白線流し
白線流しとは
毎年、卒業式の日に生徒たちが
学帽の白線とセーラー服のスカーフを1本に結び付けて
川に流す行事を指します。
1996年1月11日から3月21日まで放送されたフジテレビ系『白線流し』は、
松本北高校(架空)の卒業間近の3年生を中心とした、男女7人の青春を描いていました。
偶然出会った定時制高校の生徒との友情・恋愛を、松本の静かな風景の下、キャストが卒業するまでを綴っていくストーリーが人気を博しました。
そして、連ドラ終了後も
✔1997年『19の春』
✔1999年『二十歳の風』
✔2001年『旅立ちの詩』
✔2003年『~二十五歳』
✔2005年『~夢見る頃を過ぎても』
と、スペシャル編となって戻ってきました。
それでは、ドラマの役柄と演じたキャストを紹介します。






大河内渉(おおこうち わたる)
大河内 渉
(おおこうち わたる)
松本北高校の定時制に通う青年。
母親が家を出て行ったあと、父親が癌で亡くなり、親戚に引き取られる。
その家で肩身が狭い思いをしたことから、中学卒業後は一人暮らしをしながら工場(相馬製作所)で働き、亡くなった父親のように天文台で働くことを目指していた。
成績優秀で真面目な性格だが、
不幸な生い立ちからひねくれてしまい、誰に対しても距離を置いていた。
大学に合格したものの辞退して、北海道の天文台に就職。
その後、東京で園子と同棲するも別れてしまう。
スペシャル編の最後は、父親と同じ松本の天文台の職に就く。
演・長瀬 智也
(ながせ ともや)
生年月日:1978年11月7日(40歳)
出身地:神奈川県
長瀬智也さんは、
1991年15歳の時ジャニーズ事務に入所。
1994年9月21日『TOKIO』のメンバーとして、『LOVE YOU ONLY』でデビュー。
現在もTOKIOのメンバーとして、歌やバラエティ番組で活躍する一方で、
俳優としてソロでも活動されています。

七倉 園子(ななくら そのこ)
七倉 園子
(ななくら そのこ)
松本北高校の3年生。
明確な夢や目標を持てず、進学に悩みを抱えていた。
信州大学を受験する予定だったが、ハプニングにより受験を見送り、一浪して早稲田大学に合格して上京。
高校の頃から好きだった渉と同棲するも別れてしまい、
母校の松本北高校に教師として戻る。
優介と結婚まで話が進んだが、
渉のことが忘れられず別れてしまう。
演・坂井美紀
(さかい みき)
生年月日:1987年2月21日(41歳)
出身地:静岡県静岡市
酒井美紀さんは1993年4月21日
『永遠に好きと言えない」でアイドル歌手としてデビュー。
1995年フジテレビ系ドラマ『東京的聖誕祭』で女優デビュー。
2008年10月19日に4歳年上の大学病院勤務の医師と結婚。
2010年3月長男が誕生し、
現在も女優として、ドラマや映画・舞台で活躍されています。

長谷部 優介(はせべ ゆうすけ)
長谷部 優介
(はせべ ゆうすけ)
松本北高校3年生。
成績は常に学年でもトップクラスで、京都大学を目標としていた。
入試直前、銀行勤務の父が融資詐欺で逮捕され、動揺したものの
念願の京都大学に合格する。
父の事件の時に知り合った新聞記者の影響を受け、弁護士を目指す。
園子に告白して結婚寸前までこぎ着けたが、ふられてしまう。
演・柏原 崇
(かしわばら たかし)
生年月日:1977年3月16日(42歳)
出身地:山梨県
柏原崇さんは、1993年第6回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で
グランプリを受賞して芸能界に入りました。
1994年テレビドラマ『青春の影』でデビュー。
2004年6月7日、女優畑野ひろ子と結婚するも、2006年2月25日に離婚。
2004年12月に起こした傷害事件により芸能活動を自粛していましたが、
2006年から再開されています。

