トヨタ「セルシオ」に追いつけ!追い越せ!で挑むも消えていった名車達!!

トヨタ「セルシオ」に追いつけ!追い越せ!で挑むも消えていった名車達!!

1980年代後半から1990年代前半にかけて高級志向が高まり、なかでもトヨタ「セルシオ」は絶対的な人気を誇っていました。自動車メーカー各社はセルシオに挑むも消えていった名車が有ります。そんな名車達をご紹介。


はじめに!

(初代)トヨタ・セルシオ

不人気車と言っても、個人的に好みもあると思います、あくまでも当時の販売台数で比較してという意味ですから、誤解しないでくださいね💦
掲載車種は、全て名車ですから・・・。

日産

インフィニティQ45

日産自動車の高級車部門である「インフィニティ」でかつて販売されていた大型高級セダン。
セルシオがメルセデス・ベンツやBMWなどに対抗すべく、徹底した静粛性にこだわったように、インフィニティQ45は「ジャパン・オリジナル」というキャッチフレーズで挑戦。

しかし、フロント以外サイド・リヤ・内装も当時のプレジデントJSとほぼ同じルックスだったのに、不評だったのが、あのグリルレスのフロントマスクです。

オーソドックスなフロントグリルになった後期型。

後期型

私も当時、インフィニティに乗っていましたが、フロントグリルが、大嫌いで結局セルシオに乗り換えました💦

デビューから4年後の1993年マイナーチェンジでは、七宝焼きエンブレムや漆インパネを廃止し、オーソドックスなフロントグリルにするも、人気車とはなれず、1996年にはもうひとつの高級車「シーマ」と統合する形で姿を消してしまいました。

89年に日産から発売された初代『インフィニティQ45』の魅力!! - Middle Edge(ミドルエッジ)

レパードJ.フェリー

※こちらは、あぶデカでも人気のあった2代目レパード。

レパード(アルティマ)

『あぶない刑事』で「ユージ」と「タカ」が乗る愛車として大活躍したことで、当時は「デートで乗りたい高級クーペ」として人気でした。

しかし、1992年に、それまでの都会的なデザインのクーペから、丸みを帯びた4ドアの高級サルーンへと方向転換し、名前も「レパードJ.フェリー」へ変更。

レパードJ.フェリー

全長4880mm×全幅1770mm×全高1390mmと、プレステージサルーンにふさわしいサイズを実現したのですが、丸っこい車体がいまいち不人気で、また「尻下がり」といわれた曲線デザインのスタイリングが、日本市場では受け入れられませんでした。

結局J.フェリーは「レパード」の名に戻され、比較的オーソドックスなルックスのセダンとして、1996年に4代目へとモデルチェンジし「J.フェリー」の名は消えていきました。

ホンダ

セイバー

ホンダ・セイバー(初代)

1995年2月23日に発売された2代目インスパイアの姉妹車で、ビガーの後継車として誕生。

ホンダには「レジェンド」という高級セダンがありますが、世界戦略車「アコード」との隙間を埋めるべく開発されたのが「アコードインスパイア/ビガー」でした。

ホンダ・セイバー(2代目)

2リッターと2.5リッターの直列5気筒エンジンだけでなく、レジェンドと共通の3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載した上級グレードも展開。

しかし、95年には、すでに高級セダンの人気が下降しており、ホンダ自らが登場させたミニバン「オデッセイ」の大成功のあおりを受けて、初代ほどの成功を収めることはできませんでした。

結果、2003年にインスパイアが4代目へフルモデルチェンジする際に車種が統合され、セイバーのネーミングは2代限りで終了してしまいました。

マツダ

センティア

マツダ・センティア(初代)

HC系ルーチェのフルモデルチェンジ版として、1991年5月に登場したセンティア。

センティアの場合、セルシオよりクラウン?クラスが、実質のライバルかと思われますが、 全長4925mm×全幅1795mm×全高1380mmの3ナンバー専用ボディは、緩やかな曲線を組み合わせた美しいデザインでした。

2代目センティア(後期型)

しかし、デザインが優秀なのは誰もが認められていましたが、販売ではセルシオには、勿論クラウンのライバルにもなりきれず、1995年には普遍的なルックスをした2代目へとフルモデルチェンジ。

更には、2000年に生産が終了しました。

う~ん個人的には好きなルックスだったんだけど・・・。

三菱

プラウディア

(初代)三菱・プラウディア

GDIを搭載したV8DOHC 4500ccエンジンとV6DOHC3500ccエンジンを横置き搭載したFF車で、最高出力は4500ccエンジンが280馬力、3500ccエンジンが240馬力のトヨタ・セルシオ、日産・シーマと同等クラスで登場した初代プラウディア。

三菱の高級車といえば「デボネア」が有名でしたが、1999年末に後継モデルとしてプラウディアが発表されました。

(2代目)プラウディア(2012年-2016年)

更には、後席の足元を250mm延長させたリムジン仕様の姉妹車「ディグニティ」もありました。
ディグニティは、全幅1.9m近い全幅と延長したボディによって、後席の居住空間は余裕に満ちており、皇族の公用車として採用されましたが、街でほとんど見かけることはないレアな存在になっています。

初代モデルは自社製造されていたがわずか1年程度で生産・販売終了しましたが、その後、2012年7月に日産自動車からのOEM供給を受け、約11年ぶりに復活もしています、
しかし、2016年11月販売終了。

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最後に・・・。

インフィニティ・Q45(初代)

いかがでしょうか?

掲載した車は全て名車ですから💦決して悪い車ではありません。
あくまで、セルシオに販売台数で負けたという事です。

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