ウィリアム・ホールデン(William Holden)
早川雪洲(Sessue Hayakawa)
1958年の映画『十戒』はキリスト教徒には定番中の定番!!
『十戒』(じっかい、The Ten Commandments)
タイトルにもなった「十戒」とは人類が神と交わした十の掟。これは、何とキリスト教、ユダヤ教、イスラム教にまで影響を及ぼしている。 ヒトが人として生きる基盤で3,000年前の掟にも関わらず、労働の行き過ぎ、偶像崇拝を否定している。
1 我は汝の神ヤーウェ、汝をエジプトより導いたもの、私の外、何ものも神するなかれ
2 汝、自らのために偶像を造って拝み仕えるなかれ
3 神ヤーウェの名をみだりに唱えるなかれ
4 安息日をおぼえて、これを聖くせよ
5 汝の父と母を敬え
6 汝、殺すなかれ
7 汝、姦淫するなかれ
8 汝、盗むなかれ。
9 汝、隣人に対して、偽りの証をするなかれ
10 汝、隣人の家に欲を出すなかれ
物語としては、エジプトの第19王朝ラムセス1世の時代にイスラエル民族に過酷な労働をさせ苦しめていた。そのイスラエル 民族の間に解放者が生まれるとの噂を聞き、新しく生まれた男子をすべて殺させた。
しかし、ヨシャベル(マーサ・スコット)の子は娘ミリアム(オリーヴ・デアリング)の予言を信じて、新しく生まれた男子をナイル河に流す。ちょうどその頃、ナイル河に水遊びに来ていた王女べシア(ニナ・フォック)のもとに、その男子は流れついた。子供のないビシアは侍女の メムネット(ジュディス・アンダーソン)に口止めをすると、自分の子供として育てることにし、その子を“水から引き出した”ゆえに モーゼ(チャールトン・ヘストン)と名づけた。
モーゼが青年になり若い王と呼ばれていたころ、ラムセス1世が死んで新しい王セティ(セドリック・ハードウィック)の時代に入って いた。モーゼはエチオピアを征服し凱旋する。しかし、これを快く思っていない者がいた。セティ の息子、ラムセス2世(ユル・ブリンナー)である。次のエジプト王はモーゼといわれていたが、 ラメシス2世はこれを阻止すべく、モーゼ出生の秘密をしりある計画を企てた...。
と、まあ全部記述しようとすると膨大な量のテキストになりそうなのでここらへんで止めときます。
『十戒』出演陣の横顔紹介
チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)
ユル・ブリンナー(Yul Brynner)
アン・バクスター(Anne Baxter)
1959年の映画『ベン・ハー』もキリスト教徒には定番中の定番で主演も『十戒』のチャールトン・ヘストンだった!!
『ベン・ハー』(Ben-Hur)
映画の物語としては、紀元26年、ローマ帝国支配時代のユダヤにローマから一人の司令官が派遣される。彼の名前はメッサーラ(スティーヴン・ボイド)。メッサーラは任地のエルサレムで幼馴染のベン・ハー(チャールトン・ヘストン)との再会を喜び合う。ベン・ハーは貴族の子でユダヤ人とローマ人ながら2人は強い友情で結ばれていた。
しかし、2人の立場はエルサレムでは支配者と被支配者。そのことが2人の友情に亀裂を生むことになる。その折も折、新総督が赴任してきたときおこなわれたパレードでベンの妹(キャシー・オドネル)が屋上で見物していたが、寄りかかった石製の手すりが崩れて瓦が落下して危うく総督にぶつかりそうになるという事件が起きたことで、ベン・ハーはメッサーラに総督暗殺未遂の濡れ衣をきせられ、家族離散、自身は当時奴隷以下の扱いの罪人にされるという憂き目にあう。護送中、苦しむ彼に一杯の水をくれた男がいた。その男こそがイエス・キリストであるということをベン・ハーはまだ知らなかった。その水を飲むとなぜかベンは体力を取り戻し、再び生きる気力を取り戻したのであった。罪人であるベンを介抱しようとするキリストをローマ軍の兵士は殴ろうとするが不思議な雰囲気に圧倒されてとりやめる。この段階で物語はベンが大きな力によって加護されていることを示唆する。
罪人としてガレー船のこぎ手(番号で呼ばれ、船が沈没すれば捨てられる捨て駒である)とされたベン・ハーは海戦において司令官アリウス(ジャック・ホーキンス)の命を救うという大殊勲をあげ、彼を見込こんだアリウスは養子にとりたてる。のちにベンは戦車競走の新鋭としても注目されることになる。ユダヤへ戻って家族を探していたベン・ハーは母(マーサ・スコット)と妹が死んだという報に涙し、メッサーラへの復讐の鬼と化したのであった。
やがてエルサレムでの戦車競走で不敗のメッサーラに挑むことになるベン・ハー。激闘の末、ライバルのメッサーラを倒したベン・ハーは、瀕死のメッサーラから母と妹がハンセン病に感染して隔離場所にいることを知らされる。当時はハンセン病の効果的な治療法がなかったので、]ベンは偉大な霊力を持つと人々の間で信じられていたイエス・キリストのもとに二人を連れて行きその御力に縋った。すると奇跡が起こり二人は完治した。三人はキリストに感謝し物語りは幕を閉じる。
『ベン・ハー』出演陣の横顔紹介
チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)
スティーヴン・ボイド(Stephen Boyd)
出演陣や製作スタッフの超~豪華さにぶっ飛んだ映画「西部開拓史(How the West Was Won)」は私の映画概念を完全崩壊させた - Middle Edge(ミドルエッジ)