家庭用ゲーム黎明期は「ツマミ」!
それも初めは左右に、やがて上下左右にと進化していきました。
さあ、では往年の家庭用ゲーム機の「コントローラー」を見ていきましょう。
皆さんはどのコントローラーが一番使いやすかったですか?
カラーテレビゲーム15
ツマミで十分、だってツマミを使う動作しかないんだから!
1977年に任天堂が発売した「カラーテレビ15」。
筆者が最初にテレビゲーム機に触れたのはこれでした^^
これはもう、使いやすいも何もツマミを回すだけでしたよね。

カラーテレビゲーム15

カラーテレビゲーム15のゲーム画面
ファミコンの前身機!?カラーテレビゲーム15 - Middle Edge(ミドルエッジ)
カセットビジョンシリーズ
ファミコン前に一世風靡したカセットビジョン、ファミコンと同時期に「5,000円」という破格の値段設定で対抗したカセットビジョンJr.。
カセットビジョンとカセットビジョンJr.は本体一体型でしたが、スーパーカセットビジョンでは左右のボタンとセンターにツマミを配置したコントローラーとなりました。
ちなみにスーパーカセットビジョンは、ファミコンやセガに後れること1年でリリースされたマシン。
カセットビジョンシリーズはエポック社のゲーム機でしたが、スーパーカセットビジョンはNECがハードウェア開発を担当しエポック社と共同開発を行ったマシンでした。
ファミコンの牙城を崩すことはありませんでしたが、この後にNECがPCエンジンを投入したことを思うと、ゲーム機の闘いの歴史に胸が熱くなります。

カセットビジョン
カセットビジョンJr.は操作しにくい先入観でしたが、意外にカセットビジョンよりも操作しやすかった記憶がありますね。

カセットビジョンJr.
【カセットビジョン】ファミコン以前のテレビゲームと言えばカセットビジョンでしたね! - Middle Edge(ミドルエッジ)
友人の家で遊ばせてもらった記憶ですが、当時はすでにファミコンを持っていたためにあまり使いやすく感じられませんでした。

スーパーカセットビジョン
83年にファミコンが発売されました。僕は買えなくてスーパーカセットビジョンでした。あなたはファミコンでしたか?スーパーカセットビジョンでしたか? - Middle Edge(ミドルエッジ)
SG-1000
セガと任天堂の因縁はここから始まった!?
ファミコンと同日に登場したセガのゲームマシン「SG-1000」。
我が家にファミコンが来るまでの数か月、友人の家で熱中したのはこのマシンでした。
これもやはりツマミのタイプとなっており、長いスティックをグリグリっと回してゲームに熱中したものです。

SG-1000
セガ・エンタープライゼスの8bitゲーム機戦争!1983年7月15日、奇しくもファミコンと同日発売されたSG-1000に始まったセガの戦い!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
ファミコン(ファミリーコンピュータ)
日本ゲーム史に燦然と輝く金字塔、ファミリーコンピュータ。
十字キーにABボタン、ⅠコンとⅡコン。どれをとっても最高に素晴らしいクオリティーだったように思います。

ファミコン(ファミリーコンピュータ)
みんなが覚えているファミコンの2コンマイク、どのゲームでどんなときに活躍した? - Middle Edge(ミドルエッジ)
十字キーは任天堂の特許
ゲームウォッチ版のドンキーコングはマルチスクリーンと十字ボタンに興奮! - Middle Edge(ミドルエッジ)
SG-1000Ⅱ、セガ・マークⅢ、マスターシステム

SG-1000Ⅱ、セガ・マークⅢのコントローラー

マスターシステム
任天堂最大のライバル!セガのハード機と代表作を振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
PCエンジン
ファミコン一強時代から、次代の扉を開けることとなったマシン「PCエンジン」。
後のCD-ROMなどは、全ゲーマーにとって羨望の的だったのではないでしょうか。
ゲーム機の戦いが8ビットから16ビットになっても、拡張設計思想で戦い続けたマシンでもありました。
こちらのコントローラーもやはり、ファミコン準拠というべき仕様でしたね。

