模倣による粗製濫造も人気低迷の一因!!
批判を集めた最大の要因の一つに、模倣による似たような作品が濫造され、しかも粗悪すぎたのだ。
「マカロニ・ウエスタン」三大傑作でも米国での評判はイマイチだった!!
セルジオ・レオーネが監督した「マカロニ・ウエスタン」の三大傑作、『荒野の用心棒(A Fistfull of Dollars. 1964 伊)』、『夕陽のガンマン(For A Few Dollars More. 1965 伊)』、『続・夕陽のガンマン(The Good,Bad And The Ugly. 1966 伊)』と言えども、米国ではイマイチな反応だった。
日本やヨーロッパでは、絵画のように緻密な構成、表情を汲み取るアップ、独特な空気感を醸し出す長回し、などなど斬新な手法を用いて男同士の薄暗い絆にスポットを当てたドラマとして、すこぶる評価され熱烈に歓迎された。このように、上記三部作は当然の如く、大金を生み出したのであった。
だが、暫くすると二匹目のドジョウを狙う輩が横行し始める。レオーネ監督のような巧みなレイアウトや撮影技法など無視し、上辺だけに着目した乱雑な模倣品が次々製作されるようになった。結局、業界は急速なマンネリズムに襲われしまい、小さな金鉱脈が尽きるとたちまち荒れはてゴーストタウンと化した街のように、たった十数年の間にマカロニ・ウェスタンは衰退してしまうのであった。
