翔~カケラ~裸 (1999) - Laputa
Laputaが、99年に発表したメジャー4thアルバムです。
1曲目のオルタナな「Sadness」を聴いてもらえればわかる通り、名古屋系特有の
ダークさやハードさは希薄となっています。
その代わりにメロディーの素晴らしさが、際立っており全体的にポップな印象が
押し出されています。
デジタル要素も露わになり、その後の布石となる作品です。
シングルにてリリースされた名曲「Virgin cry」「Chimes」「Breath」「Feelin' the sky」を
含む全10曲となっています。
LUNA SEA(1991) - LUNA SEA
LUNA SEAが91年に発表した1stアルバムです。
ニューウェイヴとハードコアパンクをクロスオーバーさせたサウンドで、フォロワーを
大量に産み落とし、新たな王道を創り出した革命的な名盤。
DEAD END・BUCK-TICK・D'ERLANGER・ZI:KILLといった先人たちの遺伝子を感じさせながらも
LUNA SEAにしか成し得ない揺るぎないオリジナリティーをパッケージした全10曲となってます。
音質やテクニックを凌駕する初期衝動に震えてしまいます!
日本を代表するロックバンドLUNA SEAの原点であり、ヴィジュアル系の原点を知る上でも押さえて
おきたい一枚です。
ファンからは、
「音質が良くないなどの意見もあるアルバムですが、荒削りさがより良さを引き立ててる気がする」
「どの曲も20歳そこそこの若者が作り上げた音楽とは思えないほどのクオリティー」
といったように、ヴィジュアル系を語る上では欠かすことのできない名盤となっています!
mind soap (1999) - Raphael
Raphaelが、99年に発表したメジャー1stアルバムです。
X JAPAN meets MALICE MIZERな耽美派ヴィジュアル系メタルの元祖である彼ら。
当時メンバー全員が十代という若さで、製作された作品で所々に"青さ"は感じられるのですが、
その"青さ"こそが彼らの魅力ではないでしょうか。
モラトリアムという一言では片付ける事ができない心が洗われるようなピュアな詩世界は、大人に
なった今聴いても訴えかけてくるものがありますよね。
YUKIの独特な歌唱法や華月の天才的ソングライティングセンスも本当に素晴らしです!
整形した事を開け広げに話したりする飾らぬ少年らしいキャラクターも魅力ですよね。
若き衝動と計り知れぬポテンシャルを感じさせる名作です!
ファンからは、
「暑苦しいメタルの印象を覆した繊細且つ美しいメロスピ」
「楽曲の凄さを思い知ったアルバム どんな曲調でも奏でられる素晴らしいバンドでした」
「華月さんが遺してくれた沢山の曲は今でも私の青春です!」
「19年という生涯で華月が遺したメジャーでの集大成!」
「 癒しの天使を全うしたのような心洗われる珠玉のコンセプトアルバム!」
といったように、彼らの登場いより衝撃を受けたという方も多いようですね!
STYLE (1996) - LUNA SEA
LUNA SEAが96年に発表した5thアルバムです。
出世作かつ超傑作となった前作に対するプレッシャーをはねのけるように、創造的破壊が行われた
本当の意味でオルタナティブでロックな作品となっています。
自分たちで作りあげた王道を破壊し、新たに創造するという意思は前作までの路線を覆した
ジャケットアートなど節々に感じられますよね!
デカダン要素は限りなく薄まり、ロックバンド然としたソリッドかつヘヴィな作風です。
ヒットシングル「DESIRE」「END OF SORROW」「IN SILENCE」を含む全11曲となっています。
ファンからは、
「バンドの最高傑作はMOTHERだけど90年代V系の最高傑作はSTYLEだと思っています」
「一曲のクオリティーがエグすぎる」
「音楽界の頂点にもたったLUNA SEAの最強アルバム」
といったように、LUNA SEAを語る上では欠かせない最強のアルバムであることが分かりますね!
絵〜エマダラ〜斑 (1997) - Laputa
Laputaが97年に発表したメジャー2ndアルバムです。
決してやり過ぎずシックさを保ったダークな世界観、akiのこぶしを効かせまくるヴォーカル、
HR/HM然としながらムサ苦しさ皆無の麗しすぎるKouichi先生のギター、音楽性の幅は広げながらも
失われることのない名古屋系プライドが凝縮されています。
これを名盤と呼ばずして何と呼ぶのか!?
ダークかつヘヴィなイントロが凶悪過ぎる「ALKALOID」、名曲として語り継がれる王道全開の
「MONOCHROME」、シングルリリースされた名曲「EVE」を含む全11曲となっています。
ファンからは、
「艶のあるVo.もギターの泣きっぷりも全てが完璧」
「Koichi先生のギタープレイが冴えまくった傑作」
「リフが変態的にメロディアスかつトリッキー こんなリフかけるギタリストは他にいないと思う!」
「 ギタリストは、必聴レベル!」
といったように、他にはない艶のあるVoとギターは必聴レベルの名盤です!
