「たかなシアター六番街」-【番外編】ハッピー・デス・デイ-

「たかなシアター六番街」-【番外編】ハッピー・デス・デイ-

たかなシアター六番街、今回は比較的新しめのホラー映画「ハッピー・デス・デイ」をお届けします。


こんにちは、たかなし亜妖です。



今回は番外編、比較的新しめのホラー映画をご紹介致します。



最近ではすっかりメジャーとなった“ループもの”にあたる作品で、誕生日の日に殺される一日を延々繰り返すという何とも恐ろしい題材。



しかしホラー要素は少なく、どちらかというとミステリーやスリラーのカテゴリな気がします。笑



とてもシンプルな内容ですが個人的にはものすごくおすすめです。

ハッピー・デス・デイ

これが苦しみの始まり

主人公のツリーは見知らぬ青年・カーターの部屋で目覚めます。昨日はどうやら深酒をしていたご様子。父からの着信がなければもっと眠っていたかもしれません。



父からの電話さえも無視し、カーターから頭痛薬を拝借。ツリー、お顔はとっても美人なのですがとにかく愛想がないんです( ;∀;)

カーターの部屋を出ていこうとすると彼の友達が「メス犬とヤったか!?」なんて言いながら現れる始末。さすが大学生、発言が露骨です。



イライラしながら部屋を出ると、環境保護の署名を求める女性、スプリンクラーの水を浴びてしまうカップル、大きな車の音、集団のうちの青年一人が倒れる、ティムにメールの返信を催促される……という一連の流れを体験するツリー。

自室へ戻ると、ルームメイトのロリがロウソクを立てた小さなカップケーキを用意していました。しかしツリーは食べずにポイ。ロリとはあまり仲が良くなさそうです。



冒頭数十分の流れを見ると、ツリーの性格の悪さがすぐ分かります。笑



愛想はないし、ルームメイトのケーキは捨てるし、父親の電話も折り返さない。さらに大学内の教授と不倫(!)すれ違い、手を振る友達をもシカトとかなり自由奔放です。



ルームメイトのロリには不倫のことを指摘されているが、おかまいなし。口調も今時で荒々しいので、ザ・現代っ子という感じですね。



そんな彼女、実はこの日が誕生日。誕生日パーティーに行くため、夜道を歩いていました。



するとバースデーソングが流れるオルゴールが目に止まります。

それに気を取られていると不気味なマスクを被った男が登場。そこでツリーは襲われ、意識を失うのでした……。

終わらない誕生日の一日

命を落としたか……と思えば、目覚めるとカーターの部屋。

カーターの昨日と同じ服、同じ言葉、そして父からの着信音……。



ツリーは一気に嫌な予感がし、落ち着きのない様子を見せ始めます。しかしカーターはその意味が分からない、困惑したような表情を浮かべました。



彼女の嫌な予感は、当たってしまいます。だって再びカーターの友人が、「メス犬とヤったか!」と部屋に現れたのですから……。



その後も一連の流れは変わらず。



大学構内にて環境保護の女性~ティムにメールの返信を催促され、今日の日付が18日だということを告げられます。



そう、ツリーは自分の誕生日がまたやってきてしまったのです。



そして前日と同じ行いを繰り返す彼女。ロリからのケーキは口をつけず、再び教授とコッソリ会い……そして誕生日パーティーへ向かうのでした。



しかし昨日と違うところは、パーティー会場に到着したこと。前日は道端で殺されてしまったからです。



そして恐る恐るドアを開けると……見覚えのあるマスクが、彼女を待ち受けていたのでした。

意外とスカッとする映画

かなり気味の悪い映画ばかり紹介しているワタクシですが、この映画はスカッとします。



主人公が女性の場合、か弱かったり、結局男性に助けてもらったりする描写が多いこともありますよね?



しかしツリーは強い!日本でいうところのパリピギャル的な立ち位置で笑、マスクの男にも捨て身で立ち向かっていくんです。



ギャルかっこいー!となる描写がいっぱい。笑



ちょっとこれツリー強すぎない?と思う部分もあるんですが、やたらとスカッとするのであまり気にならないかも。



そしてただの性格が悪いパリピギャルだったのが、物語と共に変化していく様子も見どころの一つ。



このループから抜け出すために試行錯誤する彼女の姿を、ついつい応援したくなります。



犯人は一体誰なのでしょうか?そしてその目的とは?



ゾッとする描写は少ないので、ホラーと言えど初心者も結構観られると思います。マスクはちょっと、不気味で気持ち悪く感じますけどね( ;∀;)



続編もあるので、ぜひぶっ続けで観ることをおすすめしますよ!!!!!

Amazon.co.jp: ハッピー・デス・デイ (字幕版)を観る | Prime Video

「パージ」「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」シリーズののブラムハウスがお送りする新しいホラー・フィルム。監督はクリストファー・ランドン(「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」監督/脚本)。ジェシカ・ロース(「ラ・ラ・ランド」)は、彼女が殺害される1日を何度も繰り返す女性を演じる。この死のループから抜け出すには、殺人犯を見つけなければならない。共演はイズラエル・ブルサード(「ブリングリング」)、チャールズ・エイトキン(「ザ・ニック」シリーズ)、ルディ・モディーン(「シェイムレス」シリーズ)など。© 2017 Universal City Studios Productions LLLP. ALL RIGHTS RESERVED.

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