本塁打王と盗塁王の両方を獲得したメジャーに最も近かった男『秋山幸二』

本塁打王と盗塁王の両方を獲得したメジャーに最も近かった男『秋山幸二』

西武・ダイエーで活躍し「メジャーに最も近かった男」と呼ばれた秋山幸二。バク転でホームインするほどの驚異的な身体能力や、現役時代の実績について紹介。


頬骨を骨折し、フェイスガード付きの特製ヘルメットで出場。

2000年には2000試合目で、通算2000本安打を達成。

秋山の代名詞となったバック宙ホームイン

いわゆる「バック宙ホームイン」は、当時の地味なイメージを払拭するために「何か派手なパフォーマンスを」と考え出されたもの。文化放送ライオンズナイターの名物リポーター中川充四郎のアイデアであり、中川が番組内で秋山に約束させた(元々は「サヨナラホームランを打ったらバック宙をする」という約束だった)。 過去にパ・リーグ公式戦で2度(1987年6月28日・日ハム戦、1991年5月2日・ロッテ戦いずれもサヨナラ本塁打の時)、日本シリーズで3度披露した。初披露は1986年の日本シリーズ「第8戦」(広島市民球場)の6回に放った同点本塁打のホームイン時で、三塁を回りながら、三塁コーチの近藤昭仁に「やっていいですか?」と許可を得てから行ったが、この時は当時の広島方面から相当の顰蹙を買った。 またこのバック宙の際、最後の両足の着地と同時にその足がホームベースを踏んでいるというつもりであったが、少し手前で着地してしまったため、後ずさりするような形でホームを踏んだ。 その他、1987年にサヨナラホームランを打った時は着地点がホームベースを通り越していたため、前かがみで右手でホームにタッチした。 1990年の対巨人戦、1991年の対広島戦でも披露。 最後となった対広島戦では、着地後尻もちをつき、以後封印することとなった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E4%BA%8C

秋山幸二 - Wikipedia

バック宙ホームインでコケる秋山幸二

1991年日本シリーズ広島戦第7戦で披露したツーランホームラン後のバック宙ホームインが米テレビ局「CBSスポーツ」電子版で特集され、「今まで目撃した中で、本塁打を喜ぶ際の最も洗練された例かもしれない」と報じられている。

西武時代のバッティングフォーム

癖の無い流れるようなバッティングフォームで野球少年たちのお手本とされていた。
秋山は「手首が返る瞬間がもっともボールにパワーが伝わるので、そのポイントで打つことを心がけていた」と語っている。

ダイエーホークスへの移籍に伴い、フェンスの低い西武ドームからフェンスの高い福岡ドームに対応するために、秋山はバッティングフォームを変えている。
その狙いは、打球の弾道を高くするためのものだが、結果的に、腰を痛め選手寿命を縮めてしまった。
「あそこで腰を痛めなければ50歳まで現役を続けることができた」と秋山は後に語っている。

引退後も衰えぬパワー

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