「万博好きやん(scan)研究所」 フルコンプリート補完計画 その①

「万博好きやん(scan)研究所」 フルコンプリート補完計画 その①

大阪万博2025に向けて…大阪万博1970の熱狂が幼少期の興奮とともに脳裏に焼き付いている作家・木原浩勝氏。元スタジオジブリ制作、「空想科学読本」やJホラーブームのきっかけとなった「新耳袋」シリーズなど、多彩なバックボーンを持つ氏の、大阪万博2025実現に向けた渾身の提言コラム。今回は閑話休題、大阪万博1970のスタンプ「フルコンプリート」についてのお話です。


【フルコンプリート】「大阪万博1970」来場スタンプ全コレクション!

【大阪万博1970 来場スタンプ】フルコンプリート補完計画 その①

「こらこら!お前ら研究所は連載3回目と4回目の間に『フルコンプリート』って堂々とスタンプをリストアップしてなかったか!?しかもその①って何だよ!」

す、すみませんやってしまいました……。仰ることごもっともにございます。
この連載コラムの第一章は4月に書き上げた原稿でして、さらにコラムとしては逸脱の限りを尽くしまして一本を8回に分けての連載となったモノです。

もちろんそれとて〆切もあれば連載スタートタイミングがありますから、とりあえずパビリオン77スタンプその他15スタンプで一応会場内の“数は満たした”と判断してUPしたのです。

しかし開催期間までにかなりの時間と手間をかけ、さらにはスタンプの使用限界・ストック切れなどの場合の再発注……その際に変更は十分“あり得る”こととして考えていましたから、我々はその追及の手をゆるめてはいませんでした。

一方で、このコンプリート発表のおかげで「私のスタンプとは違う」という声と共に画像をお寄せいただきましたので(ほとんどは単なる色違いバージョン)、ここまできたら“補完計画”を発動させてみなさんと一つとなって“完全を目指したい”と思うに至りました。

さて、そのフルコンプリート補完計画の第1回は本当に追及してたのか?に応える意味を込めてご紹介したいと思います。

左右のスタンプをまず見比べてみて下さい。

三菱未来館

日立グループ

ペプシコーラ館

左がいわゆる先にご紹介したノーマルバージョンとも言うべきスタンプ(いわば後期)で、右が開催直後に変更されて姿を消した初期バージョンスタンプです。

変更理由がおわかりいただけるでしょうか?

そう!おそらくカンパニーロゴ(会社のマーク)があまりにも大きかったからではないか…。
おそらくスタンプの中に使用されるべきマークは桜をイメージした大阪万博博覧会EXPO70のシンボルマークだけだった……など。

と思いたいのですが、サントリーのスタンプを見ると初期のスタンプには無いマークが入ったりします。イメージマークならいいのか?

サントリー館

と思いたくもなります。
ところが既にご紹介した古河パビリオンやワコール・リッカーミシン館のスタンプには、ずっとマーク(カンパニーロゴ?)が入りっぱなしなので謎はより深まる一方といえるでしょう。

そして会場外万博スタンプをご紹介しておきます。

70年万博のスタンプの全てはシヤチハタ株式会社が納品していました。
おそらくそのシヤチハタ株式会社が来社用スタンプとして作成した……などと言われるも詳細不明なのがこちらの2種です。

子供のキャラが押しているスタンプマークがエキスポ70のマークなわけですね。


最後にお詫びを……4種類抜け落ちてました。重ねてお詫び申し上げます。

タンザニア館と入場記念スタンプ3種です。
ただし、横長の入場記念スタンプは三菱、日立、ペプシ館と同じ頃……つまり初期の初期に姿を消したものと思われます。おそらく「入場記念!」ってワリには印象(文字通り)が弱かったのだと思われます。

この入場記念スタンプだけで計6種類も作ったりするから話がややこしくなるのだ!と文句のひとつも言いたくなりませんか?

さて、フルコンプリート補完計画の次回はカンパニーロゴとは無関係の“変更スタンプ”をご紹介したいと思います。

「えっー!?まだあるのかよ!?」
あったんですわ、これが!

ですが、今のところ次回までです……

とりあえず発見できたのは……。

タンザニア館

万博入場記念

万博入場記念

万博入場記念

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