まずは、本編前にちょこっと”特撮映画”についておさらいしましょう!!
”特撮”するためのミニチュアセット
円谷プロ完全協力 特撮ジオラマ | プレミアムバンダイ | バンダイ公式通販サイト
特撮 - Wikipedia
特別展「館長庵野秀明 特撮博物館」
名古屋市科学館 | 科学館を利用する | 利用案内 | お知らせ| 「館長庵野秀明 特撮博物館」7万人達成!
特撮 - Wikipedia
トランスフォーマーの一場面
1990年代以降になると、コンピュータグラフィックス(CG)による、デジタル技術を活用したSFXが普及し始める。そのため、日本ではSFX主体の作品という意味ではなく、過去の特撮作品やその流れを汲む作品という意味で「特撮」が使われることが多くなった。前述のデジタル技術による撮影が十分に実用的・一般的になってきた2000年以降は、ミニチュア撮影や操演・着ぐるみによる撮影などのアナログ的な技術・作品という意味で「特撮」という言葉が使われるようにもなった。ただし、従来型の特撮を旧式な手法(または作品)として、否定的な意味で使われる場面も増えてきている
昭和の怪獣映画(ゴジラシリーズとガメラシリーズは除く) - Middle Edge(ミドルエッジ)
『ガメラシリーズ』(怪獣映画12作品)に登場する怪獣(1965年から2006年):バルゴン・ギャオス・ギロン・レギオン・イリスほか - Middle Edge(ミドルエッジ)
リアルすぎっ!「ゴジラVSモスラ」のモスラ成虫&モスラ幼虫をスペシャルカラーで立体化! - Middle Edge(ミドルエッジ)
そんな”特撮”技術を時代劇に!!
『大魔神』(だいまじん)は、1966年(昭和41年)に大映(現・KADOKAWA)が製作・公開した日本映画の特撮時代劇、またその劇中に登場する守護神の名称。
戦後に大映系で公開されたジュリアン・デュヴィヴィエ監督のチェコスロバキア映画「巨人ゴーレム」をヒントに、日本の民話や伝承そして埴輪の武人像を組み合わせて誕生した勧善懲悪物の特撮時代劇の主人公が阿羅羯磨(あらかつま)こと「大魔神」である。
風貌はいまいちだったが、ストーリーは現代でも充分に耐える『巨人ゴーレム』!!
「巨人ゴーレム」の一場面
ボヘミア(現チェコ)のプラーグ(プラハ)を舞台に、ユダヤ寺院で発見された巨人像が古えの呪文によって命を吹き返し、持主である古美術商の言うがままに働き、やがて人の心が芽生え、主人の娘にほのかな恋心を抱く様を描く。当然、その想いは拒まれ、それまで優しかった少女は彼に怯えるようにさえなる。人造人間は失望から狂乱し、ひたすら彼女を追い詰め、道を遮るものは片っ端から破壊して行く。折りしも、古城内のゲットーには虐げられたユダヤ人たちが幽閉されていた……。律法(ラビ)博士が巨人像を使い民族を解放するという伝説そのものからやや離れ、より映画的・非政治的な味つけによって、ユダヤの物語であるにも関わらず、丁度第一次大戦敗戦で欧州の中で孤立を深めていたドイツ観客に大いに支持された。
『大魔神』はあだ名で阿羅羯磨(あらかつま)が正式名称!!?
『大魔神』という名前のことですが、結論から先に言うと『大魔神』はあだ名で、阿羅羯磨(あらかつま)が正式名称だそうです。以前、横浜ベイスターズの佐々木主浩投手のあだ名が『大魔神』だったのと同じようなものだ。
要するに、あの魔神様の神様としての正式な名前が「アラカツマ(阿羅羯磨)」なのだ。
阿羅とは「阿羅漢」(尊敬を受ける人、仏の意)から来たものでしょうか。そして羯磨とは古代インドの投擲用武器を起源としたもので、三叉の独鈷を十字に組み合わせたものを言うそうだ。
又、羯磨とは「Karma(業)」を指すものでもあり、阿羅羯磨とは、さしずめ「業を背負った武神」といったところなのでしょうか!?。
察するに、昔々乱暴狼藉を繰り返していた武人が神の怒りに触れ、改心させるため、石に封印されていたのであるが、次第に人々の信仰対象になって行ったのでしょう。(あくまでも私の私見!!。何か須佐王尊にも通づるような・・・?)
『大魔神』は3作からなるシリーズ!!
『大魔神』、『大魔神怒る』(だいまじんいかる)、『大魔神逆襲』(だいまじんぎゃくしゅう)の3作からなるシリーズであり、3作とも1966年に大映京都撮影所で製作され、時代劇と特撮が巧みに融合された作品である。時代劇の本場であった大映京都撮影所で『座頭市シリーズ』や『眠狂四郎シリーズ』などに腕を振るった安田公義をはじめとする時代劇専門のベテラン監督の起用によって、時代劇としても重厚なリアリティを持たせている。
シリーズの各作品は独立したエピソードをもつが、舞台設定を日本の戦国時代におき、悪人が陰謀をたくらみ、民衆が虐げられると、穏やかな表情の石像だった大魔神が劇中で復活、 動き出し、クライマックスで破壊的な力を発揮して悪人を倒すという劇構造を同じくする。