VISAGE (1992) - DIE IN CRIES
DIE IN CRIESが92年に発表したメジャーデビューアルバムです。
DIE IN CRIESは、D'ERLANGER解散後にKYO、元THE MAD CAPSULE MARKET'Sのギター室姫深、
ジャパメタバンドTHE ACEのベースTAKASHI、ZI:KILLを脱退したドラムYUKIHIROにより結成された
バンドです。
ビートロックを基盤にしており、ニューウェイヴやインダストリアルの要素を含ませた極上の
デカダンビートロックとなっています。
BOØWYの表面上をなぞっただけのバンドでは、たどりつけない絶対的オリジナリティーの実力派の
バンドですよね!
素人も玄人も唸らせるポップかつマニアックな名盤で、デビューシングル「MELODIES」を含む
全11曲となっています。
ファンからは、
「高い演奏技術と打ち込みやら電子音をV系ロックと融合させ表現したアルバム」
といったように、新しい試みとその技術力にも定評が高いようです!
LA VIE EN ROSE (1989) - D'ERLANGER
ヴィジュアル系創造神の一人である、D'ERLANGERが89年に発表した1stアルバムです。
BOØWYやBUCK-TICKに触発され、当初のジャパメタ路線から"SADISTICAL PUNK"と標榜する
スタイルへと転換した作品となっています。
次作「BASILISK」と比べるとデカダン感は低めとなっており、バッドボーイズ感が強めです。
歴史や原点を知るという点でも押さえておきたい名盤!
全人類必聴の神曲「LA VIE EN ROSE」、ピュアでストレートなビートロックナンバーである
「LULLABY」を含む全10曲となっています。
MISSA (1997) - Dir en grey
現行シーンの帝王ともいえるDir en greyが、97年に発表したインディーズ期にリリースした
ミニアルバムです。
LUNA SEA・黒夢・Merry Go Roundらの影響を感じる"コテ系"サウンドは、現在の彼らが好き
という方々には賛否が別れる作品かもしれません。
一方で、彼らの原点やヴィジュアル系の様式美を知ることができる貴重な作品でもあります。
メンバーがステージに並んだ時の異様なオーラは、当時から凄まじかったです。
フリーウィルが全勢力をあげて、世に送り出したのも納得ですよね!
Voyage〜sans retour〜 (1996) - MALICE MIZER
MALICE MIZERが、96年に発表した2ndアルバムです。
新ヴォーカリストとして、Gacktを迎えて製作された作品となっています。
最早これをロックと呼んでいいのか?と頭を抱えてしまうほど従来のロックサウンドから逸脱した楽曲と
独特な世界観が広がる作品。
しかし、古びた価値観を叩き壊すのがパンクスピリットの真髄であり、パンクの派生形である
ヴィジュアル系スピリットの真髄でもありますよね!
その華美なヴィジュアルやパフォーマンスに話題がいきがちではありますが、彼らの誇り高き美意識と
精神性にこそ"究極のヴィジュアル系"という賞賛をおくりたいです!
Tierra (1994) - L'Arc-en-Ciel
L'Arc-en-Cielが、94年に発表したメジャーデビューアルバムです。
前作の路線を踏襲しながらも、更に広がりを見せた作品となっています。
帯に記された"果てしない空と大地へ捧ぐ"というキャッチコピーの通り、究極の白系サウンドを
完成させた名盤です!
王道要素を取り込みながらもマニアックさを隠し持たせたシングル「Blurry Eyes」、
ボサノヴァを取り入れたデビュー曲「眠りによせて」、白系の原点にして頂点とでも呼ぶべき
大作「White Feathers」など全10曲収録となっています。