セパルトゥラとは。
明確なジャンル分けのできないバンド。
Wikipedia上では、「ヘヴィメタル・バンド」になっていますが、その下に書いているように、バンド名は、ポルトガル語で「お墓」を意味するという、完全にデスメタルを意識しているように思います。
しかも、最初はスレイヤーなどの模倣をしていたということは、スラッシュメタルの要素も含んでいるのでしょう。
この、いくつものジャンルにまたがる、独自の音楽性を築いたところに、セパルトゥラの魅力があります。
ちょっと元気がないなあ、という時にセパルトゥラを聴くと、元気になれますよ。
SEPULTURA - この曲を聴け!
空耳アワーでも大活躍。
衝撃的な空耳「おしっこは 前もってすませ!」
本当にうまく映像を作りますねー。
まさにセパルトゥラが説教をするかのように歌っている(ってか叫んでいる?)様子がよく表現されており、何度見ても笑いがこみ上げてきます。
実際の曲はこちら。
どういうふうに歌っているのか、ライヴ映像を探してみました。
すごい大観衆ですね。
演奏の姿を見るとヘヴィーメタルですが、どうしてあのようなつぶした声が出るのか不思議です。
映像を見るだけで、もう私も踊りだしてしまいそうです。
アリ 食べちゃ ダメ!!
これも聴いているうちに興奮の渦に巻き込まれますね。
「アリ 食べちゃ ダメ!!」というふうに聞こえますが、この曲調だと「アリなんて食べるんじゃねえこの野郎!」って感じなのですが、諭すように「食べちゃダメ!!」という言葉が、ジワジワときますね。
原詞 では、「I DID NOTHING SAW NOTHING」らしいのですが、そうは聞こえませんね。
まさに絶叫がなせるワザですね。
井上!がんばれ!
曲名「カットスロート」は、「人殺し」という意味のようです。
やっぱりデスメタルらしいですね。
しかしこのタイトルで、「井上!がんばれ!」と絶叫応援されるところがたまりません。
さあ 入れろ! 水煮 うめぇ もう一度! 好きだ
曲の出だしはスラッシュメタルっぽいですね。
スレイヤーを思い出させます。
セパルトゥラの特徴として、言葉を区切って言うところがあると思います。
これは長い空耳ですね。
何回見ても噴き出す空耳です。
ブラジルのミュージシャンとしては、有名な人ではセルジオ・メンデスや、日本人でありながらボサノヴァを歌う小野リサさんなど、個性的なミュージシャンが多いですが、ブラジルでメタルといえば、間違いなくセパルトゥラだと思います。
曲名などを見ると、スレイヤーのようにメッセージ性がありそうですが、歌詞の意味もわからない状態で、純粋に音楽として聴くと、セパルトゥラの楽曲は、なんか聴いているうちに血が煮えたぎるというか、パワーが湧いてきます。
【インタビュー】セパルトゥラ「いつでも新しいセパルトゥラを作り続けている」 | Sepultura | BARKS音楽ニュース
昨年(2016年)のリオデジャネイロパラリンピックの閉会式で演奏したそうです。
これからも、ブラジルを代表するミュージシャンとしての活躍を期待します。