超絶難度の瞬殺ゲーにして『ゼビウス』のスピンオフ『グロブダー』!稼動開始から32年でついにノーコンクリアラー現る!

超絶難度の瞬殺ゲーにして『ゼビウス』のスピンオフ『グロブダー』!稼動開始から32年でついにノーコンクリアラー現る!

『グロブダー』はナムコが1984年に発売したアーケードゲームです。名作シューティング『ゼビウス』に登場する敵キャラ「グロブダー」を操作して迫りくる敵を撃破していくという、所謂スピンオフ作品でした。が、特筆すべきはその ”超” 難易度!全99ステージをデフォルト設定でノーコンティニュークリアしたというプレイヤーは稼動開始から30年以上現れず、もう人間にノーコンクリアは不可能なのではないかとまで言われていた中、2015年12月、32年越しに宇宙初の「デフォルト設定での全ステージノーコンクリア」を果たす猛者が現れたのでした。


超絶難易度・全方位シューティング『グロブダー』

『グロブダー』はナムコが1984年に発売したアーケードゲームで、ジャンルは(一応)シューティングです。

本作は名作シューティング『ゼビウス』に登場する敵キャラ「グロブダー」を操作して迫りくる敵を撃破していくという、所謂スピンオフ作品です。が、特筆すべきはその ”超” 難易度!全99ステージをデフォルト設定でノーコンティニュークリアしたというプレイヤーは稼動開始から30年以上現れず、もう人間にクリアは不可能なのではないかとまで言われていた中、2015年12月、32年越しに宇宙初の「デフォルト設定での全ステージノーコンクリア」を果たす猛者が現れたのでした。

この記事ではゲーム内容の紹介、ノーコンクリアラーが現れるまでの『グロブダー』、実際のプレイ動画、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。

ファミコンに移植されなかった為知名度が低い本作、PCでは移植版が出ていました。ハードの解像度の問題でキャラが巨大化してしまっているものの、再現度自体は良好で評価されていました。
2P対戦モードなどもパソコン版ならではの要素です。

『グロブダー』PC移植版

Amazon.co.jp: ゲーム伝説 カバヤ GROBDA グロブダー (CD-ROM) 【単品】: ホビー

長らく、PC版以外の移植作品は作られてきませんでしたが、1996年にプレイステーション版、2006年にPSP版の『ナムコミュージアムvol.2』に収録、その後2009年にはXbox360版『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録されました。他にも、Wiiのバーチャルコンソールアーケードでも配信されています。

個人的にオススメのPSP版『ナムコミュージアムvol.2』は、Amazonでは新品なら25,251円から、中古品なら1,979円から購入できます(※どちらも価格変動あり)。

新品はプレミアがついていますね、こだわりがなければ中古でお楽しみください。『ナムコミュージアムvol.2』には、『グロブダー』の他に『ゼビウス』『ドルアーガの塔』『ディグダグ2』『ドラゴンバスター』などが収録されています。

ストーリー

『グロブダー』について

ゲーム概要

本作は『ゼビウス』や『ドルアーガの塔』の開発スタッフによって制作され、チームが「低予算短時間で制作する」ことを目標とし、僅か3か月で完成させたという有名な逸話があります。

フィールド内に配置されている敵戦車・砲台を自機戦車「グロブダー」で撃破する架空の戦闘競技「バトリング」を題材としています。アニメ『装甲騎兵ボトムズ』などでもアーマードトルーパーを駆使して戦う競技のことを「バトリング」と呼んでいましたね。…脱線しました。
各ステージは「BATTLING1」「BATTLING2」などと呼ばれ、BATTLING1~99、つまり99ステージという大ボリュームが遊べます。

