「さあ、ゲームの始まりだ。お前は1000ポイント貯めなきゃいけない。もし1000ポイント貯めたら、大砲のついた戦車を家に持って帰れるんだよ。」(グイド)
ジョズエが収容所でゴネ始めた時に、この過酷な環境をゲームに変えて表現し、ジョズエを納得させるグイドの言葉でしたね。
グイドは何度も何度もこうしてジョズエを楽しませながら収容所の生活を送りました。
立派な父親だと思います。
「これが私の物語。父が命をかけて私にくれた贈り物。」(ジョズエ)
ユーモアと明るさをもってホロコーストという過酷な環境下で息子を守り通した偉大な父に対して、物語の最後の最後で、このジョズエのセリフで幕を閉じました。
どんな状況かでもゲームの様に楽しむことを、命をかけて伝えてくれた父の贈り物だったという表現は、この物語の全てを語っていたと思いました。
こぼれ話
スタッフ
予告編
映画としての評価
ライフ・イズ・ビューティフル
ライフ・イズ・ビューティフル (角川文庫) | ロベルト ベニーニ, ヴィンチェンツォ チェラーミ, Roberto Benigni, Vincenzo Cerami, 吉岡 芳子 |本 | 通販 | Amazon
主演を演じたロベルト・ベニーニは、この作品で脚本・監督・主演の三役をこなし、アカデミー賞受賞本命のトム・ハンクス(プライベート・ライアン)を押しのけ、主演男優賞を受賞しています。
映画を観ると判るのですが、この映画で脚本・監督・主演をこなしているというのは、とんでもないことだと思います。はっきり言って偉業です。
購入を希望される方は
関連記事はこちら
”脱獄モノ”映画の傑作「ショーシャンクの空に」!興行的な成功よりも批評家達からの評価が高い作品となりました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
シチリア・地中海が色濃い映画グラン・ブルー。ラストの台詞が儚かった! - Middle Edge(ミドルエッジ)