「Z」「ブラックバード」とのバトル
KCコミック湾岸ミッドナイト第四十二巻P152
後期型(スピリットR)
マツダ・RX-7 - Wikipedia
雑誌の編集をしながら自らFDを操り、FDについてのコラムを自身書いていた。それだけにFDについての理解は他人とは違い、その視点もプロ並みのものを持っている。しかし雑誌の廃刊に伴い、不動産の営業をやっているがFDに対する情熱はその体の中にくすぶっていた。
吉井
荻島に語る
KCコミック湾岸ミッドナイト第四十二巻P30
神業の様な腕を持つチューナー。日本でのすることを終わらせアメリカに再度わたるときに過去、自分であつめたロータリーの資料を荻島に譲る。この資料がこの後の荻島に大きな財産となると承知しての事だった。
新見
荻島にイソギンチャクの様にくっつき歩く営業マン。やはりFDに傾倒しているがストーリー上ではさほど重要視されているわけではなかった。言ってしまえば太鼓持ちの様な存在。
吉崎 良美
荻島のかつての恋人。自立心が強く、自分の道は自分で切り開いていくタイプ。元々は荻島と一緒の雑誌の編集に携わっていたが、廃刊に伴い、独自の道を歩き始める。ここで荻島との関係を一度生産することに決めていた。
その他の登場人物
この荻島FDとのバトルにあたり、太田の娘、リカコがZのチューニングを任されている。北見がブラックバードに手を入れていたこともあったのかもしれないが、アキオ自身が全てを任せている。それだけのものを持っていることを感じさせていたのだろう。実際にZの調律が終わった時点で北見に見せに行くがそれに触発された北見が一晩でブラックバードを仕上げたほど。このストーリー最終場面でこの太田リカコの存在は大きくクローズアップされている。これはチューナーの世代交代を予見させるものだったのではないだろうか・・・
最後に
「悪魔」→「ルシファー」→「希望の星」こんな三段論法でZの存在を説明して終わらせたストーリーだったが、Zは死んでいないし、ブラックバードは車検は通らないだろうが、そこまでの説明は無く、島達也が「降りる」可能性を持たせたままの終わり方であった。
全体的には非常によくできていて、作者の車に対する愛情をよく表している
ぜひお薦めの作品なのは間違いないだろう。誰もが楽しめるはずである。