各ステージではどの種類の敵戦車・砲台が何台出るか、設置箇所がどのようになっているかが全て設定されており、運要素はあってもランダム性はほとんどありません(例外アリ)。基本的には後半に行くほど難易度が上がり、中でもステージ99のクリアは最難関と言われています。
ステージが進行するたびに敵の行動パターンや障害物の配置を予測し、その都度最適な行動を取らないとクリア困難になるよう作られており、当時のゲーマーからはシューティングではなくこういう種類の「戦略的パズルゲーム」とされていました。大ヒットこそしなかったものの、マニアックな戦略性が常連客の足をアーケードへ導いたようです。

『グロブダー』の他にも、13タイトルが収録されています。

『ナムコミュージアム Vol.2』PSP版

Amazon | ナムコミュージアム Vol.2 - PSP | ナムコ

ゲーム内容

プレイヤーはそのままゲームを開始すると1面からのスタートになりますが、砲撃ボタンを押しながら開始するとステージが選択できるようになっています。
基本的には、フィールド内の敵を全て一掃すればクリアとなります。99面をクリアすればメッセージが表示されて終了となり、自機のストック1機につき100万点のポイントが加算されます。

自機と敵の性能

『ゼビウス』では攻撃もしてこないただの得点用の敵でした。出世しましたね…。

こいつが自機「グロブダー」

R.C.ベルグ カラーレジンキャストキット 「グロ... - ヤフオク!

ノーコンクリアラーが現れるまでの『グロブダー』

実は本作、1面からのワンコインプレーで全99面オールクリアした人は何人かは確認されていましたが、難易度はどのスコアラーも「エブリエクステンド設定+イージー設定」が基本で、初イージーオールクリアは発売当初の1984年頃、「エブリ+ノーマル設定」でのクリア報告は2009年までかかりました。その後、稼動開始から苦節32年ついに「デフォルト設定+ワンコインオールクリア」を達成した猛者が現れたのです。それが2015年のことでした。

何がそんなに難しいのか

まず敵の射撃攻撃ですが、尋常ではないスピードで飛んできます。見てから避けられるレベルではありません、少しでも気を抜くと開始数秒で大破など当たり前。後半のステージでは開始直後にシールドを張らないのは自殺行為でした。クリアに時間をかけ過ぎると敵の攻撃が激しくなる、刹那の見切りが必須、とにかく相手の死角から攻撃、といった渋いゲーム性が特徴でした。

また、自機である「グロブダー」の機動力が遅く敵の攻撃が極めて激しいため、動体視力や反射神経だけではどうすることも出来ず、しかも戦略重視なゲームなのに防御性能があまりにも残念なことが難易度の引き上げに一役買っています。

電波新聞社が1982年から発売していたパソコン関連雑誌『マイコンBASICマガジン』の'85年2月号に掲載された99面クリア方法の案に「ある場所で静止してエネルギーを温存しつつシールドをギリギリまで張り続け爆死する際の爆風でハイパータンク(ボス敵)を道連れにしてクリア」という方法が載っていたことも。

1コイン3クレジットが初期設定という当時としては珍しい仕様でもありました。それでも瞬殺ですが…。

実際のプレイ動画

ここまで紹介してきましたが、やはり百聞は一見に如かず。
プレイ動画でその修羅の道を少しだけ見てみましょう。

1984年に発売された他のゲームタイトル

・ファミコン『ダックハント』(1984年4月、任天堂)
・ファミコン『ゼビウス』(1984年11月、ナムコ)
・MSX、X1『三次元ボンバーマン』(1984年、ハドソン)

※『三次元ボンバーマン』だけ、調べても発売月が分かりませんでした。

『ダックハント』

Amazon | ダックハント | ファミリーコンピュータ

『ゼビウス』

Amazon | ゼビウス [FAMILY COMPUTER] [FAMILY COMPUTER] [FAMILY COMPUTER] | ゲームソフト

筆者の感想

実はこのゲーム、実機で遊んだことはないんですよねー。移植版で遊んでいましたがハマってしまうとなかなか奥深く、人を選ぶかもしれませんが、私は楽しめました。

ゲームシステム・完成度自体は高く、非常に洗練されている本作ですが、人気作に至らなかった理由はやはり難度の高さに起因したものでしょう。本作の難易度がもう少し低く設定されていたら、万人に勧められる秀作としてそれなりにヒットしたのでは、と思います。

