
カーナビ同様、初めは「いらない」と思っていたのにいつの間にやら広く普及したETC。
おそらくクレジットカードの付帯カードで使っている人が多いと思います。
ETCの歴史について、まとめてみます。
ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)
現在ではすでに5000万台以上の車にETC車載機が取り付けられており、高速道路におけるETC利用率は90%を超えています。ちなみに日本の自動車保有台数は8000万台以上ですが、半分以上の車には実装されているということになります。
私は時折ETCカードを持ち忘れたりしますが、お陰で一般の出入り口も混むことがありません。
はじめはETC車載機にお金払うのがバカバカしかった
いまも無料ではありませんが、当初はETC車載機をつけるのに2万円とか3万円とか払うのがバカバカしかったですよね。でも気がつくと車買替えなどのタイミングで着実に普及がひろがっていくことに。
ETCレーンにしても当初は1レーンとかでしたが、いまでは一般の方が少なくなっていますよね。
2001年11月に運用開始
1997年に小田原厚木道路の小田原料金所で業務用車輛を対象にした試験が始まり、2001年11月30日には高速道路において一般利用が開始されました。
ETC - Wikipedia
ETC普及の経緯
それ以前に普及していた高額なハイウェイカードが偽造問題によって廃止されたり、ETC利用による各種割引制度が整ったこと、加えてETC車載器の価格低下等があって、主に深夜に長時間走行する長距離トラックや高速バス、観光バスを中心に急速に普及が進みました。
2012年1月1日以降は首都高速道路と阪神高速道路の通行料金制度が均一料金制から距離別料金制へ移行し、ETC非搭載車の首都高速・阪神高速の通行料金が事実上値上げとなったことが、ETC普及に拍車をかけることになりました。
2009年には購入希望者が殺到
2009年3月から始まった地方高速上限1,000円割引とそれに合わせて復活した台数限定の助成制度で購入希望者が殺到。車載器の生産が追いつかない状態が続き、仕入れ価格がメーカー希望小売価格を上回るほどに高騰しました。
民主党政権時代は様子見の向きも
といいますか、個人的に半信半疑ながら民主党の高速道路無料化が実現したらいいなあと思いつつ、この政権下では普及が鈍化したと思われます。
そりゃそうですよね、無料になったら基本的な目的でのETCはいらないし。
スマートICの敷設など、ETCの利便性が充実
個人的には、このスマートICを利用出来る点でETCのメリットを非常に感じることが出来るようになりました。
いまや当たり前となったETC、皆さんはいつから使い始めていますか?
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