「海砂利水魚⇒くりぃむしちゅー」「バカルディ⇒さまぁ〜ず」改名をきっかけにブレイクした2組の真実。

「海砂利水魚⇒くりぃむしちゅー」「バカルディ⇒さまぁ〜ず」改名をきっかけにブレイクした2組の真実。

「海砂利水魚⇒くりぃむしちゅー」「バカルディ⇒さまぁ〜ず」お互い売れるきっかけになった改名ですが、この張本人はウッチャンナンチャンのウッチャン(内村)でしたね。どんな経緯でそうなったのか、ちょっとおさらいです。


くりぃむしちゅー

有田の好物クリームシチュー

さまぁ〜ず

お互い夏が好き

お互いのコンビの芸風

海砂利水魚⇒くりぃむしちゅー

くりぃむしちゅー

漫才では2人で「僕たち、くりぃむしちゅー!あちちっ」と言いながら熱いものを触って耳で冷やす仕草を掴みとして用いる。かつての掴みは有田が「○○(海砂利水魚に関係のない雑学やあるあるネタ)でおなじみ海砂利水魚です」と言うものであった。

漫才やトークの場では有田の「引いたようなボケ」と上田の「たとえツッコミ」「説明ツッコミ」が特徴的。有田の繰り出すボケは少しぼんやりとしていて、それを上田晋也がやや説明的にツッコんで笑いを取るというパターンが多い。

有田のボケは「やや足りないボケ」で、上田のツッコミは「やや過剰なツッコミ」であると言える。デビュー当初は、ボケとツッコミの担当が逆であった。

バカルディ⇒さまぁ〜ず

さまぁ〜ず

芸風はコントで、ネタ作りは2人が共同で行う。大竹がネタの大半を作り、三村がツッコミのフレーズを考える。大竹の「大竹ワールド」とも称されるシュールなボケと三村の「 - かよ!」に代表される豪快なツッコミが特徴的で、ダウンタウンの漫才の芸風に似ていると言える。

毎年(2005年以降は2年に1回)開催している単独ライブはチケットが即日完売するほど人気や評価が高い。メンバーは自分たちの本分は舞台にあると考えており、多くのレギュラー番組を持っている2011年現在でも、ライブに重きを置いており、「東のコント職人」と評されている。

テレビでは、コントをベースとした漫才(コントでは使用する道具を使用しないなど)を披露することもある。他にも、三村が提示されたフリップに対してひたすら「○○かよ!」とツッコミをいれる芸もテレビで披露することがある。

爆笑問題の太田光は、バカルディは「シュールなコントの草分け」で、シュールを売りにした若手がやっているネタも全部バカルディが元だ、と語っている。爆笑問題が事務所を独立して仕事がなかった際にはバカルディの活躍を見て奮起したという。

デビュー当時はツッコミ・ボケ担当を入れ替えてネタを行っていたが、三村がボケていると自覚する笑顔が不評だったため、ツッコミを担当するようになった。元々は、コント以外のフリートークやバラエティ番組などでも、ボケ(大竹)とツッコミ(三村)の役割がはっきりしたコンビだったが、『内村プロデュース』に出演するようになって以降、こうした番組では両者が等しくボケ合ったり、むしろ大竹がツッコミ役に回ることも多くなった。

これについて三村は、「以前はいいボケを思いついても大竹の役割だからと遠慮していたが、『内P』でその遠慮が消えた」と語っている。

改名の主はこの人!

ウッチャン!!

海砂利水魚⇒くりぃむしちゅー

最初はバカルディが敗北し『さまぁ~ず』に改名させられる。しかし改名後さまぁ~ずは徐々にブレイクし、期間限定改名だったはずがさまぁ~ずとして定着。再びコンビ名改名をかけたビーチバレー対決が行われるが、今度は海砂利水魚が敗北し、『くりぃむしちゅー』にこちらも期間限定で改名する運びとなった。先輩であるさまぁ~ずが実際に改名してしまったため負ければこちらも改名せざるを得ず、負けないよう必死だったという。

名前の由来は有田の好物であるクリームシチューから。上田は好きではなく、二人が好きなものを取る選択肢も出たが、字面で一番面白かったためこれを採用した。

なお、お笑い芸人の看板ともいうべきコンビ名を安易に変えさせてしまった内村はその責任を感じ、その後両コンビ(特にさまぁ~ず)を自身のレギュラー番組などで積極的に起用していった。これが不遇の時期を過ごしていた両コンビに世間の目に触れる機会を与え、のちのブレイクを後押しするかたちとなった。