ちなみに本作を ”ノーミス” で「デフォルト設定ワンコインオールクリア」を達成した強者は未だに誰もいないらしいですよ?伝説を作ってみてはいかがでしょう。

関連する投稿


『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

アクションゲームの金字塔『メタルスラッグ』が2026年4月19日に誕生30周年を迎えた。株式会社SNKはこれを記念し、シリーズの再燃・リブートを掲げた記念プロジェクトを始動。新作ゲームの開発を含む多彩な企画の推進や、歴史を振り返る記念映像の公開、特設サイトの開設など、世界中のファンへ向けた展開が始まる。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


祝!放送55周年『サザエさん』が初のアーケードゲーム化!KONAMIから「まちがいさがし」が2026年春登場

祝!放送55周年『サザエさん』が初のアーケードゲーム化!KONAMIから「まちがいさがし」が2026年春登場

放送開始から55周年を迎えた国民的アニメ『サザエさん』が、コナミアーケードゲームスより初のアーケードゲーム化!タッチパネルで楽しむ「まちがいさがし」が2026年春に稼働予定です。アニメ本編の画像を使った問題や、2人対戦モードなど充実の内容で、小さなお子様からシニア層まで幅広い世代が楽しめる期待の新作です。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


最新の投稿


福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

1976年の創業から50周年を迎えた福岡県直方市の「直方がんだ びっくり市」にて、2026年4月17日から19日までアニバーサリーイベント「半世紀祭」が開催された。銘柄牛が50%OFFになる「肉袋」や名物セールの復活、地元ヒーローの参戦など、半世紀の感謝を込めた熱気あふれる3日間の模様を振り返る。


『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

アクションゲームの金字塔『メタルスラッグ』が2026年4月19日に誕生30周年を迎えた。株式会社SNKはこれを記念し、シリーズの再燃・リブートを掲げた記念プロジェクトを始動。新作ゲームの開発を含む多彩な企画の推進や、歴史を振り返る記念映像の公開、特設サイトの開設など、世界中のファンへ向けた展開が始まる。


山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

ソロ・デビュー50周年を迎えた音楽界のレジェンド・山下達郎とJOURNAL STANDARDが特別なコラボレーションを実現。1stアルバム『CIRCUS TOWN』収録の名曲「WINDY LADY」をテーマにしたTEEがリリースされる。音楽史に刻まれた名盤の空気感を纏える、ファン垂涎の記念アイテムが登場だ。


中山美穂の伝説が蘇る!全175曲収録の完全保存版Blu-ray BOXが6月17日発売決定

中山美穂の伝説が蘇る!全175曲収録の完全保存版Blu-ray BOXが6月17日発売決定

中山美穂のコンサート史を凝縮した5枚組Blu-ray BOX『Miho Nakayama Complete Blu-ray BOX~Forever』が2026年6月17日に発売される。1986年の初公演から98年までを網羅し、全編HD・オーディオリマスタリングを敢行。未発表ライブ映像やMVも初収録した、ファン必携の記念碑的作品だ。


俳優・水谷豊の真実に迫る著作『YUTAKA MIZUTANI』発売!監督としての人生と秘められた過去を解禁

俳優・水谷豊の真実に迫る著作『YUTAKA MIZUTANI』発売!監督としての人生と秘められた過去を解禁

俳優・水谷豊の著作『YUTAKA MIZUTANI』が発売される。「傷だらけの天使」や「熱中時代」、そして「相棒」と、各時代でトップを走り続ける彼が、自らの監督作品を通じて「誰も知らない本当の水谷豊」を明かす。サイン本お渡し会や、代表作『青春の殺人者』の50周年記念Tシャツ発売など、ファン必見の情報が満載だ。