1972年創業の竹書房ってマジにスゴイっ!麻雀愛にあふれまくっている出版社です!

1972年創業の竹書房ってマジにスゴイっ!麻雀愛にあふれまくっている出版社です!

一般的にはイマイチ馴染みが薄いように思える麻雀。しかし、そこに執念を燃やして雑誌を作り続けている出版社があります。そう竹書房です。麻雀というマイナーともいえる世界から大ヒット作品を生み出しているんですよ。


竹書房

…竹書房。竹書房といえば、何を想像しますか?エロ本。そんなイメージでしょうか?確かに官能小説は竹書房の柱のひとつですね。

真島 雄二  (著)

乱されたいの

しかし、それだけではありません。漫画雑誌や漫画単行本、小説、写真集などの出版に加え、映像ソフトの販売など実に幅広く展開してるんです。

その歴史をたどると麻雀に関する雑誌愛には心を打たれます。
イマイチ馴染みが薄い、しかし、実はスゴイ出版社「竹書房」をご紹介します!

月刊近代麻雀

竹書房の設立は1972年10月。野口恭一郎が作り上げました。で、何をやったかと言いますと「月刊近代麻雀」を創刊したんです。これは日本初の麻雀専門誌なんですね。

1978年12月号

月刊 近代麻雀

画像は1978年のものですが、表紙をルパン三世で知られるモンキー・パンチが描いていますね。だからといって漫画雑誌ではありません。活字主体です。1975年に、やはり活字主体の「別冊 近代麻雀」が創刊されますが半年後には早くも「ジャンケン」と改称。

1975年9月号

ジャンケン

で、順調にいくかと思えた「ジャンケン」でしたが、1977年には休刊(事実上の廃刊ですね)となります。
しかし、1977年は竹書房にとってターニングポイントとなります。「ジャンケン」は終わってしまいましたが、劇画主体となる「傑作劇画 近代麻雀臨時増刊(後の近代麻雀オリジナル)」が創刊されたのです。ここに竹書房の漫画時代が始まるんですね。

2009年 02月号

近代麻雀オリジナル

フリテンくん

1980年より「近代麻雀」「近代麻雀オリジナル」に連載され人気を博したのが植田まさし原作の4コマ漫画「フリテンくん」です。

植田まさし (著)
全19巻

フリテンくん

植田まさしの出世作品で今でも人気があるわけですが、「近代麻雀」に掲載されていた時こそ麻雀やギャンブルがテーマとなっていましたが、徐々にそのテーマは薄れていき、主人公さえ登場しなくなるという珍しい作品となっています。

「フリテンくん」は、その後も竹書房の雑誌である「近代麻雀オリジナル」「漫画ギャンブルパンチ」「月刊ギャグダ」を経て、現在でも竹書房の4コマ系雑誌の基幹誌といえる「まんがライフ」に「新フリテンくん」として掲載されています。

1981年には7話の短編からなるオムニバス形式の劇場用映画として公開されました。

竹書房のビルは「フリテンくん」の売り上げで建ったと噂されるほどのドル箱作品です。

別冊近代麻雀

1979年 「麻雀劇画(後の別冊 近代麻雀)」が創刊されます。

1981年10月号

別冊近代麻雀

当時は今よりも盛んだったとはいえ、麻雀専門の漫画雑誌というのは、おそらく一般的には馴染みが薄いものではないかと思います。そもそも麻雀人口って少ないですもんね。女性にとっては特にそうでしょう。しかし、麻雀には根強い人気があり、大ヒット漫画が生まれてくるんですね。

麻雀飛翔伝 哭きの竜

「別冊近代麻雀」を代表する漫画と言えば、1985年から1990年まで連載された「麻雀飛翔伝 哭きの竜」でしょう。
印象的なカットの連続、ナレーション的な状況説明などが特徴で、麻雀劇画の流れを大きく変えた作品といわれています。

能條 純一 (著)

哭きの竜

まぁ、絵が上手いです。カットがいちいちカッコよく、ドラマチックに繊細なタッチで描かれています。そんなこんなで人気が出て、1988年から1990年までバンダイよりOVA作品としてリリースされました。

