日本最高のビートバンドと言っていいでしょう!ザ・プライベーツ。彼等の栄光の80年代をまとめました!

日本最高のビートバンドと言っていいでしょう!ザ・プライベーツ。彼等の栄光の80年代をまとめました!

商業的にみてミリオンセールスをあげているわけではありませんし、評論家からも正当な評価を受けているとは言い難いザ・プライベーツ。だとしても彼らが日本で最高のビートバンドであることには変わりはありません。


THE PRIVATES

THE PRIVATES(ザ・プライベーツ)は、日本を代表するゴキゲンなビートバンドです。結成は1983年で、現在も現役バリバリで活動しています。

THE PRIVATES

THE PRIVATES | LINE-UP ラインナップ - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO

メンバーは、ボーカルに延原達治。若い人にはOKAMOTO'Sのドラマー、オカモトレイジのお父さんと言った方がいいのかもしれませんね。そしてギターのショーネンこと手塚稔は、元の奥さんがタレントのYOUでした。
ベースに高橋達哉、ドラムスに森原光司。キーボードは一時外れていましたが現在は復帰している吉田学という布陣です。

では、ザ・プライベーツに最も勢いがあった80年代を振り返ります。

REAL TIME BLUES

インディーズでシングル、カセットをリリースした後、1987年8月26日にシングル「君が好きだから」でデビューします。

ファーストアルバムは同年9月25日にリリースされた「REAL TIME BLUES」です。ポップであり、ビート・バンドの王道といった感じの素晴らしい出来です。

  1. BLACKBOARD JUNGLE
  2. DO THE HIP SHAKE!
  3. DEAR MY FRIEND
  4. 誘惑のVELVET KNIGHT
  5. TOO MUCH KAREIDOSCOPE
  6. BREAKIN’ GLASS
  7. TV CHANNEL NO.5
  8. RETURN TO YOURSELF(AND MYSELF)
  9. RAT DANCE
  10. WAITIN’
  11. 君が好きだから
  12. MAYBE TOMORROW
  13. BYE BYE HONEY

Real Time Blues

切れ味の鋭い曲が目白押しのアルバムですが、中でも素晴らしいのが「誘惑のVELVET KNIGHT」です。

MONKEY PATROL

「CANNONBALL CITY」、「追憶のハイウェイ」、「CITY COCKTAIL」、「SHERRY」、「FLASH BACK GREENY」などアマチュア時代の曲が詰め込まれたセカンド・アルバム「MONKEY PATROL」は1988年10月16日にリリースされました。

1.SUNSET SUNRISE~LET'S GO CRAZY
 2.BIRDS WIN
 3.CANNONBALL CITY
 4.追憶のハイウェイ
 5.ANYTIME ALRIGHT!
 6.美しき絶望
 7.いつも…
 8.CITY COCKTAIL
 9.BREAKIN' SUNSET
 10.FASHION 2
 11.TURTLE DANCE
 12.STOP BREAKIN' DOWN
 13.SHERRY
 14.FLASH BACK GREENY
 15.LUCKY MAN

MONKEY PATROL

ライブで人気の曲が詰まっているわけですから楽曲は悪くない。というか、素晴らしいのですが、オーバープロデュースとなっているのが残念です。
プロデューサーは、BOØWY、THE BLUE HEARTS、THE STREET SLIDERSなどを担当した売れっ子の佐久間正英と当時ルースターズの下山淳がそれぞれ曲ごとに担当しています。

佐久間正英は流石の仕事ぶりを見せていますが、下山淳は元曲を解体している感じですかね。

好みの問題でしょうが、シングルとなった「Lucky Man」にように曲の良さを活かしたプロデュースの方がザ・プライベーツには合っているように思います。

SPEAK EASY

前作で反省したのか、1989年6月28日リリースの3rdアルバム「SPEAK EASY」はルーツに立ち返るかのようにルイジアナ州でレコーディングするという意欲作となりました。

  1. STEADY ROLLIN’TRAIN
  2. 気まぐれロメオ
  3. FOOL TO CRY
  4. ALL DOWN THE RIVER
  5. SWAMP TURKEY
  6. TIME WAITS FOR NO ONE
  7. SHAKIN’DUDE
  8. SPEAK EASY
  9. LONELY SUMMER NIGHT
  10. GONE DEAD TRAIN
  11. EVERYBODY SAY YEAH!

SPEAK EASY

シングルになったのは「気まぐれロメオ」。ビートバンドここにありって感じで最高の一曲ですね。そして、PVがこれまた良い感じです。

It’s Freedom

1989年10月28日にシングル「DO THE ROCK」をリリースした後、1990年3月7日に天下の名曲「SHERRY」をリリースします。

素晴らしい曲ですが、残念ながらヒットしなかったんですよね。とは言え、この頃のザ・プライベーツは人気があり、日本武道館なんでもライブをやるようになっていました。

そして、「DO THE ROCK」、「SHERRY」を含む80年代最後のアルバム「IT'S FREEDOM」がリリースされます。

1. GET FREEDOM
2. 一人ぼっちのバラード
3. EMPTY DAYS
4. 運のない男
5. ルーディーきどり
6. GAKKO STOMP
7. 満員電車(JAM PACKED TRAIN BLUES)
8. あの雲は何処へ
9. DO THE ROCK
10. ネ・ム・リ・タ・イ
11. ハニーチャイルド・ブルース
12. 飛ばせハイウェイ
13. SHERRY(reason for tears)

It’s Freedom

アルバムは、ローリングストーンズのアンダーカバーを彷彿させる「GET FREEDOM」から始まります。

前作が充実していたこともあり、今作はジャケットのイメージそのままにいささか地味な印象を受けるアルバムです。
その後、何かと制約があったのでしょう、当時の所属事務所アミューズを離れ自由を求めてザ・プライベーツの新たな冒険(90年代)が始まります。

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