PCエンジン
【PCエンジン】ハドソンとNECが任天堂ファミコンの牙城に挑んだ意欲的なゲームマシン!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
メガドライブ
「時代が求めた16ビット」「VISUAL SHOCK! SPEED SHOCK! SOUND SHOCK!」など、次代の幕開けを強烈にアピールしたメガドライブ。
初期型のコントローラーは方向ボタン・スタートボタン・トリガーボタン(A・B・Cの3ボタン)が配置され、デザインは流線形で握りやすいコントローラーでした。

メガドライブ
【メガドライブ】ファミコンの後継ポジションを狙った熾烈なゲーム機戦争、セガは16BITメガドライブを引っ提げてファミコンやPCエンジンに戦いを挑みました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
スーパーファミコン
PCエンジンから3年、メガドライブから2年。1990年、満を持してスーパーファミコンが登場。
私はスーパーファミコンを予約して購入しました。
4色のボタンに上部のLR、正直はじめは慣れませんでした~。

スーパーファミコン
スーファミが我が家にあることが喜びだった! - Middle Edge(ミドルエッジ)
NEOGEO
アーケードゲーマーが熱い視線を送ったゲーム機といえばNEOGEO。
後には通常のコントローラータイプを採用しましたが、初期のこのゲーセンそのままのスタイルがとても印象的でしたよね。
まあ、高嶺の花でしたけど。。。

NEOGEO
いざ尋常に、勝負!!「サムライスピリッツ」の、萌えた!!女性キャラクター「ナコルル」!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
FM TOWNS マーティー
これはゲーム機にいれてよいものか…といいつつ、当時のパソコン最高峰だったFM TOWNSのゲームが遊べるってなもんで、注目はそれなりに高かった記憶があります。
如何せん価格が高かった。。。
シンプルなコントローラーですね。

FM TOWNS マーティー
空振りに終わった「FM TOWNS マーティー」はFM TOWNS向けパソコンゲームソフトを楽しめた!でも10万円は高かった・・・ - Middle Edge(ミドルエッジ)
続いて本格的な32ビット戦争の幕開けとなった1994年にリリースされたハイスペックなゲーム達を一挙に見ていきましょう。
セガサターン
XYZABCの6ボタン+スタート1ボタン+LRのコントロールパッド。
実はセガサターンで遊んだことなかったのですが、バーチャファイターを楽しむにはこれだけのボタンが必要だったのですね^^

セガサターン
家庭用3D格闘ゲームの先駆者 セガサターン版「バーチャファイター」の功績に迫る! - Middle Edge(ミドルエッジ)
Play Station
個人的にはバイブレーション機能のついたコントローラーを使っていて、これでバイオハザードやったときの恐怖感と言ったらなかったです。
前面のボタン4つに加えて上部にもボタン4つ!
ついつい白熱するゲームに、下部が握りやすいのが良かったです。

Play Station
PSで最も衝撃的だったゲームは、バイオハザードだった - Middle Edge(ミドルエッジ)
PC-FX
PCエンジンでゲーム機戦争を戦い抜いたNEC&ハドソンの次世代ゲーム機。
当時のパソコンの覇者、NEC98との連携マシンでしたね。
ただ、ほとんど憶えていません…
結果としてはFM TOWNS マーティー同様、パソコンとの互換性意識で開発されたマシンはなかなか覇権には届きませんでしたね。
コントローラーは前面にボタンが6つ。

PC-FX
いっぱい出てた!90年代の据え置きゲーム機を比較! - Middle Edge(ミドルエッジ)
3DO REAL
32ビット戦争ではセガやソニーよりも先に名乗りを上げた3DO REAL。
よく家電屋さんで見かけた気がします、筐体に高級感ありましたね。
ボタンは前面に3つ。

3DO REAL
失敗に終わった32bitゲーム機の先駆け「3DO REAL」はラブホテルで人気だった!? - Middle Edge(ミドルエッジ)
この後にはNINTENDO64、ドリームキャストなどの64ビット戦争に突入していきます。
ただコントローラーの歴史でみれば、80年代当初のツマミ⇒スティックタイプからの十字キー&ボタンタイプへの進化。
さらにはボタンがどんどん増えていく過程が、もっとも多くの人がリアルタイムに体感した流れだったかもしれませんね。