「石原軍団」解散へ。石原プロの俳優マネジメント業務が終了し、舘ひろしや神田正輝が独立することが明らかに!!
日本を代表する俳優・石原裕次郎が設立した芸能事務所「石原プロモーション」が、来年にも俳優マネジメント業務を終了し、所属俳優がそれぞれ独立することが明らかとなりました。
第一報はこちらです!
1963年の設立以来、昭和を代表する多数の映画・ドラマをヒットさせてきた石原プロ。設立から57年、裕次郎の死から33年が経過し、会長を務めるまき子夫人や石原軍団も高齢化が進んだため、「引き際」を模索していた渡哲也がこのたび大きな決断を下すこととなりました。
このたびの俳優マネジメント業務の終了により、若手は移籍、舘ひろしや神田正輝といった大御所は独立し、渡自身もフリーで活動を展開することが予想されています。しかしながら、石原プロ自体は解散せず、業務を縮小しつつ、今後は裕次郎の遺品管理などを行っていくとのことです。
軍団解散の今だから振り返りたい!かつての石原軍団のヒット作!!
このたび「解散」することとなった石原軍団ですが、昭和を象徴するドラマや映画を多数輩出してきました。ここで、そのいくつかを振り返ってみましょう。
太陽にほえろ!
1972年から1986年にかけて日本テレビ系列で放送されたドラマ「太陽にほえろ!」。石原裕次郎演じる“ボス”こと藤堂係長を中心に、警視庁七曲警察署捜査第一係を取り巻く数々の事件を描いた刑事ドラマの傑作として現在も君臨しています。石原軍団としては他にも渡哲也、神田正輝らが出演しました。

大都会
1976年から1979年にかけて全3シリーズが日本テレビ系列で放送された「大都会」。石原プロが本格的にテレビドラマの自社企画・制作に参戦した最初の作品であり、この作品によって以降のドラマ制作のノウハウが蓄積されていきました。

西部警察
1979年から1984年にかけてテレビ朝日系列で全3シリーズが放送された「西部警察」。銃撃戦やアクションシーン、爆破シーン、カースタントなど、その派手な内容で昭和を代表する刑事ドラマへと登り詰めました。派手な演出による、莫大な製作費も話題に。

オーディション「21世紀の石原裕次郎を探せ!」って覚えてる?
昭和期における石原プロの代表作を3つご紹介しましたが、その一方で平成期には新人発掘オーディション「21世紀の石原裕次郎を探せ!」を行い、“21世紀の裕次郎”として徳重聡が選出されました。
現在41歳となっている徳重ですが、近年はテレビドラマ「下町ロケット」の軽部真樹男役や、直撃!シンソウ坂上SP「元号をとれ!」の主役などをこなす傍ら、声優として「龍が如く」シリーズの堂島大吾役を担当しています。石原軍団の解散により、徳重の今後の動向にも注目が集まっています。
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