歴史は50年以上!オールナイトニッポンの歴代パーソナリティを振り返ろう!

歴史は50年以上!オールナイトニッポンの歴代パーソナリティを振り返ろう!

1967年から2021年現在までニッポン放送系にて放送されているラジオ番組「オールナイトニッポン」。誰でも、「あの頃はANNを聞いていた」という時代があるのではないでしょうか。今まで数々の著名人がパーソナリティを担当してきました。どんな方が担当してきたのか振り返ってみましょう。


オールナイトニッポンの歴史

オールナイトニッポンの前身番組といえるのは1959年から放送されていた「オールナイトジョッキー」。ラジオの休止時間を利用してDJが一人でトークをしながら音楽をかけるという番組でした。低予算ながらこのスタイルが人気を博し、1967年に「オールナイトニッポン」として本格スタートします。

今では芸能人がパーソナリティを務めていますが、当時はニッポン放送のアナウンサーやプロデューサーがDJを担当していたんですよ。今までラジオで流れることのなかった洋楽や日本のフォークソングなどが流れ、注目を集めるようになりました。当時は団塊の世代が大学生だったということもあり、大学生や中高生をターゲットに番組が作られるようになったのです。

ですが、「オールナイトニッポン」がヒットすると他局でも同じような番組がスタートします。70年代に入ってだんだん人気が低迷してきたところでパーソナリティをタレントや歌手に変更します。こうして数々の著名人がパーソナリティを務めるようになってきたんですね。パーソナリティによって番組の色が変わるというのもオールナイトニッポンの面白い点です。

元々は4時間の生放送だったのですが、長すぎて全部聞ける人が少ないため、74年からは2部制を導入。その後3部制の時代もありました。

ラジオ離れなどが進む中で、ターゲットを上の層に絞った「オールナイトニッポンGOLD」など新たな番組を制作し、現在も人気番組としてその地位を築いています。2021年現在は菅田将暉さん、星野源さんなどがパーソナリティを担当しています。今でも人気のラジオ番組というのが分かりますよね。

70年代のパーソナリティ

タレントのパーソナリティが登場したのは1973年から。最初は小林克也さん、泉谷しげるさん、あのねのねさん、カルメンさん、岸部シローさんというメンバーでした。カルメンさんは覆面パーソナリティで初の女性パーソナリティでもありました。

ですがこのメンバーも長くは続かず、岸部シローさんが3カ月で降板したのを始めあのねのね以外は1年間を待たずに降板しています。最初の3年間はかなかパーソナリティが定着せず、短期間で交代することが多かったです。時間が4時間という長丁場だったことも原因の1つだったので1974年から二部制を導入し2時間ずつの番組になりました。

二部船を導入したことでパーソナリティが倍になるので一般オーディションを行い、無名の新人も登場するようになりました。

70年代にはほかに笑福亭鶴光さん、イルカさん、海援隊、吉田拓郎さん、宮崎文子さん、木原早苗さん、山下達郎さん、稲川淳二さん、タモリさん、松山千春さん、所ジョージさん、南こうせつさん、長渕剛さん、中島みゆきさん、神谷明さんというそうそうたるメンバーがパーソナリティを務めていました。

最初は数カ月で交代することが多かったですが、だんだんと1年以上続く人が多くなってきましたね。特に、笑福亭鶴光さんは、1974年から1985年まで10年以上パーソナリティを務めました。その後も特番や2006年から2007年までのパーソナリティも務めていますよ。

長く務める方でも2部から1部へ移動、曜日の移動も多かったです。

80年代のパーソナリティ

1980年に入ってからも引き続き、所ジョージさん、タモリさん、明石家さんまさんなどのお笑いタレントと、長渕剛さん、中島みゆきさん、吉田拓郎さんなどのフォークソング、ニューミュージックの歌手がパーソナリティを務めていました。さらに1981年からはビートたけしさんもパーソナリティとなり、「第二次黄金時代」と呼ばれる時代がやってきました。ビートたけしさんは1981年から1990年まで。中島みゆきさんは1979年から1987年までと長くパーソナリティを務めています。

「トーク主体」「コーナー主体」「ネタはがき主体」というオールナイトニッポンの原型ともいえる構成もこの頃確立させています。パーソナリティによってコーナーが変わるので番組の雰囲気もガラッと変わりますね。俗にいう「ハガキ職人」が登場し始めたのもこの時期です。はがき職人だった人がのちに芸人になるという人もいましたね。

その他に80年代前半にパーソナリティを務めたのは山口良一さん、坂崎幸之助さん、野村義男さん、鴻上尚史さん、小山茉美さん、THE ALFEEなどがパーソナリティを務めています。

80年代後半になってからは他局の深夜番組が低迷していたこともあり、10年間ほど安定期に入りました。若者向けの深夜ラジオといえばオールナイトニッポンというのが一番定着していたj機かもしれません。

80年代後半にはとんねるず、バブルガムブラザース、小泉今日子さん、中村あゆみさん、うじきつよしさん、ちわきまゆみさん、久本雅美さん、田中義武さん、辻仁成さん、松任谷由実さん、デーモン小暮さん、伊集院光さん、藤井郁弥さん、ウッチャンナンチャンなどが登場。松任谷由実さんは1999年まで長きにわたりパーソナリティを務めています。

90年代のパーソナリティ

80年代後半葉から続くバンドブームで、90年代に入ってからもミュージシャンのパーソナリティが続きます。80年代から引き続き、デーモン小暮さん、川村かおりさんなども担当。

他には、大槻ケンヂさん、電気グルーヴ、渡瀬マキさん(LINDBERG)、YUKIさん(JUDY AND MARY)、吉井和哉さん(THE YELLOW MONKEY)、大江千里さん、小沢健二とスチャダラパー、EAST END×YURI、木根尚登さん、福山雅治さん、つんくさんなどが登場。

福山雅治さんは1992年から、途中ブランクをはさみながらも2015年まで担当しています。

お笑い系では浅草キッド、ナインティナイン、ロンドンブーツ1号2号、松村邦洋さんなどが登場。ナインティナインは1994年から2014年まで。2014年から2020年まで岡村隆史さんが1人で担当し、2020年から再び2人で担当しています。岡村隆史さんは2021年現在、歴代で一番長いパーソナリティです。なかなかこの記録は超えられないでしょう。

他にはさくらももこさん、中居正広さんなど幅広いジャンルの方がパーソナリティをされています。

90年代後半からは携帯電話の普及などもありラジオ離れが進みます。オールナイトニッポンも低迷期などがありましたが時代に合わせて変化して現在も楽しめる番組になっています。

こんな話をしているとあのテーマソングが頭によぎりますね。パーソナリティにあこがれたhとも多いのではないでしょうか。

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