平成の名曲「エイリアンズ」を生み出したキリンジの現在は?

平成の名曲「エイリアンズ」を生み出したキリンジの現在は?

多くのアーティストがカバーしている平成の名曲「エイリアンズ」。「エイリアンズ」を生み出した『キリンジ』は現在は『KIRINJI』として活動しています。そして『KIRINJI』はまだまだ変化していきます。


「キリンジ/ 3<2018リマスター> 完全生産限定盤 【CD】」

キリンジは、1997年にシングル「キリンジ」でインディーズデビューし、翌年の1998年に「双子座グラフィティ」でメジャーデビュー。
元々は兄:堀込高樹と弟:堀込泰行のユニットです。

キリンジの代表曲といえば、「エイリアンズ」。
6枚目のシングルとして2000年にリリース、また同年リリースのキリンジ3枚目のアルバム『3』に収録。作詞作曲リード・ボーカルを堀込泰行が担当しています。

聴く人によっていくらでも異なった解釈ができる不思議な世界観の歌詞、胸が締め付けられるような美しいメロディが多くのファンの心を鷲掴みにしています。

2017年のん(能年玲奈)出演のLINEモバイルのCMでも流れていましたね。
そのCMを見てキリンジを思い出した方もいらっしゃったことでしょう。
もしくは「キリンジは知らないけど、この曲は知っている!」という方もいるかもしれません。

のんも後ほどこの曲を配信リリースしていますが、のんの他にも多くのアーティストがカバーしています。

★「エイリアンズ」をカバーしたアーティスト達★


2001年 田島貴男がBSフジ「MUSIC INDEX Hi-Vision Studio LIVE」にてカバー
2010年 秦 基博がシングル「アイ」、アルバム「Documentary」に収録
2012年 小田和正、JUJU、松たか子が小田和正主催のクリスマスの約束にてカバー
2013年 ハナレグミがカバーアルバム「だれそかれそ」に収録
2016年 星野源が「星野源のオールナイトニッポン」にてカバー
2017年 鈴木雅之が「DISCOVER JAPAN III 〜the voice with manners〜」に収録

など

また、テレビ朝日の音楽番組「関ジャム完全燃SHOW」で2019年2月に放送された「プロがやられた名曲6選」のうちの1曲として売れっ子音楽プロデューサーの蔦谷好位置がこの「エイリアンズ」を挙げています。
実は、発売当時はチャート最高位42位だったこの曲。
リリースから何年たっても度々話題となることからも平成の名曲だといえるでしょう。

『キリンジ』から『KIRINJI』へ

デビューからコンスタントに楽曲を発表、ライブ活動をおこなっていたキリンジですが、2013年春、弟の堀込泰行がグループを脱退。
結成16年兄弟時代の『キリンジ』が終わりました。

以後、兄の堀込高樹がバンド名を継承し、2013夏、新メンバーに田村玄一/楠均/千ヶ崎学/コトリンゴ/弓木英梨乃 を迎えバンド『KIRINJI』としてバンド活動を継続することになります。

「11」

リードボーカルが曲によって変わったり、他アーティストと本格的なコラボを行ったりと、これまでの『キリンジ』とはまた違った魅力を持ったバンドになっていきます。

一方、堀込泰行は2017年に「エイリアンズ ラヴァーズver.」を再録、12インチのアナログと配信にてリリースしました。
これは元々、堀込泰行がソロツアーでラヴァーズver.を披露して音源化のリクエストが殺到していたことに加え、LINEモバイルCMオンエアによりさらに問い合わせが殺到したことを受けてのことだそう。

エイリアンズ (Lovers Version) 堀込泰行

メジャーデビュー20周年を迎えた2018年には『KIRINJI』と堀込泰行、さらに堀込高樹・泰行兄弟2人による『アーリーキリンジ』によるアニバーサリーライブがおこなわれ、ファンを喜ばせました。

『KIRINJI』は続く・・・

そして、今年の初めに『KIRINJI』が2020年いっぱいで現編成のバンド活動を終了し、メンバーを固定せず、堀込高樹を中心とする変動的で緩やかな繋がりの音楽集団(現在のメンバーも含まれる)として活動すると発表しました。

関連するキーワード


解散 兄弟

関連する投稿


「ロンドンブーツ1号2号」が電撃解散を発表!「ロンドンハーツ」は今後も出演継続の見込み

「ロンドンブーツ1号2号」が電撃解散を発表!「ロンドンハーツ」は今後も出演継続の見込み

お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号が24日、レギュラー出演しているテレビ朝日系「ロンドンハーツ」内で解散を発表しました。


「今田耕司のシブヤ系うらりんご」ではうらりんギャルとして活躍した『堀川由理』現在は?!

「今田耕司のシブヤ系うらりんご」ではうらりんギャルとして活躍した『堀川由理』現在は?!

元南青山少女歌劇団のメンバーで女性歌手グループ「Skirt」や『今田耕司のシブヤ系うらりんご』のうらりんギャルとしても活躍していた堀川由理さん。懐かしく思いまとめてみました。


藤井尚之デビュー40周年記念!セルフカバー・オールタイムベストアルバム「Coin a Phrase」発売!

藤井尚之デビュー40周年記念!セルフカバー・オールタイムベストアルバム「Coin a Phrase」発売!

チェッカーズとしてデビュー以来今年で40年を迎える節目に、久留米の盟友『The TRAVELLERS』のメンバーと、チェッカーズ時代にリリースした楽曲、インストゥルメンタルの新曲2曲をレコーディング、収録。バンド時代〜現在のソロ活動までの代表作をセルフカバーしたオールタイムベストアルバムです!


音楽詩『火垂るの墓』開催へ!公演物語の進行に合わせ、アニメ画像(静止画)がスクリーンに投影!

音楽詩『火垂るの墓』開催へ!公演物語の進行に合わせ、アニメ画像(静止画)がスクリーンに投影!

9月17日に兵庫芸術文化センター管弦楽団による音楽詩『火垂るの墓』公演(初演)の開催が決定しました。チケットはすでに発売されています。物語の進行に合わせて、同映画のアニメ画像(静止画)が舞台上のスクリーンに投影されます。


芸能人一家に生まれた辺見えみりの家族は?異母妹はアイドルの今川宇宙!

芸能人一家に生まれた辺見えみりの家族は?異母妹はアイドルの今川宇宙!

辺見マリさんと西郷輝彦さんの娘で2世タレントとして活躍していた辺見えみりさん。ご両親も本人も知名度が高く芸能人一家として目立つ存在ですよね。そんな辺見えみりさんには同じく芸能人として活躍する異母妹もいます。今回は芸能人一家の辺見えみりさんのご家族についてご紹介します。


最新の投稿


ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマン「悪魔VS天使シリーズ」40周年を記念し、アル株式会社とロッテが共同で「ビックリマンAI名刺メーカー」を2025年12月16日から40日間限定で提供します。ユーザーが自身の顔写真をアップロードすると、生成AIがビックリマン風のキャラクター画像に変換。公式キャラと融合した名刺デザインを作成・購入でき、ファンが物語の登場人物になる体験を提供します。


タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

神奈川県民ホールは、音楽イベント「KANAGAWA ロックサーキット」の第3弾として「タブレット純 フォークを語る~伝説のレーベル『エレックレコード』トーク&上映会~」を2026年1月23日にイオンシネマ座間にて開催します。昭和歌謡の伝道者・タブレット純氏とMUSIC LIFE CLUBの井口吾郎氏が、吉田拓郎、海援隊などを輩出したエレックレコードの知られざるアートと音楽カルチャーの軌跡を解き明かします。


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。