第10位 金田留広 13本(1969年~1981年・実働13年)
プロ野球ファンのみならず、一般的にも知名度の高い偉大なる400勝投手・金田正一。実は彼には3人の弟がおり、皆、プロ野球の投手になっていたことは、あまり知られていません。そんな金田4兄弟の中で、長兄・正一に次ぐ実績をたたき出しているのが、4男・留広です。
通算成績は、128勝109敗(防御率3.25)。社会人を経てドラフト4位で入団した1年目から18勝を挙げる活躍を見せ、同年、ルーキーにしてオールスターゲームにも選出。打席に立った兄・正一との兄弟対決も実現。見事、セカンドフライに打ち取っています。
バッティングでも兄譲りの勝負強さを発揮し、1972年9月22日南海戦における満塁本塁打を含む、キャリア通算13本のホームランを放ち、歴史にその名を刻みました。

金田留広
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第8位 成田文男 15本(1965年~1982年・実働17年)
主に、ロッテで活躍した右腕・成田文男。速球とキレのあるスライダーを武器とした右の本格派であり、特にスライダーは、伊藤智仁や宣銅烈と並ぶ名手として知られ、野村克也からは「最高のスライダーを投げた投手」とも評されています。
通算成績は175勝129敗(防御率3.20)。打撃のほうでも、満塁本塁打2本、3試合連続アーチなど大活躍しています。

成田文男
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第8位 星野仙一 15本(1969年~1982年・実働14年)
70年代の中日を代表する名投手だった星野仙一。引退後は中日⇒阪神⇒楽天の監督、さらには、2008年北京オリンピックにおけるナショナルチームの監督をつとめるなど、長きに渡って野球界に貢献し続けてきた功労者としても知られています。
打撃の通算成績は、654打数134安打(打率.205)15本 59打点 OPS.545。これが9番バッターだと考えると、対戦チームからしたらかなり厄介だったことでしょう。

星野仙一
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第7位 稲尾和久 17本(1956年~1969年・実働14年)
ご存じ、「神様 仏様 稲尾様」と呼ばれた伝説の名投手・稲尾和久。シーズン勝利数42勝は、現代プロ野球では永久に更新不可能な「不滅の大記録」として、未来永劫語り継がれていくことでしょう。
通算成績276勝137敗(防御率1.98)という驚異的な成績を記録した稲尾ですが、バッティングのほうでも通算本塁打数17本と、投手としては突出した実績を残しています。

稲尾和久
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第6位 スタルヒン 19本(1956年~1969年・実働19年)
通算成績303勝176敗(防御率2.09)。プロ野球黎明期を支えたロシア生まれ・日本育ちの投手、ヴィクトル・スタルヒン。打撃のほうでも、通算19本の本塁打数に加え、打率.237(歴代4位)安打数446(歴代2位)という抜群の好成績を残しました。

ヴィクトル・スタルヒン
ヴィクトル・スタルヒン - Wikipedia
第5位 堀内恒夫 21本(1966年~1983年・実働18年)
2016年には参議院議員選挙に出馬するなど、現在、政治活動に熱心な堀内恒夫。監督時代、2004年~2005年シーズンにおいて指揮をとり、チームを低迷に導いたことからネガティブなイメージで語られることも少なくない同氏ですが、それにより、通算203勝を数える、選手時代の実績が色あせることはありません。打撃成績も投手としては抜群の、通算1010打数174安打(打率.172)21本塁打・82打点を記録。

堀内恒夫
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第4位 平松政次 25本(1967年~1984年・実働18年)
平松政次は、18年の現役生活をすべてホエールズに捧げた“ミスター大洋”であり、「カミソリシュート」の異名をとる切れ味鋭いシュートで三振の山を築いた往年の名投手です。通算25HRを放った豪打のピッチャーとしても知られていたため、漫画『巨人の星』で大リーグボール3号を打ち返したり、アニメ『がんばれ!!タブチくん!!』で安田猛からサヨナラホームランを放ったりするなど、フィクションの中でも強打者として活躍していました。

平松政次
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第3位 米田哲也 33本(1956年~1977年・実働22年)
米田哲也といえば、カネヤンに次ぐ通算350勝を成し遂げ、その驚異的なスタミナから「ガソリンタンク」「人間機関車」などと称されたピッチャーです。打撃における通算成績は、1556打数266安打(打率.171)33本塁打・112打点でした。

米田哲也
米田哲也 - Wikipedia
第2位 別所毅彦 35本(1942年~1960年・実働17年)
ホームラン数こそ2位に甘んじていますが、NPB史上、総合的に見てもっとも優れた打撃成績を残したピッチャー(大谷以外で)は、この別所毅彦をおいて他にありません。
通算成績は、打率.254(歴代1位)、安打数500(歴代1位)、OPS.655(歴代1位)。その優れたバッティングセンスから、登板のない日に野手として起用されることや「4番・投手」で出場することもあったのだとか。シーズンにおけるキャリアハイは1950年(27歳)であり、161打席に立って打率.344、4本塁打、28打点、OPS.915というとてつもない成績を残しています。

別所毅彦
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第1位 金田正一 38本(1950年~1969年・実働20年)
球界の天皇・カネヤンが貫禄の1位。通算成績は、2054打数406安打(打率.198)38本塁打・177打点。しかも、投手であるにもかかわらず代打起用されて2ホーマーを放ったり、8度の敬遠を記録したりするなど、カネヤンらしい規格外の逸話も語り継がれています。

金田正一
金田正一 - Wikipedia
(こじへい)