「たかなシアター六番街」-忍ペンまん丸-

「たかなシアター六番街」-忍ペンまん丸-

たかなシアター六番街、今回は珍しくコメディを。「ぼのぼの」でおなじみ、いがらしみきお先生の「忍ペンまん丸」をお届けします。


お久しぶりです、たかなし亜妖です!



ずっと過激な作品ばかり紹介してきたのですが、自粛も緩和されて少し心も晴れやかになりましたので……今回は珍しくコメディをご紹介しようと思います。

忍ペンまん丸

みなさんは「いがらしみきお先生」と聞けば、恐らく『ぼのぼの』を思いつくのではないでしょうか?



ですがたかなし亜妖的には、こちらの作品を強くオススメしたいのです。



かつて月刊少年ガンガンに連載されていた『忍ペンまん丸』です!

こちらはワタクシがチョー小さい頃に放映されていたのですが、もう印象が強すぎて強すぎて……。大人になってから全て観返したほどですね。



ちょっぴり陰に隠れてしまっている印象ですが、個人的にはイチオシですし、軽快に笑えるコメディ作品です。



ふっと疲れて何も考えたくない時、ちょっとした癒しが欲しい時、サクッと楽しく観られる作品が恋しい時には、ぜひ本作に触れてみて頂きたいですね!

忍ペンまん丸のあらすじ

ある日忍者たちが住む念雅山(ねんがやま)にて、一人のペンギンがじいやさんに連れてこられます。



ペンギンは動物園から連れてこられ、デイジーちゃんという名前だったのですが、この山では「まん丸」と名付けられ、キツネのツネ次郎、タヌキのたぬ太郎と共に、忍者になるべく修行を積んでいくことに。



まん丸はよく言えば天然ボケ、悪く言えばのろいので忍者であるネンガ様をよく怒らせているのですが……実はとんでもない力を秘めているのです。ネンガ様は、出会った当初からそれに気付いていました。



まだまだ未熟な三人ですが、立派な忍者になれるのでしょうか?念雅山にてドタバタな日々が始まります……!

忍ペンまん丸のココが魅力◎

漫画版とアニメ版ではいくつか設定やストーリーの変更があるため、どちらも違った良さがありますよ。

どちらかというとアニメ版は常にドタバタしており、描写もライトです。

まん丸は可愛い?それともムカツク?

お顔が真ん丸なフォルムのまん丸。黒目がちで、困り果てると「困ったな、困ったな~」と頭を抱えている姿もキュートですよね。



ワタクシは「うんたかた、うんたかた」と言いながら折り紙を折るシーンが本当に大好きです!



びっくりするくらい素直で、誰に対しても礼儀正しいのも皆に好かれるポイントなのかもしれません。



ですがあまりにもマイペース、『ぼのぼの』の主人公・ぼのぼのと似たような穏やかさ、見ていてちょっぴり腹立つ!という人も(笑)



緊迫した雰囲気だと周りの動物たちも同じことを思っているようで、ネンガ様やタヌ太郎、ツネ次郎らにキレられていることも( ;∀;)急を要する時は仕方がないような……?

シュールすぎるキャラクター達

あんまり深くツッコんじゃいけないのですが、登場するサブキャラやギャグがシュールなので「真っ直ぐなコメディ」ではありません。



一応子供向けっぽい雰囲気が出ている作品なのですが、多分大人が観る方が楽しいです(笑)



例えば粘土のネンネン。序盤から仲間に加わるキャラクターなのですが、なんで粘土……?って感じですよね。ちゃんと自分の意思を持っている粘土なんですよ!



他にも一話しか登場しない「膝カックン」や変な物ばかりコレクションするモグラのモンローさん、「突風の術」で自分自身が吹き飛ばされてしまうとり郎さん、血煙林檎郎など、謎過ぎるキャラクターが続々登場。



そういえば『ぼのぼの』もしまっちゃうおじさんとか、クズリくんとか、謎キャラ多いですもんね。

合言葉はドベ?

アニメ版では「バカ」が「ドベ」に言い換えられているため、しょっちゅう「この●●倍ドベが!」という台詞が登場します。



アニメにしては珍しく、テロップがいちいち登場するので面白さは倍増。そしてドベの倍数も話数を重ねるごとに増えていくという小技も効いている部分がミソ!



アニメ版は面白いツッコミにもテロップが出るので、コメディ要素が本当に強いんです。

夢がある?まん丸の折り紙

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