Puppet Show (1998) - Plastic Tree
Plastic Treeが、98年に発表したメジャー2ndアルバムです。
UKロックとUSオルタナが交錯したような洋楽志向のサウンドに、文学的かつ少女趣味的で
メルヘンな世界観が合わさった文系ヴィジュアルロックの名盤となっています!
永遠のサブカル美少年・有村竜太朗のキャラクターと、音楽性のハマり具合が絶望の丘で
立ち尽くすレベルにすごいんですよ!!
ファンからは、
「いつまで経っても忘れられない名盤」
「体育会系から文系へと変遷したV系史のエポックメイキング」
といったように、文学的な歌詞と洋楽志向のサウンドと浮遊感のあるVoが見事にマッチした
楽曲はどれもが名曲と言える1枚です!
BASILISK (1990) - D'ERLANGER
D'ERLANGERが、90年に発表したメジャー1stアルバムです。
前作よりも退廃的なムードが増し、D'ERLANGER流の"デカダンビートロック"を
完成させた作品となっています。
同年にリリースされたBUCK-TICK「悪の華」 、ZI:KILL「CLOSE DANCE」と共に
ヴィジュアル系三大聖典と呼ばれてい正真正銘の名盤!
後続バンドに多大な影響を与え、ヴィジュアル系の雛形を決定付けた歴史的名盤といえます。
デビュー曲「DARLIN'」、名曲「Moon and the Memories」、CIPHERの師・広瀬さとし
作曲の「SO...」など全10曲が収録されています。
ファンからは、
「前作のサウンドにゴシックのエッセンスも入り後に多くのフォロワーの指標になった作品」
「以降全てのV系に通ずる教科書」
「今聴いても新鮮な衝撃 ヤンキッシュな暗さというありそうでなかった概念」
といったように、ヴィジュアル系好きには欠かせない教科書的存在!
迷える百合達 〜Romance of Scarlet〜 (1994) - 黒夢
黒夢が94年に発表したメジャー1stアルバムです。
インディーズ期のようなハードさは影を潜め、清春の声とメロディーの素晴らしさを引き出した
オリエンタルムード漂うコンセプチュアルでシアトリカルな作品となっています。
高い美意識で描かれる退廃美と精神異常の世界は、後続バンドに大きな影響を与えました。
いや、与え過ぎてしまったと言った方が正しいかもしれませんね。
清春のカリスマ性もさることながら、 臣や人時のプレイも秀逸です!
初期・黒✝︎夢の完結編ともいえる名盤!
王道要素を大胆に取り入れたデビュー曲「for dear」を含む全12曲となっています。
ファンからは、
「棘からfor dearの流れは何億回聴いても鳥肌もの!」
「教科書のような名盤です!」
といったように、これまたヴィジュアル系を語る上では欠かすことのできない名盤です!
CLOSE DANCE (1990) - ZI:KILL
ZI:KILLが90年に発表したインディーズ2ndアルバムです。
ポジティブパンクとビートロックがクロスオーバーしたような、独特なサウンドを確立した1枚。
LUNA SEAをはじめとした、後続バンドに大きな影響を与えました。
同年にリリースされたBUCK-TICK「悪の華」 、D'ERLANGER「BASILISK」と共に
ヴィジュアル系三大聖典と呼ばれています。
七色の声を持つ男・TUSKのヴォーカルや、KENのエキセントリックなギタープレイなど
メンバー各々のスキルも異常!
L'Arc-en-Cielのようにフェミニンな雰囲気はなく、男っぽさが強いバンドではありますが
yukihiro先生の原点という事でラルクファンの方々も聴いて欲しいアルバムです!
ファンからは、
「パンクやポップなセンスをV系に上手く落とし込んだアルバム!」
「ポジパンの日本的解釈と男の悲哀 V系には長渕剛という文脈があるんじゃないかと疑っている!」
「退廃美や翳りある葛藤に衝動や意志が詰まったカリスマ的な1枚」
「BOØWYに次ぐビートロックの金字塔」
といったように、ヴィジュアル系を確立した金字塔の1つとして押さえておかなくてはならない
名盤となっています!
狂った太陽 (1991) - BUCK-TICK
BUCK-TICKが、91年に発表したアルバムです。
メンバー自身がターニングポイントになった作品だと語っているように、ギターテクノという
新たなスタイルを提示し、後のスタイルを決定づけた革新的な作品。
シングル「スピード」・「M・A・D」・「JUPITER」を含む全11曲となっています。
ファンからは、
「作品として完璧過ぎます 日本の音楽史にも残したい作品!」
「BUCK-TICKの凄さと今井さんのセンスを味わえるマニアックなアルバム!」
といったように、今も走り続けるBUCK-TICKの新たなスタイルを確立した名盤です!