似てます。確かに似ている。それもそのはず、イタリアで公開された「用心棒」を見たセルジオ・レオーネは感動し、西部劇に置き換えようと既に考えたのだとか。なんでも「用心棒」の台詞をそのまま書き写したんだそうですよ。
夕陽のガンマン(For a Few Dollars More)
「ドル箱三部作」の2作目、「夕陽のガンマン」。「荒野の用心棒」の大ヒットで実力を認められたレオーネですが、「夕陽のガンマン」で独自の演出スタイルを確立したと言われています。つまり、少ない会話、遠景のショットと極端なクローズアップの対比、ゆっくりとクライマックスへと導く長いシーンなどです。
夕陽のガンマン
本場アメリカの西部劇と比べるとマカロニ・ウェスタンは残酷なシーンが多い。それとスピード感。やっぱりサスペリアの国ですからね。だからこそ刺激を求めていたアメリカでも受けたのでしょう。
夕陽のガンマン「サントラ」
本作においてもエンニオ・モリコーネ冴えてます。冴えまくりです。セルジオ・レオーネ監督から直接音楽の指示をされたそうですが、撮影前には既に完成したものもあったのだとか。流石ですね。
エンニオ・モリコーネのような優れた作曲家の作品を聴くと、音楽で映画の印象が大きく変わるんだということを実感できますね。素晴らしい映画には、素晴らしい音楽ありです。
続・夕陽のガンマン(The Good, the Bad and the Ugly )
ドル箱三部作の最後は「続・夕陽のガンマン」です。「続」となっていますが、原題は「The Good, the Bad and the Ugly」で「夕陽のガンマン」とは全く関係ありません。意味は「良いヤツ、悪いヤツ、卑怯者」でしょうか。そんな三人の物語です。
続・夕陽のガンマン
続 夕陽のガンマン | Digital HD, Blu-ray, DVD | 20th Century Fox JP
本作が最高傑作かもしれません。緊張感みなぎる演出は素晴らしいですし、音楽も最高。クリント・イーストウッドも申し分なしです。
三部作の最後の作品として公開されたのですが、物語としては前2作よりも前の話とされています。
サウンドトラック
エンニオ・モリコーネが作ったこの映画のサウンドトラックは今でも有名で、クラシックとさえいえそうな名曲です。