甘味処&和菓子に関するよもやま話

甘味処&和菓子に関するよもやま話

この前、町をぶらりぶらりと散策していて、肌寒いので甘党の私としては、暖かい「おしるこ」が食べたくなり、和菓子を提供してくれる「甘味処」を探して見たのだが、昔と比べて「甘味処」がほぼ見られなくなった(スマホで検索したら、数件出てきたけど・・・(~_~;))ことに気が付いた。ケーキなど提供する洋菓子店やコーヒーなどを出す喫茶店は、どの町にも必ずと言って良いほどあるのに、何故に「甘味処」がないの??。懐かしさを込めて和菓子と甘味処のよもやま話をしてみよう!!


和菓子とは??

和菓子(わがし)とは、日本の伝統的な菓子のことである。

見た目の美しさも追求される和菓子(上生菓子)

和菓子は、明治時代以降にヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた洋菓子に対する言葉で、餅(もち)菓子、羊羹(ようかん)、饅頭(まんじゅう)、最中(もなか)、落雁(らくがん)、煎餅(せんべい)などが含まれる。また遣唐使がもたらした唐菓子(からかし)、近世にスペイン・ポルトガル・オランダからもたらされ日本で独自の発展を遂げた南蛮菓子(なんばんがし)も和菓子の一種として扱われる。 洋菓子と比べて油脂や香辛料、乳製品を使うことが少なく、米・麦などの穀類、小豆・大豆などの豆類、葛粉などのデンプン、および砂糖を主原料としたものが多いのが特徴である。特に豆類を加工して作る餡が重要な要素となるものが多い。 一般に緑茶に合わせることを想定して作られており、日常的な茶請け菓子として親しまれているだけでなく、茶の湯との関係も深い。その他各種の年中行事や慶弔事における引き出物などにも用いられる。 四季との結びつきが強いことも特徴の一つで、特に上生菓子(じょうなまがし)と呼ばれる上等な生菓子では、各種の製法を駆使し、味だけでなく視覚的な美しさが豊かな季節感をもって表現されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E8%8F%93%E5%AD%90

和菓子 - Wikipedia

果子(くだものの意)から菓子に、そして和菓子へ

もともと、日本では木の果実、草の実を総称して「くだもの」と呼び、中国より文字や漢字が伝来すると、その当て字として「菓子」の字をあてるようになった。要するに、古くは「菓子」とは、果実のことで、果物と実を包括した言葉であったという。それらは主食である穀物などからの栄養分やビタミンなどの不足を補う役割があり、また、甘みを持つものもあったため、嗜好品としての役割もあったそうだ。昔も今も、甘い刺激には人間はもろに弱いところがあるようだ。

甘さの元は石蜜(蜜をかためた物)や甘蔗(サトウキビ)!!

字のごとく、石状になった蜂蜜である。

石蜜

イネ科サトウキビ属の植物。現代のさとうの原料。

甘蔗(サトウキビ)

穀物を原料とした食べ物も加わる!!

奈良・平安時代になると仏教の伝来と共に大豆餅、小豆餅といった米や麦、胡麻などの穀物を原料とした食べ物も加わり始めた。この頃の砂糖の代わりとなる甘いものは石蜜(蜜をかためた物)や甘蔗(サトウキビ)などで、中国から運ばれ、餅類に加えて食されている。

奈良時代に唐より伝来した唐菓子の登場!!

奈良時代には果物を菓子と称していたため、中国からも菓子類が伝来し、唐菓子(からくだもの・からかし)と呼ばれた。そのような唐菓子が京都にはまだ伝統として残っている。

緑豆、米の粉、蒸し餅、ケシ、乾燥レンゲなどを練ってゆでたもの。団喜(だんき)とも呼ぶ。現存する清浄歓喜団は、小麦粉の生地で小豆餡を茶巾状に包み胡麻油で揚げたものとなっている。元はインドの菓子「モーダカ」。

奈良時代に唐より伝来した日本の菓子のルーツの一つ 清浄歓喜団

これらの唐菓子の中から各々が進化をし、今日の団子、饅頭、煎餅などが生まれた。

時代は下り鎌倉時代には、茶の湯文化の広まりに伴う点心の一つとしての菓子作りも発達

鎌倉時代には、宋から茶苗を持ち帰った栄西によって茶の栽培と普及が進められて茶の湯文化が広まったことにより、点心の一つとしての和菓子作りも発達していった。1341年に日本にもたらされた饅頭(蒸し饅頭)は、現在も続いている最も古い菓子の一つである。

1970年初期ぐらいまではどの駅前でも2~3軒の甘味処が存在した!!

私がときどき立ち寄る東京日本橋人形町にある、大正三年創業のほうじ茶専門店「森乃園 甘味処」
淹れたてのほうじ茶とほうじ茶スイーツなどが絶品!!。私の一押し店なので、近くに行かれることがあれば、ぜひお立ち寄りください!!。
昔はわざわざ東京日本橋人形町に行かなくても地元で舌鼓を打てたのですが・・・

ほうじ茶の店「森乃園 甘味処」

甘味処の和菓子といってもいろいろ!!

読者の方もご存知だろうとは思いますが、甘味処のメニューで代表的なもの3つをおさらいしましょう!!
なつかしい方もおられるのでは・・・??。

甘味処のメニューって言えば何はなくとも「あんみつ」、「ところ天」、「おしるこ」でしょう!!

あんみつ(餡蜜)は、賽の目(細かい立方体)状に切った寒天に、茹でて冷やした赤エンドウマメ、小豆餡、求肥、干し杏子などをのせ、みつ(黒蜜や白蜜)をかけて食べる。

あんみつ

なお、小豆餡を入れないものをみつまめと言う。
また、あんみつにも色々なバリエーションがあり、
クリームあんみつ:ホイップした生クリーム、もしくはアイスクリーム(またはソフトクリーム)をのせたもの
白玉あんみつ:白玉をのせたもの
フルーツあんみつ:カットした果物(いちご、キウイフルーツ、サクランボ、パイナップル、ミカンなど)をのせたもの
など多種多様。

ところ天はテングサやオゴノリなどの紅藻類をゆでて煮溶かし、発生した寒天質を冷まして固めた食品。それを「天突き」とよばれる専用の器具を用いて、押し出しながら細い糸状(麺状)に切った形態が一般的である。

ところ天

甘味処では、ところ天に酢醤油をかけるか、黒蜜をかける、二つの食べ方があった。男性陣は圧倒的に酢醤油が多く、女性陣は黒蜜が喜ばれていた記憶が残っている。 

汁粉(しるこ)は、小豆などを砂糖で甘く煮た小豆汁の中に、餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物。「おしるこ」とも呼ばれる。関東では漉(こ)し餡を用いたものもつぶし餡を用いたものも汁粉と呼ばれるが、関西では漉(こ)し餡を用いたもの汁粉と呼び、つぶし餡を用いたものはぜんざいと呼び分けるのが通例である。

汁粉(しるこ)

冬も本番になって、みなさんあったかいものが恋しくなってきた頃じゃないでしょうか?。そん時はコーヒーも良いですが、あったか~いおしるこが最高!!。また、おしるこの脇に出て来る、しょっぱい漬物やこんぶの佃煮のおいしいこと!!
私は個人的にはめちゃ辛いキムチと一緒におしるこをすするのがこの上なく幸せを感じるんですが・・・?!

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