飯野 まどか(いいの まどか)
飯野 まどか
(いいの まどか)
松本北高校3年生。
同級生の慎司とは高校時代から交際。
推薦入学で大学が決まっていたが、慎司の雪山遭難をきっかけに、看護師を目指すことに。
名古屋の専門学校に進学し、一時期慎司と別れて先輩医師と交際したものの、ふられてしまい、慎司とよりを戻す。
卒業後、信州大学で看護師として働き、長年付き合った慎司と結婚。
仕事と育児の両立でノイローゼ気味になったこともある。
演・京野 ことみ
(きょうの ことみ)
生年月日:1978年10月18日(40歳)
出身地:広島県福山市
京野ことみさんは、1992年映画『七人のおたく』のオーディションに合格し、同作でデビュー。
1994年、田村正和さんと共演した
森永乳業のCM『クリープ』で注目を集めました。
2008年5月24日、仕事で知り合った1歳年上の舞台スタッフと結婚。
2014年頃から、仕事をセーブされているようです。
橘 冬美(たちばな ふゆみ)
橘 冬美
(たちばな ふゆみ)
松本北高校の3年生。
実家は浅間温泉にある旅館を営んでいる。
将来は女優を目指し、
高校卒業後に上京して小さな劇団に入団するも挫折。
その後、脚本家を目指し、執筆・投稿をしながら仕事を転々とする日々。
仕事先で出会った男性と同棲したのだが、愛想をつかされフラれてしまう。
7人の中では、恋愛にも仕事にも一番恵まれていなかった。
演・馬渕 英里何
(まぶち えりか)
生年月日:1979年3月7日(40歳)
出身地:香川県三豊市
馬渕英里何さんは、1992年第17回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』で
グランプリ(下の子部門)を受賞して芸能界に入りました。
1993年テレビドラマ『ツインズ教師』でデビュー。
女優活動の他、2012年9月、三豊ふるさと大使を務めています。
2018年4月公開、松坂桃李さん主演の映画『娼年』で演じた、
馬渕さんの放尿シーンが話題になりました。

富山 慎司(とみやま しんじ)
富山 慎司
(とみやま しんじ)
松本北高校の3年生。
運動神経が抜群だが勉強が苦手で、
まどかとは高校時代から交際している。
卒業目前に雪山で遭難し、救出されたものの一時記憶喪失に。
救出してくれた隊員に感銘を受け、それまで特に将来何になりたいか目標はなかったが、山岳救助隊の隊員を目指すべく卒業後は警官に。
まどかと結婚して充実した日々を送るも、まどかのノイローゼと共に、
警官を辞めて実家の神社の神主を引き継いだ。
演・中村 竜
(なかむら りゅう)
生年月日:1976年10月17日(43歳)
出身地:神奈川県鎌倉市
中村竜さんは、中学校1年生からサーフィンを始め、大会のジュニア部門で優勝するほどの実績を持っていました。
1993年に『キリンレモンセレクト』のCMに出演し、
芸能事務所『アミューズ』にスカウトされ芸能界入り。
2000年サーフィンのプロテストに合格して、
翌年から世界を拠点に活躍しながら、並行して俳優も続けていました。
2006年1月23日モデル田熊唯ゆいさんと結婚し、2007年4月男児が誕生。
2014年に事務所を移籍しているため、
現在の芸能界での活動については定かではありません。
汐田 かやの(しおた かやの)
汐田 かやの
(しおた かやの)
渉と同じ工場で働く女性。
渉に恋心を抱いているため、園子に嫌がらせを繰り返していた。
保護観察中で筋金入りのワルだったが、
6人の友情に触れ改心していく。
東京の生地店で働いた後、スタイリストの道に進み、順風満帆に見えたものの契約を打ち切られ借金取りに追われる羽目に。
一時期、優介と交際していたが、自然消滅してしまう。
演・遊井 亮子
(ゆうい りょうこ)
生年月日:1976年8月10日(42歳)
出身地:東京都
遊井亮子さんは、1994年テレビドラマ『静かなるドン』で女優デビュー。
1995年『フジテレビビジュアルクイーン』として活動し、注目を集めました。
現在は女優業の他に、バラエティ番組にも出演。
そして、彼女の過去の恋愛が話題に。
これまでの交際相手が『ストーカー』になってしまうなど、
恋愛にまつわる悩みを告白されていました。
まとめ
1996年1月にスタートした連続ドラマ『白線流し』は、キャストの魅力が加わって、大ヒットとなりました。
残念ながら、2005年のスペシャル編『~夢見る頃を過ぎても』が最後の放送となりました。
40代となったキャストが集結した、白線流しの続編を見たいですね。