なお、「改名でブレイクした」という世間の認識に対して本人達は日経エンタテインメントのインタビューなどにおいて「改名前から売れ始めていた」と強調し、またさまぁ〜ずは逆に「俺たちは改名してから仕事が増えたけど、くりぃむしちゅーは改名してから仕事が増えるまで1年くらいかかったから苦労したと思う」と指摘している。

バカルディ⇒さまぁ〜ず

「さまぁ〜ず」というコンビ名は内村光良によって命名。由来は内村が二人に何が好きかと質問した際に、三村・大竹とも「夏」と答えたこと。脱力感のあるひらがなと「〜」の表記、また「バカルディ」の名に愛着が湧いていたこともあり、改名決定直後の本人たちは大きな抵抗があったが、所属事務所の対応はスムーズで、社内外の資料や仕事先での応対などは瞬く間に「さまぁ〜ず」に移行したという。

当初この改名は期間限定だったが、その期限が過ぎる頃になると徐々にブレイクして「さまぁ〜ず」で定着し始めた。2001年3月30日に「さよならさまぁ〜ず」と題して番組初の生放送でバカルディへの再改名をかけて再び卓球対決が行われ、白熱した挙句放送時間に間に合わずに終了し、その翌週さまぁ〜ずが負けたことが放送された。

この白熱は後に「ものすごい葛藤があったから」と三村は語っており、この放送翌日から「さまぁ〜ず」として腹を括ったという。その後ビーチバレー対決(2001年9月28日放送)の際は有田哲平が、さまぁ〜ずが負けたら個人の芸名をそれぞれ「ビーチ三村」と「大竹すいか割り」にする条件を突きつけたが、結果は海砂利水魚の負けとなり、これにより海砂利水魚は「くりぃむしちゅー」に改名する。

めちゃイケでは、笑わず嫌い王決定戦に常連出演しており、第1回当時は「バカルディ」であったが、第2回以降は現在の「さまぁ〜ず」に改名していた。

関連する投稿


伝説のレトロゲームに有野課長が果敢に挑む!『ゲームセンターCX DVD-BOX22』が発売決定!初回限定版も要チェック!

伝説のレトロゲームに有野課長が果敢に挑む!『ゲームセンターCX DVD-BOX22』が発売決定!初回限定版も要チェック!

伝説のレトロゲームに有野課長が果敢に挑む、超人気ゲームバラエティ番組「ゲームセンターCX」(CS放送フジテレビONE スポーツ・バラエティで放送中)のDVDシリーズ第22弾、『ゲームセンターCX DVD-BOX22』が発売されます。


自宅でダイナマイトが爆発!?相方・ビートたけしとのコンビ結成の裏側も!『鶴瓶ちゃんとサワコちゃん』にビートきよしが出演!

自宅でダイナマイトが爆発!?相方・ビートたけしとのコンビ結成の裏側も!『鶴瓶ちゃんとサワコちゃん』にビートきよしが出演!

全国無料放送のBS12 トゥエルビで現在放送中の、笑福亭鶴瓶と阿川佐和子がMCを務めるトークバラエティ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」第47回放送分(7月28日よる9時00分~)にて、お笑い芸人・ビートきよしがゲスト出演します。


パーフェクトボディをパーフェクトに再現!ケイン・コスギが初の「フィギュア」になって登場!!

パーフェクトボディをパーフェクトに再現!ケイン・コスギが初の「フィギュア」になって登場!!

人の体の一部や全身をリアルに商品化するブランド 『History Maker』を運営する株式会社キャステムより、ケイン・コスギの3Dスキャンデータをリアルに再現した「フィギュア」「3Dステッカー」が発売されました。


まさかの芸失敗!?衝撃の髪型事件を語る!『ますだおかだ増田のラジオハンター』に芸歴55周年の海原はるか・かなたが出演!!

まさかの芸失敗!?衝撃の髪型事件を語る!『ますだおかだ増田のラジオハンター』に芸歴55周年の海原はるか・かなたが出演!!

ABCラジオで毎週木曜日12時から放送の『ますだおかだ増田のラジオハンター』7月10日放送分にて、髪型漫才界の重鎮、髪型ハンターこと海原はるか・かなたがゲスト出演しました。


「ロンドンブーツ1号2号」が電撃解散を発表!「ロンドンハーツ」は今後も出演継続の見込み

「ロンドンブーツ1号2号」が電撃解散を発表!「ロンドンハーツ」は今後も出演継続の見込み

お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号が24日、レギュラー出演しているテレビ朝日系「ロンドンハーツ」内で解散を発表しました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。