舞台と背景
舞台は大阪西成区西萩町。小学5年生のチエと父テツ、母ヨシ江の三人暮らし。
ホルモン焼き屋「テっちゃん」改め、「チエちゃん」とし、父テツの代わりに一人で店を切り盛りしています。作中当初、母ヨシ江は、家出中だったが父テツと寄りを戻し戻ってきますが、父テツは、ろくすっぽ仕事(ホルモン焼き屋)をせず、ヤクザをどついては金を巻き上げ遊んでいるといった始末。
竹本家は、洋裁学校の先生をするヨシ江の収入とホルモン焼き屋の収入で生活しています。
けっして裕福ではないので、チエが店を切り盛りして生活を助けているんですね。今では考えられない状況です。
そして、竹本家に欠かせないのが、チエちゃんが飼っている猫の小鉄。
実は、人間の言葉がわかる猫なのです。しかし、チエを含め人間の前では、普通の猫のフリをして生活しています。作中時折「小鉄は、人間の言葉がわかってるんやないやろか?」とチエが話しているシーンがでてきます。
1話1話、個性豊かな登場人物たちが、大阪の下町でどたばた劇を繰り広げる作品となっています。
登場人物

竹本チエ(主人公)
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竹本テツ(これでもチエの父親)
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竹本ヨシ江(チエの母親)
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小鉄(チエの飼い猫)
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その他の登場人物たち
テツの声は、西川のりお!!
当時、じゃりン子チエは、声優が芸人ってことで、関西では絶大な人気を誇りました。関西の話に、本場関西の芸人たちが登場人物たちに命を吹き込んだおかげで、生きた関西弁がアニメーションを引き付けましたね。

テツの声優:西川のりおとテツの幼馴染:丸山みつるの声優:西川よしお
ja.wikipedia.org
オープニング曲が衝撃!
オープニング曲(バケツのおひさんつかまえた)は子ども向きに作られたのか?
毎週楽しみに観ていていましたが、未だに口ずさむことができるオープニング曲。あれって、子ども向けにつくったんでしょうかね?アニメーションに花札ですよ。わたしなんか、この映像で花札を知ったくらいです。歌詞も良く理解できなかった気がしますね。
「トラのふんどし
ヒグマのパッチ
ムカデの歯ブラシぶら下げて
ちゃぶす山でどんこ釣り
エテコがマネしてあかっぱじ…」
なんのこっちゃ?です。でも、言葉遊びのようで、よく歌ってましたね。そもそも子どもの頃は意味なんでどうでもいいんです、楽しけりゃ。
まとめ
アニメは、「じゃりん子チエ」(第1期)が1981年10月から1982年3月まで全65話、毎日放送制作で放映されました。その後、1991年10月から1992年9月まで「チエちゃん奮戦記 じゃりん子チエ」(第2期)として前作同様、毎日放送に加え劇場版を配給した東宝も制作に加わり、全39話放映されました。しかし第2期では、第1期でハマリ役だった声優陣の変更もあり、第1期ほどヒットせずに、自然消滅するように放送終了となりました。人情味があって、よしもと新喜劇を観るようで関西弁のアニメって新鮮だった気がします(自分、九州出身なもので)。