1992年にはスーパーファミコンのゲームとなっていますし、1995年には川本淳一主演で映画化もされています。2004年と2012年にはパチンコ台にもなっており、未だにその人気は衰えていません。

近代麻雀

竹書房は勢いに乗って1985年9月「近代麻雀ゴールド」を新たに創刊。しかし、1987年11月 「近代麻雀」を廃刊とします。 「近代麻雀」を廃刊とするのですが、1997年4月 5月号より「別冊 近代麻雀」を「近代麻雀」に改称します。今や麻雀ファンのバイブルと言われる「近代麻雀」がここに誕生するわけです。

2018年 8月15日号

近代麻雀

ちょっと整理してみましょう。1979年に創刊された「麻雀劇画」は「別冊 近代麻雀」と名称が変わり、活字主体の「近代麻雀」は1987年に廃刊。しかし、1997年に「別冊 近代麻雀」が「近代麻雀」となります。なんだか分かりにくいですね。
で、まぁ、その劇画主体となった「近代麻雀」を代表する作品と言えば「アカギ」ですかね。1992年4月号から「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」は連載されました。

アカギ 〜闇に降り立った天才〜

1992年4月号から2018年3月1日号まで長きにわたって連載されていた「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」。全36巻、全306話という長編です。ワンピースの方が全然長いじゃん、とか言ってはいけません。これは麻雀漫画なんですから。狭いパイの中でのこの記録はスゴイです。

福本 伸行  (著)

アカギ-闇に降り立った天才

劇画と言うにはコミカルなタッチで描かれています。しかし、なんと言っても、テーマが麻雀ということもありますが、心理描写の面白さがこの作品の魅力となっています。

その魅力は、2005年10月4日から2006年3月28日まで放送されたアニメでも堪能することができます。

ファンなら既にご存知だとは思いますが、実はこの作品「天 天和通りの快男児」からのスピンオフなんです。興味のある方は、是非一読されてください。

1999年「近代麻雀」は月2回の刊行となり、2004年には新たに活字主体の月刊誌「別冊近代麻雀」が創刊されるも半年も経たずに廃刊。翌年には「近代麻雀ゴールド」休刊、そして2013年には「近代麻雀オリジナル」が廃刊という冬の時代を迎えています。
しかし、それでも、月刊誌へと移行しながらも、「近代麻雀」はまだまだ元気に頑張っているんです!意地、雑誌自体が厳しい現在、これはもう竹書房の麻雀愛にあふれた素晴らしき意地なんだろうと思います。

関連する投稿


セガNET麻雀「MJ」と「『キン肉マン』完璧超人始祖編」がコラボ!全国大会「キン肉マン」完璧超人始祖編CUPが開催!!

セガNET麻雀「MJ」と「『キン肉マン』完璧超人始祖編」がコラボ!全国大会「キン肉マン」完璧超人始祖編CUPが開催!!

セガが展開するネットワーク対戦麻雀ゲーム「MJ」シリーズと、アニメ「『キン肉マン』完璧超人始祖編」とのコラボイベント「『キン肉マン』完璧超人始祖編CUP」が現在開催中となっています。「


漫画家・森川ジョージの麻雀優勝記念緊急企画!『はじめの一歩』の麻雀回(3話分)が無料公開中!!

漫画家・森川ジョージの麻雀優勝記念緊急企画!『はじめの一歩』の麻雀回(3話分)が無料公開中!!

「週刊少年マガジン」で『はじめの一歩』を連載中の漫画家・森川ジョージが、11月27日に放送された麻雀対局トーナメント『麻雀オールスター Japanext CUP 決勝戦』にて優勝を飾りました。それを記念し、『はじめの一歩』の麻雀回が「マガポケ」にて現在無料公開中となっています。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『カレー食うカーバンクル』『うさ雀ファイト!Aチーム』が配信スタート!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『カレー食うカーバンクル』『うさ雀ファイト!Aチーム』が配信スタート!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『カレー食うカーバンクル(PC-9801版)』『うさ雀ファイト!Aチーム(PC-9801版)』の配信がスタートしました。


『麻雀漫画50年史』刊行記念!展示会「麻雀漫画の歩み展~1969-2024~」が東京・神保町で開催決定!!

