11月は6作目にあたる「女の中にいる他人」でスタート。原作はエドワード・アタイヤの「細い線」で、1966年に小林桂樹、新珠三千代主演で映画化されています。
女の中にいる他人
火曜サスペンス劇場版の「女の中にいる他人」の主演は大原麗子と川崎敬三です。おお、これは「雑居時代」コンビではないですか!観たいっ!が、それは現時点では難しいようです。誰かYouTubeにでもアップしてくれないものですかねぇ。
「女の中にいる他人」に限らず、火曜サスペンス劇場はなかなか見る機会に恵まれませんねぇ。
11月は以降
10日、ジェニー・サベージ「復讐クラブ」原作「わが子よ、眠れ!(演:丘みつ子、勝野洋)」
17日、ジェニー・サベージ「ママに殺意を」原作「ママに殺意を(演:市毛良枝、坂上忍)」
24日、アンドリュー・ガーブ原作「地獄から来た訪問者(演:平幹二朗、太地喜和子)」
が放送されています。
ハムレットは行方不明
12月1日放送分は10作目となる「明日に別れの接吻を」です。原作は笹沢左保の同名小説で、主演は古谷一行と小川知子。これは、そう、後の金妻コンビですね。
大空眞弓、関口宏主演で仁木悦子原作の「霧のむこうに」を原作とした「思い出さないで」が8日放送。15日にはコリア・ヤングの「トッド調書」を原作とした「消えた鼓動(演:竹脇無我)」。そして、22日に「ハムレットは行方不明」が放送されます。
ハムレットは行方不明
早くも2作目の赤川次郎。80~90年代の赤川次郎の人気は凄かったですからねぇ。ですが、意外なことに火曜サスペンス劇場においてはこれ以降はないんですよ。赤川次郎原作物が。まぁ、赤川次郎や西村京太郎の原作は単独でドラマ化されていますからねぇ。
火曜サスペンス劇場では、松本清張、夏樹静子、佐野洋あたりの原作が多いようです。
10万分の1の偶然
火曜サスペンス劇場、最初の年の最後を飾る作品は、松本清張の「十万分の一の偶然」を原作とした「10万分の1の偶然」です。何故だかは分かりませんが、微妙にタイトルを変更してます。
十万分の一の偶然
新装版 十万分の一の偶然 長篇ミステリー傑作選 (文春文庫) | 松本 清張, 松本清張記念館 |本 | 通販 | Amazon
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火曜サスペンス劇場版は、主人公を恋人を失った男性から女性へと設定変更してあります。で、その恋人を失った女性を関根恵子が演じ、疑惑のカメラマンを演じたのが泉谷しげる。まぁ、異色の取り合わせですがバッチリですよ。
それにしても、毎回毎回よくもまぁと言うほど豪華キャストですよね。制作も大掛かりなものが多いですし、そりゃぁ面白くもなりますよ。
因みに主題歌の「聖母たちのララバイ」が使われていたのは最初の1年半ほどです。もっと長く使われていたような気がしていました。何といっても「火曜サスペンス劇場」は23年間も続いていたんですから。当然のごとく名作と呼ばれる作品が多数あります。一度まとめて観てみたいですけどねぇ。