松岡修造!!!  反骨の御曹司、リアルエースを狙え、ラケットを握ったサムライ

松岡修造!!! 反骨の御曹司、リアルエースを狙え、ラケットを握ったサムライ

独特のキャラクターと熱血ぶりで「太陽神」と恐れ崇められる男。 その現役時代は世界の頂点に挑んだが、決して天才タイプではなく力んでしまう不器用なタイプの選手。 ボールを思い切り打って、ひたすらボールを追いかけるというスタイルは、決してスマートでなくケガも多かった。 しかしその感情を込めたパワーは圧倒的だった。


全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン(全英オープン)・全米オープンというテニス界の世界4大大会をグランドスラムと呼ぶ。
また、1人の選手が同じ年の4大大会を全て制することもグランドスラムという。
グランドスラム大会の主要な試合や決勝戦が行われるセンターコートに立つことは、テニス選手にとって最高の憧れであり夢である。

毎年1月にオーストラリアのメルボルンにて開催される全豪オープンテニス。
センターコートは開閉式屋根を持つ「ロッド・レーバー アリーナ」。
サーフェスはハードコート。

初夏、フランスのパリ郊外ブローニュの森近くのローランギャロスで全仏オープンは開催される。
ボールボーイやアンパイアの服装から観客の装いまでお洒落なフランスならではの雰囲気である。
センターコートはコート フィリップ・シャトリエ。
サーフェスはクレーコート。

イギリス・ロンドンの郊外ウィンブルドンで開催されるテニス界の権威ともいえる大会。
120年以上の歴史と伝統を誇り、白いウェアの着用が義務付けられているなど、独特の雰囲気の中で行われる。
センターコートには、2009年に開閉式の屋根が取りつけられた。
サーフェスはグラスコート。

全米オープンテニスは、真夏のアメリカ・ニューヨーク郊外フラッシングメドウズにて開催される。
ニューヨークだけにセレブリティーが真夏の夜を過ごしにナイトセッションに数多く訪れる。
2万3千人以上を収容する世界最大のセンターコート「アーサー・アッシュ スタジアム」を擁する。
サーフェスはハードコート

サテライト

松岡修造は、サテライトの試合に出た。
サテライトとは、通常、衛星を指し、その意味は、本体から離れて存在するもの。
サテライトの試合には観客など1人もいない。
ボールボーイもいないからボールは自分で取りに行く。
ラインズマンもいないので自分でジャッジした。
松岡修造は、毎週、地方の小さな町をまわって、予選を7試合を勝ち抜き本戦に出場という試合を4週勝ち抜き、5週目に進出し8ポイント獲得した。
腕試しのつもりで出たサテライトだったが思わぬ結果にボブ・ブレッドはいった。
「シュウゾー、いっそのこと大学なんて行かずにプロになったら?」

こうして松岡修造はプロになった。
どの大会に出るかは選手の自由だが、交通費や宿泊費は自分持ち。
まずそのお金を工面しなければならない。
あるマネージメント会社と契約し年間300万円を確保。
アメリカ国内ならバスや電車、仲間とレンタカーをシェアし移動、海外の場合は格安チケットを探した。
目的地に着いたらモーテルで外国人選手とルームシェアし、ランキングが下の方が床に寝た。
そして予選に出場し、勝てればそれでいいが、負ければ次の週の大会に出るために移動しなければならなかった。
また練習用のコートは、あくまで試合に出る選手のもので予選で負けるとコートもボールも貸してくれない。
しかし松岡修造はたとえ予選で負けても練習をしたかった。
だからコートに行き試合の準備をしている選手に練習を申し込んだ。
しかし誰も負けた選手と練習したがらなかった。
断られるとコートの隅で独り黙々とトレーニングした。
誰も知らない田舎で、予選で負け、練習相手もいないなか、1人で黙々とトレーニングを繰り返し、日が落ちて暗くなるとハンバーガーを水で流し込んでモーテルの床で寝た。
誰も相手にされず、独りで戦う日が続くと「強くなりたい!」という思いはますます強くなった。
早朝、まだ鍵がかかったコートにネットをよじ登って入り、練習しに来た人たちを待っては声をかけた。
何度も何度も断られながら、たまに相手が見つけると必死に練習した。
相手は試合前。
できるだけ強くサーブを打って、必死に応戦した。
やがて
「いい練習ができる」
という評判が広まり、練習相手に困らなくなった。
そして格上に相手との練習で松岡修造自身もレベルアップしていった。
サテライトのツアーは、アメリカ、イギリス、ドイツ、スペイン、アラブ、タイ、香港、ナイジェリアなど世界各地の地方都市を巡った。
1人でツアーを回っていれば、練習を休もうと、夜遅くまで遊ぼうと、何をやろうと自由だった。
友のなく、お金もなく、やがて目標意識さえ薄れていき、多くの世界中から集まった若者がラケットを投げ出していく。
一方、試合に勝ちランキングを上げ、1試合1000万円、優勝賞金数億円という大会に出る者もいる。
資格試験などなく、誰でもプロになれるテニスの怖さがそこにあった。

テニスに対する情熱が異様に強い松岡修造は、生活のすべてをテニスに費やすことができた。
マイナスになると思うものは一切食べず、きれいな女性に誘われてもトレーニングの邪魔になる遊びは断った。
練習は普通の人の数倍行った。
どこか悪い点がみつかれば納得がいくまで徹底的に練習した。
トレーニングでパワーを強化し、体の柔軟性が足りないと、入浴後1時間ストレッチング。
漫画「エースをねらえ!」全18巻を世界中、持ち歩き読んだ。
試合中、コートチェンジの間に読むこともあった。

1986年10月、19歳の松岡修造は東京で行われたセイコースーパーテニスに出場。
1回戦で世界ランキング1位のイワン・レンドルと対戦し、まるで歯が立たず惨敗。
翌週の香港オープンでアジア代表として出場し、ジミー・コナーズと対戦。
いいところなく一方的に敗れた。

オリンピック日本代表、日本ランキング1位

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