青い果実(山口百恵)‐1973年 エロ度数:★★★☆☆
『青い果実』を歌った時の年齢は14歳。山口百恵が「伝説のアイドル」として語り継がれる一因には、こうした「年端もいかない若いコにエロい歌を歌わせる」という路線のパイオニアだったからというのもあるのでしょう。

青い果実(山口百恵)
青い果実 山口百恵 おかしな恋人 EP - ヤフオク!
ちなみに、自伝『蒼い時』によると、当初この曲を渡されたとき、「罪悪感にも似たものが私の意識の中で頭をもたげ」ていたのだとか。しかし、歌った途端に躊躇いを消え失せ、この歌がとても好きになっていたといいます。
実際こうした早熟な少女路線の楽曲は、「花の中三トリオ」の中で、一際大人っぽくて幸の薄い印象の百恵ちゃんにピタリとハマり、以降「青い性路線」と呼ばれる類似楽曲の連続リリースへとつながっていき、翌年大ヒットした「ひと夏の経験」でピークを迎えるに至るのです。
あなたにあげる(西川峰子)‐1974年 エロ度数:★★★☆☆
山口百恵で確立された「処女喪失」ソングの影響をモロに感じさせるのが、西川峰子(現・仁支川峰子)のデビューシングル『あなたにあげる』です。

あなたにあげる(西川峰子)
西川峰子 - あなたにあげる - SV-1191 - スノー・レコード
「ロリコン」なる言葉がまだ広まっていなかった70年代前半。こうした「青い性路線」楽曲は、男たちの中に潜んでいた「眠れる少女趣味」を叩き起こす効果効能があったに違いありません。
後ろから前から(畑中葉子)‐1980年 エロ度数:★★★★★
畑中葉子といえば、2017年7月21日に亡くなった平尾昌晃とのデュエット曲『カナダからの手紙』(1978年)が有名。翌年にソロデビュー後、結婚&離婚を経て、再起を期するかのようにリリースされたが、この『後ろから前から』でした。

後ろから前から(畑中葉子)
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これを当時21歳のアイドルに歌わせていたのだから、驚くほかありません。このシングルとほぼ同時期にセミヌードグラビアを発表した畑中は、以降、にっかつロマンポルノに出演するなど一気に路線変更したのでした。
E気持(沖田浩之)‐1981年 エロ度数:★★★★★
1999年に36歳で自殺してしまった俳優・沖田浩之。1980年代、彼は『3年B組金八先生』への出演をきっかけにブレイクし、一時は、親衛隊が多数結成されるほどの人気アイドルでした。
そんなアイドル・沖田のデビューシングルが『E気持』です。

E気持(沖田浩之)
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男子大学生の初体験と、それに沸く下世話な男の仲間内を歌ったと思しきこの曲は、オリコン8位の大躍進を遂げます。この成功を受けて続くセカンドシングル『半熟器』も、ガッツリ、エロ路線を踏襲。

半熟期(沖田浩之)
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処女的衝撃!(シブがき隊)‐1983年 エロ度数:★☆☆☆☆
『処女的衝撃』と書いて「バージンショック」と読みます。シブがき隊4枚目のシングルとなる同曲は、タイトルこそかなり攻めていますが、歌詞自体は、そこまでエロくありません。

処女的衝撃!(シブがき隊)
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姫様ズーム・イン(森川美穂)‐1986年 エロ度数:★★★☆☆
80年代、学園祭の女王だったアイドル・森川美穂。彼女がリリースした5枚目のシングル『姫様ズーム・イン』は、そのタイトルから、ミノルタカメラのCMソングに起用されたりもしました。
曲調はいかにもアイドル歌謡らしいポップなノリなのですが、歌詞をよく見てみるとちょっと衝撃的。

姫様ズーム・イン(森川美穂)
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いちごがポロリ(本田理沙)‐1988年 エロ度数:★★★☆☆
森高千里が優勝を飾った「第1回ポカリスエット・イメージガール・コンテスト」。これに応募していた本田理沙は、1986年にフロム・ファーストプロダクションにスカウトされ、1988年にアイドル歌手デビューします。
『いちごがポロリ』は彼女のセカンドシングル。一言でいえば、ディスコかどこかで踊りに夢中になっていたら、ブラヒモがずり落ちて、乳首が見えてしまった…という歌。一聴しただけで、「いちご」が「乳首」の言いかえだと分かります。

いちごがポロリ(本田理沙)
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Body & Soul(SPEED)‐1996年 エロ度数:★★★★☆
メンバーが4人とも小中学生ながら、優れた歌唱力とダンスパフォーマンスで世間に衝撃を与えたSPEED。彼女たちのデビューシングル『Body & Soul』は、ノリノリなダンスナンバーのように見せて、その実、かなりキワドイメッセージが込められた楽曲でした。

『Body & Soul』が収録されているアルバム「Starting Over」
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愛の種(モーニング娘。)‐1997年 エロ度数:★★☆☆☆
「直訳すると、精子ってこと?」
ASAYANのスタジオでそう質問したナインティナインの矢部に対して、当時の最年少メンバー・福田明日香がするどい目つきで睨んでいました。

愛の種(モーニング娘。)
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『愛の種』は、「5日間で5万枚手売り」のノルマを達成し、モーニング娘。がメジャーデビューを勝ち取った記念碑的インディーズデビューシングル。歌詞の内容的には、これからアイドルとして羽ばたいていくモー娘。を花の種子に重ね合わせて歌う、清廉なポップソングとなっているのですが、「好きな空をめざしてるから」「扉をあけてとびこむとき」というフレーズなどは、矢部の言う通り、なんとなく「そっち」の意図を感じさせます。
(こじへい)