滝ともはる&堀内孝雄について
滝ともはる&堀内孝雄は、堀内孝雄さんが東芝EMIからポリスター移籍後、滝ともはるさんとデュエットを歌う為に結成されました。
さっそくお二人について振り返ってみたいと思います。
滝ともはる

1977年文化放送主催による全国アマチュアフォークコンテストで金賞を受賞し、翌年1978年にポリドールレコードから1stアルバム『滝ともはる』とファーストシングル「千羽鶴」リリースしデビューした滝ともはるさん。
1980年には 堀内孝雄さんの全国縦断コンサートに参加し、「南回帰線」で堀内孝雄さんとデュエットしたことで有名です。
その後も音楽活動は続けており、現在は神奈川県を中心に活動されています。
また、2001年から横浜でライブハウスであるパラダイス・カフェを経営されています。
taki | Profile
堀内孝雄

1972年にアリスでデビューを果たした堀内孝雄さんは、アリスの活動の傍らでソロの活動も行っていました。
1990年には「第32回日本レコード大賞」において、「恋唄綴り」で日本レコード大賞を受賞されています。
歌の最後には「サンキュー!」や「ありがとうございましたー!」が定番であり、口髭がトレードマークでもありますよね。
最近の堀内孝雄さんはというと、2018年にシングル「みんな少年だった」をリリースされており、アリスでもソロでも精力的に音楽活動を続けられているのが判ります。
アリス | Alice - UNIVERSAL MUSIC JAPAN - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
デュエット曲「南回帰線」
それではさっそく今回のテーマであるシングル「南回帰線」について振り返ってみたいと思います。
その前に・・・
南回帰線ってなんだっけ?と思いましたので、南回帰線についてちょっと触れてみたいと思います(^^)/
そもそも南回帰線ってなに?

一番下の線が南回帰線
南回帰線 - Wikipedia
南回帰線とは、惑星や衛星の南半球に位置する回帰線だそうです。
そして・・・
・南回帰線では冬至の時に太陽は南回帰線上を通過します
・北回帰線では夏至の時に太陽は北回帰線上を通過します
つまり、冬至の時に一番日がながくなるのが南回帰線です。
南半球だからそうなりますよね(^^)/
それではシングルの「南回帰線」を振り返ってみましょう
「南回帰線」(みなみかいきせん)は1980年4月にリリースされた滝ともはる&堀内孝雄のデュエットによるシングルです。
レーベルはアリスの育ての親である細川健さんが1980年に設立したポリスターでした。

サントリービールのCMにも起用されたこの曲は、堀内孝雄さんが東芝EMIから移籍後初のシングルとなりました。
この当時、堀内孝雄さんはアリスと並行してソロ活動を行っていました。また、滝ともはるさんにとっては初のベストテン入りとなった曲です。
ノリノリで胸熱の青春ソングであると同時に、若さ溢れんばかりの勢いが感じられる曲でもありました。
お二人ともカッコイイですねぇ(^^)/
「南回帰線」の歌詞
"男は夢に追われる孤独なランナー"
そうなんですよ・・・ 判って下さいよ(笑) 特に若い頃は夢を追っかけますって!
散々追っかけて、壁にぶつかって、男はタフになるんです!! と、信じています(笑)
"南回帰線を超えれば 過去はみな蜃気楼"
この歌詞シビれませんか? めちゃくちゃカッコイイんですけど・・・
私も過去に悩まされることが多々ありますが、何かに向かって進んでいけば、いつかはそんな過去も蜃気楼になるのかなぁと思いました。大変勇気づけられた歌詞でした!
作曲に携わった人達
作詞:山川啓介
山川啓介さんは作詞家で、本名は井出隆夫さんといいます。
『おかあさんといっしょ』をはじめ、『にこにこぷん』や『ドレミファ・どーなっつ!』などの子供向け番組向けの楽曲への作詞、脚本・構成を手掛けてらっしゃいました。
また、岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」や矢沢永吉さんの「時間よ止まれ」など、大ヒット曲の歌詞も手掛けた方でした。
2017年に亡くなられています。享年72歳。
作曲:堀内孝雄
堀内孝雄さんが作曲した曲は多く、アリスでは「遠くで汽笛を聞きながら」「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「夢去りし街角」「秋止符」など、そしてソロでは「君のひとみは10000ボルト」「愛しき日々」「恋唄綴り」「影法師」など、数多くのヒット曲を生み出しています。
編曲:石川鷹彦
アコースティックギタリストの草分け的存在といわれている石川鷹彦さんは、北海道札幌市生まれのギタリスト、アレンジャー、スタジオ・ミュージシャンです。
1968年に小室等さんとともに六文銭を結成しました。その後、吉田拓郎さん、かぐや姫、風、イルカ、アリスなどのバック・ギタリストとして1970年代のフォーク、ニューミュージックシーンにおいて数多くの演奏をされています。
編曲を手掛けたアーティストも数多く、かぐや姫、さだまさしさん、中島みゆきさん、長渕剛さん、松山千春さん、森山直太朗さんなど、実力派のアーティストの名前が挙がります。
南回帰線を聴き直してみて
滝ともはる&堀内孝雄のデュエットシングル「南回帰線」はいかがだったでしょうか?
ノリが良く爽やかで青春を感じる曲だったと思います。
懐かしい楽曲であると同時にこの曲を聴き直してみて思ったのは、お二人がまだ音楽を続けておられ現役であることがとても嬉しいということです。
やっぱりベテランの方が活躍して下さると、我々の世代からしても嬉しいことですし勇気ややる気を貰えますよね!
滝ともはるさん、堀内孝雄さん、これからも末永く活躍してくださいね(^^)/
最後までお読み頂き、ありがとうございました。