映画『ストリート・オブ・ファイヤー』について
1984年公開されたアメリカの映画『ストリート・オブ・ファイヤー』は、音楽あり、アクションあり、ラブロマンあり、友情もあるというてんこ盛りの映画です。
と、簡単に言ってしまいましたが、ただただ、日本でダイアン・レインが注目されたのがこのストリート・オフ・ファイヤーの後と思う方が多いので、実は、ダイアン・レインを認識した人もこの映画は後から観た、知ったという方も少なくないです。
しかも!後にも先にもこんなロッカーのダイアン・レインを見たことがないという作品になっていて、ロックシンガーとしての彼女がとにかく、かっこいい!
そして、ヒーロー的存在を演じる元彼役のマイケル・パレをこの映画で初めて知った人がその強さとカッコよさに、他の作品ではどんな役を演じているのか、知りたくなった女性も多かったはずです!
そして、もしかして、現在ではハリウッド映画になくてはならない名優として名前が知られているウィレム・デフォーがまだブレイク前にこの映画に出ていて、何とも不気味な風貌なので一度見たら絶対忘れない俳優の一人として、この映画をキッカケに認識され、その後の世界中で大ヒットしたベトナム戦争を題材にした映画、『プラトーン』でのあの!天を仰ぐあの姿を誰が想像したでしょう。
ということで、こんな3人がメインで登場し、ストーリーを繰り広げていくのがこの『ストリート・オブ・ファイヤ―』なんです。
『ストリート・オブ・ファイヤー』のストーリー
『ストリート・オブ・ファイヤー』キャスト
エレン・エイム役・Diane Lane (ダイアン・レイン)
長い芸歴の中で、話題作には出演していますが、これ!といった代表作という意味では、なかなか抜き出る作品がなかった中で2002年公開の『運命の人』では、数々の賞を受賞して、名実ともにハリウッドトップ女優になります。
この時で30代後半の年代になっています。筆者がおすすめするダイアン・レインの出演映画作品を挙げてみました。
公開年 | タイトル |
---|---|
1983年 | アウトサイダー |
1984年 | ストリート・オブ・ファイヤー |
1984年 | コットンクラブ |
1987年 | 愛は危険な香り |
2002年 | 運命の女 |
トム・コーディ役・Michael Paré(マイケル・パレ)
公開年 | タイトル | 役名 |
---|---|---|
1984年 | ストリート・オフ・ファイヤー | トム・コーディ |
1984年 | フィラデルフィア・エクスペリメント | デヴィッド・ハーデッグ |
レイヴェン役・Willem Dafoe (ウィレム・デフォー)
ウィレム・デフォーの代表作と受賞歴をご紹介します。
公開年 | タイトル(役名) | 受賞 |
---|---|---|
1986年 | プラトーン(エライアス・グロージョン3等軍曹) | アカデミー助演男優賞ノミネート |
2000年 | シャドウ・オブ・ヴァンパイア | アカデミー賞助演男優賞ノミネート |
2017年 | フロリダ・プロジェクト真夏の魔法 | アカデミー賞助演男優賞ノミネート |
2019年 | 永遠の門 ゴッホの見た未来 | アカデミー賞最優秀主演男優賞ノミネート |
『ストリート・オブ・ファイヤー』裏話でより映画を楽しむ!
どの映画作品にも『裏話』がありますが、それを知ったうえでもっと映画を楽しむという観方もいいいかもしれませんね。
『ストリート・オブ・ファイヤー』の裏話、ご紹介していきます。
衣装の裏話
『ストリート・オフ・ファイヤー』の中の衣装、なんと世界的人気ブランドのイタリアデザイナー・ジョルジオ・アルマーニが協力しているという事です。
ストーリーの冒頭とラストにエレンが舞台の上で着ている赤と黒のドレスがセクシーで、それでいて凛とした強い女性像をイメージさせるエレンにピッタリのイメージ。
そして、トムのコートや、レイヴェンのバイクにも合うレザーのファッションなどももちろんそうですが、200点以上の衣装がアルマーニ・ミラノの工場で製作されたとのことです。
エレンの歌声の裏話
日本でカヴァーされた「今夜は青春」
日本では「今夜はANGEL」という題名で、椎名恵さんがカヴァーしています。そして、1985年放送フジテレビ系のドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌として使われることで、「ストリート・オブ・ファイヤー」の映画を知らない人にもこの曲は大ヒットしました。
2019年10月、FODオリジナルドラマとして桜井日奈子さん主演の「ヤヌスの鏡」が放送されていますが、主題歌は「今夜は青春」ではありませんでした。
ダイアン・レインの20歳の時の彼はあの超有名ロックシンガー
いかがでしょうか。ストリート・オブ・ファイヤーという映画ですが、その冒頭のエレンのステージからいきなり、誘拐され、拉致でストーリーが進んでいきますが、あまりにも唐突なシーンでどうなるの?とすでに集中してみてしまっている自分に気づきます。
何度見てもストーリーの早い進行具合と、音楽と時折キュンとなる♡で観終わった後の余韻にも浸れる映画です。
一度、観た後に今度は是非、「エピソード」を頭に入れて二倍、楽しんで観てください。