの方法論を下地にしたもの!!

ヴィジュアル系の王道曲という言葉が使われる事がありますよね。
それでは、その王道はどこから来て誰が作ったものなでしょうか?
90年代ヴィジュアル系の始まりの年である1990年。
この年にリリースされた、BUCK-TICK「悪の華」・D'ERLANGER「BASILISK」・
ZI:KILL「CLOSE DANCE」が王道と呼ばれるスタイルを作り上げたと言われています。

これは後続バンドを見れば明白ですよね。
そして、この3作に共通する要素がビートロックからの影響。
これらを踏まえるとヴィジュアル系の王道とは、BOØWYの方法論を下地にしたものだと
言えるのではないでしょうか。

その後、ヴィジュアル系の王道を完成形に導き、雛形を作ったと言われているLUNA SEAも、
BUCK-TICK、D'ERLANGER、ZI:KILLから影響を受けています。
そしてビートロックの血筋を引き継いでいるのは疑いようのない事実なのです。

1994年にリリースされた代表曲「ROSIER」は、独創的なバンドアンサンブルで
"デカダンビートロック"を昇華し、新しい王道を提示した楽曲だったと言えます。
未聴の方はぜひとも、BOØWYサウンドとヴィジュアル系王道曲と呼ばれる楽曲を実際に
聴き比べてみて欲しいです。
きっと、点と点が線で繋がるはずですよ!

また蛇足ではありますが、「ROSIER」のMVでRYUICHIが見せたヴィジュアルが
氷室チックだったのは意識したものではないのかと考えずにはいられません。

1995年に1stアルバム「終末の情景」をリリースした”D≒SIRE”!!

1995年、D≒SIREの1stアルバム「終末の情景」がインディーズレーベルから
リリースされました。
ZI:KILL、D'ERLANGER、LUNA SEAらが築き上げた様式美を突き詰めたようなサウンドと、
バンドの根幹から匂い立つビートロックへの敬意。
語りを取り入れたナルシシズムたっぷりの内省的なヴォーカル、徹底的に作り込まれた
コンセプチュアルな世界観は、初期の黒夢などの名古屋系バンドに通ずるものがあります。
既存のフォーマットを踏襲しながらも、全く新しい"デカダンビートロック"へ到達した
90年代ヴィジュアル系を代表する名盤のひとつと言えます。
10人のヴィジュアル系信奉者に「90年代ヴィジュアル系の名盤30選をあげて欲しい」と
尋ねたならば、おそらく全員がD≒SIRE「終末の情景」をあげるといっても過言ではありません!

ビート系ファンにとってのオールスターバンド”CRAZE”!!

1995年にビート系ファンにとって、オールスターバンドと言っても過言ではないバンドが
メジャーデビューを果たしました。
ex.D'ERLANGER、ex.BODYの瀧川一郎と菊地哲、ex.ZI:KILLの飯田成一、ex.JUSTY-NASTYの
藤崎賢一からなるCRAZEです。
期待通りの骨太でゴリゴリのビートロックを轟かせ、デビューシングル「NAKED BLUE」は
オリコンチャート10位を記録しました。
アイドル化するロックバンド、商業主義の音楽業界に対し中指を突き立て、ライブでは機材を
破壊するなど激しいパフォーマンスを行い、ファンもそれに応えるようにホールクラスの会場で
ありながら最前へ押し寄せ、古き良き時代を彷彿とさせる暴動のようなステージを展開した
キング・オブ・ライブバンド!

"走り屋ミュージシャン"と呼ばれるメンバーが、愛車で乗り付ける会場入りもキッズ達を
熱狂させました。
時代と逆行するような泥臭く熱いビートロックを基盤に、パンク、ハードコア、メロコアや
グランジなどの要素を取り入れ、徐々にストリート寄りの色合いを強めていきました。
1997年には、ヴォーカルの藤崎賢一が脱退。
その後、緒方豊和、鈴木慎一郎とヴォーカルがチェンジ。
2000年に盟友ex.ZI:KILLの板谷祐が加入。
2006年SHIBUYA-AXでの公演をもって解散しました。

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