このような謎だらけの人を誰が演技したのか??
戦後、1960年に明智光秀を主人公にした映画が初めて上映された!!。
映画『敵は本能寺にあり』(1960)の立看 映画ポスター
初代 松本白鸚(1955年撮影、当時は8代目松本幸四郎)
忍者の野望に利用されてしまう光秀!!
続・忍びの者(1963年) 【DVD】
さらに天下を掌中に収めんとする秀吉は、五右衛門の妻マキ(藤村志保)の生まれ故郷であり、農民の武力抵抗最後の拠点である雑賀(和歌山市)の部落を襲うが、この戦いで愛妻を失った五右衛門は、家康の連絡をえて、こんどは秀吉の命を狙うが、ついに失敗。捕えられて三条河原で処刑されるという、これが有名な五右衛門の釜煎りの刑である。そして最後に、意味深にほくそ笑む徳川家康!!!
山村 聰(やまむら そう)
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威厳のある大物や歴史上の人物(徳川家康・保科正之・平賀源内など)もカバーしており、日本演劇界で最も多く総理大臣を演じた俳優でもある。私は1970年に真珠湾攻撃を描いた日米合作の戦争映画『トラ・トラ・トラ!』で連合艦隊司令長官山本五十六を演じた山村聰が一番記憶に残っている。
NHK大河で初めて明智光秀を演じた俳優は??
NHK大河で初めて明智光秀を演じた佐藤 慶
佐藤 慶は、福島県立会津工業学校染織科卒業後、会津若松市役所戸籍係に勤務するかたわら、地元で結成した新劇愛好会で演劇に打ち込むが、会の発表会の日に無断欠勤をして役所を免職されたという「根っからの新劇人」。
その後上京し、1952年(昭和27年)に俳優座養成所に第4期生として入団した。同期には宇津井健・佐藤允・仲代達矢・中谷一郎らがいる。
当時、新大型時代劇と呼称された大河ドラマは2作で終わるはずだったが、「せっかくだから新人だけで、もう1作だけ作ろう」ということになり、この作品はスター総出演の前2作とはガラリと変わって、新人を抜擢してのキャスティングとなった。佐藤慶もその一人であった。
当時から怜悧な視線、知性を秘めた語り口、彼が画面に登場すると、それだけで空気が引き締まる、そんな役者だった。
しかし、だからこそ時折瓢軽な役柄を演じると(というかそんな役も意外に少なくない)奇妙な面白みが生まれて、これまた良かった。
さらに忘れられないのが、その渋い声。NTVで長く放送されたドキュメント番組「知られざる世界」のナレーター、ドキュメンタリー映画では小林正樹監督『東京裁判』(1983年)の、緊張感を途切れさせないナレーションが印象に残る。