「春のからっ風」は、アルバム「光と影」に収録されています。
このアルバムのプロデュースは再び加藤和彦で、彼が当時結成していたサディスティック・ミカ・バンドが録音に参加しています。
光と影
フォークシンガーといいながらも、音はロック。しかも、加藤和彦の意向なのでしょうが、アルバムではレゲエまでも披露しているんですよ。
黄金狂時代
1974年10月、ロックテイストを前面に押し出した傑作アルバム「黄金狂時代」がリリースされます。バックを務めたのは「イエロー」と「ラストショウ」。
曲によってふたつのバンドが使い分けされていますが、アルバムを通して聴いても違和感はありません。
黄金狂時代
このアルバムからシングルカットされたのが「眠れない夜」です。4枚目のシングルにして遂にロック。それも極上のロックを演ってくれました!
眠れない夜
この曲でバックを担当しているのはイエローです。
イエローのドラムスはジョニー吉長で、後にChar、加部正義とともにバンド「ジョニー・ルイス&チャー(その後にピンククラウドと改名)」として活躍することになります。
う~ん、流石にドラムス、カッコイイですね!
家族
1975年6月 に、小室等、井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげる の4人はフォーライフというレコード会社を設立し世間を驚かせます。その第1弾アルバムが「ライブ!!泉谷-王様たちの夜-」でした。
そして1975年8月には5枚目のシングル「寒い国から来た手紙」をリリース。
寒い国から来た手紙
「春夏秋冬」や「春のからっ風」のような感じの曲です。
ロック路線の曲を出してほしかったと思わないでもありませんが、「眠れない夜」の後ですし、新レコード会社としてはヒットさせなければならないという事情などもあったのでしょう。手堅い一曲といった感じでしょうか。
通算5枚目のスタジオ・アルバムもこの流れを感じさせます。
家族
しかし、アルバム「家族」は素晴らしい出来栄えです。1曲目の「野良犬」からしてロックを感じさせるフォークという泉谷しげる の真骨頂がよく出ています。
シングル・カットされたのは「彼と彼女」。しっとりとした曲ですが、曲調、詩の内容共に「春夏秋冬」などとは明らかに違い、新境地を感じさせます。