皆さんはデッド・オア・アライブ(Dead or Alive)を覚えているだろうが?
コーエーテクモのゲームの事では無いですよ。
バンド名は忘れても曲を聴けばきっと解るはずです。
ここではデッド・オア・アライブのヴォーカルであるピート・バーンズの、病的な美へのこだわりの為、転落した人生を追ってみたいと思います。
DEAD OR ALIVE 全盛期
ピート・バーンズ
デッド・オア・アライブ(以下DOAとする)は、1984年「美醜の館(Sophisticated Boom Boom)」でデビューする。
ユーロビート、ハイエナジーバンド。
ピートの他はベースのマイク・パーシー(Mike Percy)キーボードのティム・レヴァー(Tim Lever)ドラムスのスティーヴ・コイ(Steve Coy)の4人編成。
美醜の館はダンスミュージックに近いが地味な印象で洗練されていなかったが、DOAの代表曲 「You spin me round」が入った 1985年発売の2ndアルバム「Youthquake」は世界的ヒットになり。バブル絶頂期の日本でも爆発的ヒットを遂げた。
YOUTHQUAKE
ブランドニューラヴァー(Mad Bad & Dangerous to Know )
3rdアルバムの「ブランドニューラヴァー」もヒットを遂げる
だがノンストップリミックスアルバム「Rip It Up」オリジナルアルバム「NUDE」以降はベースのマイク・パーシー(Mike Percy)キーボードのティム・レヴァー(Tim Lever)の脱退もあり世界的な人気に陰りが見えてくる。
ただし日本では根強い人気があり来日も多かった。
FAN THE FLAME 1
美への執着と追求
プライベートでは同性愛関係にあったドラムスのスティーブとデビュー前に結婚したリンと3人で暮らしていた。
経済的に大成功を収め欲しい物は何でも手に入れたピートでしたが学生時代から抱えていたコンプレックスは解消されず整形を繰り返します。
最初は気になっていた鼻をいじる程度でしたが徐々にエスカレートして稼いだお金を全て注ぎ込むようになります。
そして整形医に勧められるまま唇に打った複数回のジェル注射で原因で肉芽腫が出来、唇が腫れあがります。また過剰に摂取したジェルが血液を通り腎臓を詰まらせ腎不全、腸障害になり失明の危機に直面する。
つらい闘病生活は乗り越えたが顔の変形は戻らなかった。
整形失敗後
復活を遂げるピート
整形を失敗した医師に対して損害賠償請求をし和解が成立したが、再生手術の為に貯金や豪邸を失った。
しかしピートの再生手術をしたイタリア人医師に「顔は元に戻らないが、あなたには音楽があるじゃないか」と励まされ復帰を決意する。
そしてイギリスチャンネル4の「セレブリティビッグブラザー」と言う、セレブが共同生活をおくるおかしな番組で披露した「You Spin Me Round」が好評でヒットチャートに上ります。
体調面の不安もあり人前に出る事を躊躇していたピートですが、それ以降は積極的な音楽活動を続けています。
セレブリティビッグブラザーでのピート
メイクの力って凄い!!
ファッションセンスは良し!
セクシーピート
最近活動が無いようですが、新曲でも作っているんでしょうか・・・
これからも頑張って欲しいですね。