伝説のバラエティ番組『夢で逢えたら』
1988年10月から1991年11月までフジテレビ系で放送され、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子、清水ミチコが人気スターとなった伝説の番組『夢で逢えたら』。
当初は深夜2時台の関東ローカルの深夜番組だったが、若者からの圧倒的な支持を受けて1989年4月に土曜深夜23時半からの全国放送に昇格。
最高平均視聴率は20.4%!
月9ドラマに迫る視聴率を叩きだした。
今では実現不可能?超豪華メンバーが出演した『夢で逢えたら』
おオシャレ感が半端ない!『夢で逢えたら』歴代オープニング映像
金曜2時枠で放送していた頃は、清水ミチコのピアノ伴奏に合わせメンバー全員で松任谷由実の歌や番組オリジナルテーマ曲『夢で逢えたら』(作詞・星野淳一郎/作曲・重村正道)を歌うだけの質素なオープニングであったが、全国放送になった土曜23時半からの枠に移ってからのオープニングはとにかく凝っていた…。
サザン・ユニコーン・リンドバーグといった主題歌のチョイスと、番組タイトルの副題「A SWEET NIGHTMARE」(甘い悪夢?)に相応しい雰囲気の映像クオリティが抜群!
メンバーの衣装デザインやセットに登場する小物までオシャレ。
メンバー紹介に主題歌を歌うバンドの演奏シーンを組み込んだり、海外ロケを敢行したり、バラエティ番組なのにトレンディドラマ以上にセンス溢れるオープニング映像であった。
オープニング映像の段階でテンションはMAX!
ウキウキ状態で本編の極上コントに没入できたのである。
そんな『夢で逢えたら』歴代オープニング映像を振り返ってみよう。
『夢で逢えたら』初代オープニング曲『女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)』サザンオールスターズ
放送期間:1989年4月22日~1989年9月30日
土曜時代の初代オープニング曲はサザンオールスターズの『女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)』。
AV(アダルトビデオ)を鑑賞し妄想に浸る男性を描いた歌詞のこの曲を主題歌に起用するあたりが深夜テレビっぽい遊び心。
この曲のPV映像をモチーフに『夢で逢えたら』のオープニング映像も作られており、桑田佳祐役を内村光良が演じている。
女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)/ サザンオールスターズ
『夢で逢えたら』2代目オープニング曲『フリフリ'65』サザンオールスターズ
放送期間:1989年10月7日~1990年3月24日
前作同様に主題歌はサザンオールスターズ。
軽快なロック・ナンバーの『フリフリ'65』が起用された。
PV映像を流用した前作と異なり、本作以降は完全に番組オリジナルの映像となった。
フリフリ'65 / サザンオールスターズ
『夢で逢えたら』3代目オープニング曲『働く男』ユニコーン
放送期間:1990年3月31日~1990年10月20日
2代続いたサザンオールスターズに代わって、前年に初の日本武道館でのライブを実現させ勢いに乗っていた若手バンド、ユニコーンの『働く男』が主題歌に抜擢された。
バブル景気と高視聴率を背景にバラエティ番組としては異例の海外ロケを敢行。
働く男 / ユニコーン
『夢で逢えたら』4代目オープニング曲『スターな男』ユニコーン
放送期間:1990年10月27日~1991年3月23日
前作に続いて主題歌はユニコーンの『スターな男』が起用され、香港での海外ロケを行なった。
オープニング内で完結するストーリー仕立て。