歌詞分析に使うツールは「Lyric Jumper(リリックジャンパー)」
「Lyric Jumper」 歌詞の世界に飛び込もう
「Lyric Jumper」は、アーティストの持ち歌の歌詞の傾向を20のトピックに分け、比率として可視化し、歌詞の傾向が似ている他のアーティスト名も同じ画面に表示させることができる、全く新しい歌詞探索ツールです。
「Lyric Jumper」で工藤静香を検索すると…

この「Lyric Jumper」で、工藤静香のヒット曲がどのように表示されるのかを紹介します。
作詞家、松井五郎さんが手掛けた曲は「大人の恋愛(女性編)」が多い
松井五郎 :
ヤマハポピュラーソングコンテスト出場をきっかけに、1981年CHAGE and ASKAの2ndアルバムタイトル曲の『熱風』を作詞。以後、長渕剛、安全地帯、氷室京介、HOUND DOG等といったニューミュージック、ロック系のアーティストを中心に作品提供を行う。2000曲以上という膨大な数の歌詞を手掛けたことで知られる。
(参考 : 松井五郎 - Wikipedia)

『恋一夜』

『くちびるから媚薬』

『メタモルフォーゼ』

これら3曲のトピックは「大人の恋愛(女性編)」。
工藤 静香 - Lyric Jumper
松井五郎さんの詞は、大人の女性が恋に落ちていく瞬間を切り取った描写が非常に多く、その描写が当時の工藤静香さんの雰囲気にピッタリだったので、大きなヒットにつながったのではないでしょうか。
中島みゆきさんが作詞を手掛けた曲のトピックは統一性がない?
中島みゆき :
1975年にシングル「アザミ嬢のララバイ」でデビューした後、「時代」「わかれうた」「悪女」「空と君のあいだに」「地上の星」など、数え切れないほどのヒット曲を生み出してきた北海道札幌市出身のシンガーソングライター。
(参考 : 中島みゆき - Wikipedia)

『MUGO・ん…色っぽい』

『黄砂に吹かれて』

『激情』
中島みゆきさんが提供した工藤静香さんのヒット曲は、様々なトピック結果が表示されました。
工藤静香さんは、アイドル時代から中島みゆきさんのファンを公言しており、ソロデビューの際には楽曲を提供してほしいとラブコールを送っていました。そのラブコールが叶い、20曲以上の楽曲を提供。
現在2人はお互いをリスペクトするほど、友情を深めた関係になっているそうです。
作詞家が変わっても工藤静香さんが歌うと、すべてどこか哀愁が漂う雰囲気がありながらも、等身大の女性を表す、「静香節」全開の曲となるのは、この人の存在感が他の人にはない魅力的なものだからでしょう。
ソロデビューから30年経った今でもその存在感は変わりません。
30周年を記念したオリジナルアルバム『凛』を聴いて、変わらない工藤静香さんを体験してみてください。
他にも「Lyric Jumper」を使えば、歌詞のトピック別に楽曲を表示させたり、作詞家さんとトピックの傾向を調べたり、歌詞からみる類似アーティストを知るなど、今までの歌詞検索ではできなかったような様々な発見ができます。
みなさんもぜひ、好きなアーティストを検索してみてください!
構成:プチリリスタッフ