結婚生活6年目の専業主婦みずほを演じるのは薬師丸ひろ子
みずほと夫の泰之(杉本哲太)の間には子どもがいないため、同居の姑(江波杏子)からは、孫の顔が早く見たいような嫌味を言われ続けている。しかし、夫はかばってくれる訳ではなく、気にしている様子もない。泰之、実は浮気をしていて、みずほにはもう恋愛感情はなく、女性としての興味がなくなっていたからだ。そんな家の中で、嫁としても妻としてもみずほはいつも肩身が狭く、つらい思いをして生活していた。
お互い惹かれ合ってはいけない相手だと知りながらも…。
あの日から仲良くなったみずほと光は、公園で何気ない会話を楽しみつつ、気兼ねなく話し合える友達としての関係を続けていた。しかし、平凡な毎日を送っていたみずほの生活の中に、光が現れたことで、少しづつ心境の変化があらわれはじめる。
光が有名な作曲家であり指揮者であり、みずほとは全く違う立場だと分かってからも、みずほは光への気持ちを抑えきれずにいた。そして光もみずほへの想いに気付き…。
心を通わせ始めた二人は、次第に惹かあっていく。
中1でデビューし2022年に歌手活動40周年を迎えた
芸能界デビューは、中学校1年生の時に受けた角川映画「野性の証明」のオーディションで優勝し、高倉健と共演という華々しいスタートをきった。
その後、相米慎二の監督「翔んだカップル」で初主演を務め、翌年の主演作「セーラー服と機関銃」と立て続けに出演した映画が大ヒットとなる。
本人が歌う、映画の主題歌「セーラー服と機関銃」も大ヒットソングとなった。
2022年にはデビュー40周年を記念して全国ライブツアーを行い、大ヒットナンバーの「セーラー服と機関銃」や「探偵物語」などを披露した。
さわやかな好青年の天才ピアニスト光を内野聖陽が演じる
ヨーロッパで耳を治した光は、奇跡的に手術が成功する。やがて、復帰公演が出来るまでに回復を遂げた。それを偶然知ったみずほは、光に会うことに戸惑いながらも「行こう」と決めて向かう途中、お腹の痛みで倒れてしまう。
第20回日本アカデミー賞で優秀新人賞を受賞
結婚を機に家事や子育てに専念している大石恵
2000年のクリスマスに ロックバンドL'Arc〜en〜Cielのボーカリストhydeさんと結婚。その後、家庭優先の生活を送っているようで、芸能界から引退したとも思われている。しかし、現在もセント・フォースに所属はしているので、子育てがひと段落したら再び表舞台で活躍するかもしれない。
光の婚約者である志織を演じるのは、大石恵。光が詩織に対して恋愛感情を抱いていなくとも、2人が婚約するに至ったのは幼少期の関係に訳がある。
子どもの頃に両親を亡くした光。その光の父親の親友だった志織の父親が、孤児になってしまった光の後見人となって大切に育ててくれた。
家族のように育った志織は光にとって、婚約者と言うよりも大切な妹のような存在だった。