『バルテュス ティアの輝き』とは?
『バルテュス ティアの輝き』
『バルテュス ティアの輝き』の本編動画・ストーリー
住人が静かに暮らす村・ルジュテ。ある日、少年ユードが砂浜に流れ着き、意識を失ったまま倒れていました。子供たちがユードを見つけ、そのことを聞きつけたた少女ティアは彼を介抱します。
意識が回復して元気さを取り戻したユードは、ティアに工業都市・バルテュスから漂流してきたことを話します。するとティアも自身の実兄がバルテュスにいると言い、ユードが兄のように慕っていたアルフォンスの妹であることが判明しました。
ティアは兄・アルフォンスがバルテュスで反乱活動をしていたことを知りますが、ユードもアルフォンスが無事なのか分からないまま。ユードは、兄の身を心配するティアにかける言葉が見当たりません。そんな会話をしていると、バルテュスの飛行船が二人の頭上に現れ、抵抗もむなしく、ティアとユードは捕らわれてしまうのでした…
『天空の城ラピュタ』『未来少年コナン』との比較
『天空の城ラピュタ』『未来少年コナン』といったスタジオジブリの作品とそっくりで有名な『バルテュス ティアの輝き』。こちらでは、それぞれの類似点や相違点をまとめていきたいと思います。
類似点
上記Wikipediaからの引用文にも、絵柄・設定が似ていることは触れられていますが、それぞれについて検証していきましょう。
絵柄について
『バルテュス ティアの輝き』
『天空の城ラピュタ』
『未来少年コナン』
かなり類似性は高いのではないでしょうか。タイトル表記のロゴの字体まで意図的に似せているように思えます。こういった背景には、
といった情報もあり、この噂にも信憑性があるように思えてしまいます。
設定について
中世ヨーロッパを思わせる世界観、飛行船の存在は『天空の城ラピュタ』『未来少年コナン』と『バルテュス ティアの輝き』で共通するポイントといえるでしょう。
ストーリーでも紹介しましたが、『バルテュス ティアの輝き』は少年・ユードが村の砂浜に漂着するところから始まります。つまり男女が入れ替わっているだけといった見方ができますよね。
相違点
見れば見るほど『天空の城ラピュタ』『未来少年コナン』と同じような印象の『バルテュス ティアの輝き』。しかし、単なるパクリ作品ではありません。それぞれの作品とは相違するポイントについても紹介していきたいと思います。
アダルト要素
『バルテュス ティアの輝き』のみの要素として挙げられるのは、アダルトアニメとして制作されたエロい場面でしょう。

そういった要素に伴ない、主人公の年齢設定は『天空の城ラピュタ』『未来少年コナン』よりも高めに設定されていますよね。『天空の城ラピュタ』のシータ、『未来少年コナン』のラナ、それらの少女の濡れ場なんてあったら、ただの幼児虐待になってしまいますよね。そういった配慮はなされているのだと思います。
本編時間の短さ
『バルテュス ティアの輝き』で凄いのは、濃密な濡れ場を確保しながら本編は30~40分に抑えているところです。『未来少年コナン』は全26話のテレビアニメ、『天空の城ラピュタ』は120分ほどの劇場版アニメとなります。そう考えると『バルテュス ティアの輝き』は、劇場アニメの『天空の城ラピュタ』の3~4割ほどの時間に収まっているのです。
ひとつの作品をじっくり堪能したいユーザーよりは、とにかく色んな作品を楽しみたいという視聴者におすすめのコンテンツといえるでしょう。『未来少年コナン』や『天空の城ラピュタ』を観ているのであれば、面白さという部分では安心感があるのもいいですよね。
『バルテュス ティアの輝き』の魅力とは?
スタジオジブリ作品のアダルト版として、そのクオリティーの高さには驚かされるものがあります。当時のアダルトアニメの水準を考えても、かなりレベルの高い内容に仕上げられていますよね。
スタジオジブリ作品そっくりの絵柄で、アダルト要素を楽しめるというのも素晴らしいです。ある意味、スタジオジブリ作品が好きな男性ファンの夢を叶えた作品といえるでしょう。
アダルト要素がカットされていない動画も、探せば簡単にご覧になれますよ。まだ視聴していないようなら、この機会にぜひご覧になってくださいね。
『バルテュス ティアの輝き』の意向がこれで終わってしまったのが残念。これに続くようなコンテンツは制作されておらず、『風の谷のナウシカ』『魔女の宅急便』といったタイトルを意識したものも作ってほしかったですね…