<キャスト&スタッフ>
車寅次郎…渥美清
諏訪さくら…倍賞千恵子
りん子…竹下景子
車竜造(おいちゃん)…下條正巳
車つね(おばちゃん)…三崎千恵子
諏訪博…前田吟
桂梅太郎(社長)…太宰久雄
源公…佐藤蛾次郎
諏訪満男…吉岡秀隆
あけみ…美保純
アパートの大家…笹野高史
御前様…笠智衆
悦子…淡路恵子
上野順吉…三船敏郎
監督…山田洋次
脚本…山田洋次、朝間義隆
プロデューサー…島津清、深澤宏
音楽…山本直純
日本を代表する名優、三船敏郎の出演が話題に!
なんといってもこの映画の見どころは日本映画界を代表する三船敏郎の出演だ。三船敏郎の世界的評価は、黒沢明監督同様、凄まじいものがある。世界中の監督、俳優、映画関係者がリスペクトしているのだ。日本の映画関係者はヨーロッパでの評価が高い傾向にあるが、黒沢、三船コンビはヨーロッパはもちろん、映画大国であるアメリカ、ハリウッドでの評価もすごぶる高いのだ。
世界の映画祭での活躍を確認。。。
◆ヴェネツィア、ベルリン、カンヌ
1951年『羅生門』 (黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞
1952年『西鶴一代女』(溝口健二)ヴェネツィア国際映画祭国際賞受賞
1954年『七人の侍』(黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞
1955年『生きものの記録』(黒澤明)カンヌ国際映画祭コンペティション(パルム・ドールノミネート)
1957年『蜘蛛巣城』(黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭コンペティション(金獅子賞ノミネート)
1958年『隠し砦の三悪人』(黒澤明)ベルリン国際映画祭監督賞受賞・国際批評家連盟賞受賞
1958年『無法松の一生』(稲垣浩)ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞
1960年『悪い奴ほどよく眠る』(黒澤明)ベルリン国際映画祭コンペティション(金熊賞ノミネート)
1961年『用心棒』(黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭主演男優賞受賞
1963年『天国と地獄』(黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭コンペティション(金獅子賞ノミネート)
1965年『赤ひげ』(黒澤明)ヴェネツィア国際映画祭主演男優賞受賞・サン・ジョルジオ賞受賞・イタリア産業賞受賞・国際カトリック事務局賞受賞
1989年『千利休・本覚坊遺文』(熊井啓)ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞
1994年『ピクチャーブライド』(カヨ・マタノ・ハッタ)カンヌ国際映画祭コンペティション(パルム・ドールノミネート)
◆英国アカデミー賞、米国アカデミー賞
1951年『羅生門』(黒澤明)米国アカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞・美術賞ノミネート
1954年『七人の侍』(黒澤明)英国アカデミー賞主演男優賞ノミネート、米国アカデミー賞美術賞ノミネート・衣装デザイン賞ノミネート
1954年『宮本武蔵』(稲垣浩)米国アカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞
1961年『用心棒』(黒澤明)米国アカデミー賞作曲賞ノミネート・衣装デザイン賞ノミネート
1961年『価値ある男』(イスマエル・ロドリゲス)米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
1967年『グラン・プリ』(ジョン・フランケンハイマー)米国アカデミー賞編集賞受賞・音響賞受賞・音響効果編集賞受賞
マドンナ役には、とにかく可愛い竹下恵子が!
竹下景子は、「男はつらいよ」シリーズ3作でマドンナ役を務めた。本作「男はつらいよ 知床慕情」当時は34歳。知性的な美しさが際立っている。ショートカットがよく似合う。
ほかに、1983年の第32作目「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」、1989年の第41作目「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」に出演している。
「クイズダービー」では「三択の女王」と呼ばれ、知性も光っていた