独特の深みがある演技が光る柄本明さん
柄本明さんのプロフィール
柄本明さんの経歴
1948年、印刷屋を営む父親と母親の間、東京都中央区に生まれた柄本明さん。ご両親は大の映画・芝居好きだったようで、幼い柄本明さんもその影響を強く受けて育ちました。
大きくなって高校を卒業した柄本明さんは、精密機械の商社に就職します。
20歳のときに知人と早稲田小劇場の芝居『どん底における民俗学的分析』を観に行くと、その面白さに衝撃を受け、このまま会社員を続けるのか悩むようになりました。そして、
役者として生きることを決意し、会社を辞めてしまいます。
1974年、自由劇場に参加。いよいよ俳優として起用されるようになるも、その当時の作風が柄本明さんの感覚に合わず、1976年に退団してしまいました。
その後、自由劇団で同じ時間を過ごした高田純次さん・岩松了さんも劇団『東京乾電池』に入団しています。
シリアスな演技だけではなく、コメディアンとしての一面も持つ柄本明さん。志村けんさんとの共演では巧妙なコントを披露し、多くの視聴者を笑わせています。
2011年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、社会や公共の福祉・文化への貢献が認められて紫綬褒章を受章されました。
柄本明さんにまつわるエピソード
芸能界の交友関係
柄本明さんのWikipediaページには以下の記載があります。
柄本明さんがトーク番組に出演される機会は意外と少ないので、このようなエピソードが分かると親近感が湧いてきますよね。劇団『東京乾電池』の成功も、柄本明さんの人脈があってのことだといえるでしょう。
独特な存在感のイメージが強いですが、この交友関係の広さという部分では、人柄の良さといった一面が伺えるような気がします。