『麻雀漫画50年史』刊行記念!展示会「麻雀漫画の歩み展~1969-2024~」が東京・神保町で開催決定!!

『麻雀漫画50年史』の著者・V林田氏がこれまで集めた麻雀漫画単行本・雑誌および関連資料を展示する展覧会「麻雀漫画の歩み展~1969-2024~」が、東京・神保町の東京古書会館で開催されます。


セガNET麻雀「MJ」シリーズと特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズがコラボ!全国大会『仮面ライダーCUP』が開催中!!

セガNET麻雀「MJ」シリーズと特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズがコラボ!全国大会『仮面ライダーCUP』が開催中!!

セガが展開中のネットワーク対戦麻雀ゲーム「MJ」シリーズと特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズのコラボイベント『仮面ライダーCUP』が現在開催中となっています。


最新の投稿


『キン肉マンFESTIVAL』が京王百貨店新宿店で開催!限定グッズやフォトスポットも

『キン肉マンFESTIVAL』が京王百貨店新宿店で開催!限定グッズやフォトスポットも

累計発行部数8,500万部を誇る大人気漫画『キン肉マン』の物販イベント「キン肉マンFESTIVAL」が、2026年3月19日から3月31日まで京王百貨店新宿店で開催されます。300点以上のグッズ販売や限定ノベルティ、等身大フォトスポットなどファン必見の企画が目白押しです。


ビートルズ来日60周年記念!伝統工芸や再生素材と融合したPOP UP STOREが阪神梅田本店に登場

ビートルズ来日60周年記念!伝統工芸や再生素材と融合したPOP UP STOREが阪神梅田本店に登場

ビートルズ来日60周年を記念し、日本の伝統工芸や再生素材を活用して彼らの名曲やビジュアルを再現するイベント「ビートルズ来日60周年、昭和のあの日、日本を変えた=温故知新=」が、2026年4月1日から6日まで阪神梅田本店で開催されます。世代を超えて新たなビートルズ体験を提供する注目の催しです。


『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

人気漫画『頭文字D』のポップアップストアが、グランサックス イオンモール千葉ニュータウン店に登場。伝説のハチロク(AE86)を再現したウェットティッシュケースや、RX-7型の無線マウス、366日分のバースデーキーチェーンなど、ファン垂涎の公式ライセンスグッズが勢ぞろい。日常を彩る名車アイテムの魅力を紹介します。


昭和の大横綱「千代の富士」の肉体がスーツから甦る。NY発OVERCOATが挑む究極のパターンメイキング

昭和の大横綱「千代の富士」の肉体がスーツから甦る。NY発OVERCOATが挑む究極のパターンメイキング

ニューヨーク発のブランド「OVERCOAT」が、昭和の名横綱・千代の富士との異色のコラボレーションを発表。生前愛用したテーラードスーツから身体寸法を逆算し、伝説の肉体をパターン(型紙)として再現。特別展示や限定アイテムの販売を行うポップアップイベントを、2026年3月より東京・ニューヨークで順次開催します。


伝説の「プロレスリング・マスター」武藤敬司、その足跡を網羅。『Gスピリッツ選集』第3巻が待望の発売!

伝説の「プロレスリング・マスター」武藤敬司、その足跡を網羅。『Gスピリッツ選集』第3巻が待望の発売!

辰巳出版は2026年3月6日、プロレス専門誌『Gスピリッツ』の証言集第3弾『Gスピリッツ選集 第三巻 武藤敬司篇』を発売しました。平成の新日本プロレス黄金期を支え、日米を股にかけて活躍した武藤敬司のキャリアを、本人や関係者の貴重なインタビューで振り返る一冊。新録インタビューも追加された、全プロレスファン必携の保存版アンソロジーです。