プラレス三四郎とは
人気コミックがアニメ化!
男の子なら誰もが口ずさんだオープニング
主人公3四郎の柔王丸に対する愛情や、プラレスラーとの格闘で熱くなる様子、大きなライバルに小柄な柔王丸が果敢に立ち向かう姿がオープニング曲の中に凝縮されているのが印象的です。
また、アニメ放送当時はまだ技術的に一般的ではなかった光ファイバーという単語が歌詞に入っていて、先進的な言葉を用いていることも大きな特徴といえます。
ただし、光ファイバーとは現在では主にインターネットなどの高速データ通信に活用されている技術で、現在でもプラレスラーのようなロボットの制御に転用されるようなものではありません。将来的には光ファイバーをロボット工学に転用することもあるのかもしれませんが、今の段階だとそれっぽい言葉を取り入れたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
プラレス3四郎のあらすじ
玩具メーカーのナカマプラモは先進的な商品として、人型で格闘に特化したプラレスラーの開発を進め、プラレスラー同士を戦わせる競技のプラレスを掲げ、特別会員による試作品による参加を求めました。
そのなかで、3四郎と柔王丸は、凄腕のモデラーとして有名だった笹本が操縦するザ・魔人に勝利を納めます。しかし、対決直後から、3四郎は全国の猛者から対戦を求められてしまい、ついに第1回日本プラレス選手権大会が行なわれることになります。
主人公・3四郎の魅力について
素形 3四郎
プラモデルを作る腕前が凄いうえに、電子工学においても、スバ抜けた知識と技術を持ち合わせていて、プラレスやプラレスラーに対しての思い入れは人一倍強いです。
実力は全国一として名高いのですが、全国大会で優勝した経験はないので「無冠の帝王」と言われてしまっています。
柔王丸やプラレスに対する愛情や、発想力・行動力といったバイタリティーが彼の大きな魅力であり、物語の展開をワクワクするものにしているのかもしれません。
柔王丸の格好良さが堪らない
柔道着が印象的な人型プラレスラー
相撲や柔道では「柔よく剛を制す」という言葉もあるように、小柄なファイターが大柄な敵を投げ飛ばすことを格好いいと見る節がありますが、まさに柔王丸はその印象を体現する存在だといえるでしょう。
数々の激戦を経て、大胆なリニューアルや細かい変化をしているところも見逃せないポイントです。3四郎のプラレスセンスが光り、パワーアップしていくのが柔王丸の魅力であり、物語の展開をドキドキさせてくれています。
ライバルのプラレスラーも見逃せない
柔王丸のライバルとして、激しい戦いを繰り広げたプラレスラーも本編の楽しさを語るうえでは大切な要素といえます。
敵役といえども、「格好良い」とファンから人気が高いプラレスラーも紹介していきます。
マッドハリケーン
見た目通りで厚い装甲による耐久力が凄く、圧倒的な腕力を持ち、さらには背中のファンと足の底につけられた車輪によって高い機動性も確保されています。そして、腕が伸びることでリーチが変化するギミックも搭載しており、3四郎と柔王丸を苦しめました。
ブラッディーX
黒崎玄剛の兄弟子となる荒巻多作が、打倒・柔王丸を掲げて制作したスーパーヘビー級のプラレスラーとなります。操縦者の荒巻自身は勝つことにこだわっており、平気で卑怯な手段を用いる性格のため、自らの意志のようなものを持つブラディーXは荒巻のことを信用していませんでした。
上半身はティラノサウルスのような形態と、切り離して人型に切り替えることも可能です。
本来の試合公式ルールでは禁じられている爆薬が仕込まれており、ホバー機構をも内臓しているため、短い時間なら飛行することもできます。
エル・ウラカン
マッド・サイエンティストであるペドロ・ロドリゲスによって軍事用に開発されたプラレスラーで、養女であるルダ・ロドリゲスが操縦して戦います。強力なホバー機構を持つことで、華麗な空中戦を得意としていて立ちはだかる相手を容赦なく叩き壊す冷酷無比な印象が強いライバルです。
通常の戦闘ではリミッターが作用していますが、解除され、第二回路で活動を始めてしまうと緊急停止も動作しなくなり、相手を完全に破壊するまで止まらなくなってしまいます。
プラレス3四郎は見返す価値のあるアニメ
当時の熱い気持ちが甦る!
こういった企画や大会は、プラレス3四郎の世界に通じるものがあり、漫画やアニメ視聴と同じように楽しめるものです。
子供の頃の気持ちを思い出して、改めてプラレス3四郎を見返してみては如何でしょうか。
この作品がどれだけ先進的な内容だったのか、令和の時代になって視聴するからこそ改めて感じる部分も多いことでしょう。