『少女A』の影響を受けて発表された楽曲は、『熟女B』だけではありません。A⇒Bと来たら、次はC!…ということで『教師C』という楽曲が1986年にリリースされています。
発表したのは『いんぐりもんぐり』なる、当時横浜の高校生だった6人で結成されたロックバンド。漫画『ドラゴンボール』におけるブルマのセリフ「いんぐりもんぐりされるのかと思っちゃった」から引用して名付けられた同グループは、80年代後半に、オールナイトニッポン土曜2部のパーソナリティを務めたり、アニメ『おぼっちゃまくん』の主題歌を歌ったりと、けっこうな人気を誇っていました。
いんぐりもんぐりのテレビ出演風景
いんぐりもんぐり 大嫌いっ! - YouTube
では、彼らが歌う『教師C』とは、どんな曲なのでしょうか?以下に一番の歌詞を記載したので、ご覧ください。
『熟女B』には、まだ、『少女A』を真似ていると思しき部分があったものの、『教師C』になると原型はゼロ。歌詞を見てわかる通り、単なるコミックソングとなっています。
しかし、おちゃらけた詞の内容とは裏腹に、曲調は80年代歌謡ロックテイスト全開のカッコいい仕上がり。詞とのギャップでクセになるスルメ曲といえるでしょう。
いんぐりもんぐり『教師C』(1986年)
以上のように、なんとも個性的な『少女A』インスパイア楽曲たち。今回紹介したのは『熟女B』『教師C』の2曲だけでしたが、もしかしたら、D、E、F…と、筆者の知らないところで、このイニシャル楽曲のタスキが受け継がれているかも知れません。もし、何かご存知の方がいらっしゃいましたら、情報お待ちしております。
(こじへい)